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一城みゆ希

一城 みゆ希(いちじょう みゆき、1949年8月23日[5][1] - )は、日本声優女優ぷろだくしょんバオバブ所属[4]岩手県水沢市(現・奥州市)出身[2]。 本名:千枝 浩子[6][1] 、旧芸名一条 みゆ希[1]

いちじょう みゆき
一城 みゆ希
プロフィール
本名 千枝 浩子
(ちえだ ひろこ)[1]
性別 女性
出身地 日本岩手県水沢市(現・奥州市[2]
生年月日 (1949-08-23) 1949年8月23日(73歳)
身長 163 cm[3]
職業 声優女優
事務所 ぷろだくしょんバオバブ[4]
公式サイト 一城 みゆ希|ぷろだくしょんバオバブ
活動
活動期間 1969年 -
声優:(テンプレート) | プロジェクト | (カテゴリ)

来歴

岩手県水沢市(現・奥州市)に生まれ、小学校3年生まで過ごす[2]。その後は東京都で生活するが、夏休み冬休みは水沢で過ごしていた[2]

1968年にクラウンレコードから南田聖子名義でシングル・レコードを出す[7]ものの売れず。1969年に、NHKが1970年から放送を予定していた新しい音楽番組『ステージ101』のオーディションに合格して、出演グループとなるヤング101[8]のメンバーとなる[2]中村八大(作曲)、和田昭治(コーラス)、中川久美(ダンス)、早野寿郎(芝居)、永六輔(トーク)、中島弘子(衣装)、大関早苗(美容)らを先生として、1年間練習の日々を過ごす[2]

1970年1月10日にNHK総合テレビジョンで『ステージ101』の放送が開始され、一城はヤング101のメンバーとして第一回からレギュラー出演する。番組ではワンマンショーの他、踊りやトーク、コントのコーナーへの出演も多く、次回予告も担当した[2]。番組の生みの親であり演出を担当していたNHKディレクターの末盛憲彦が1972年3月末に異動となったことに納得がいかず、ヤング101のメンバー数人とNHK会長に直訴したが受け入れられず、同年9月24日に自身も番組降板となる[2]

降板前に『おかあさんといっしょ』のうたのおねえさん役のオファーを受けていたことから、幼児向けの教育番組に出演。番組では山田康雄大塚周夫小原乃梨子といった声優と出会い、声優の仕事にあこがれを抱くようになる[2]。しかし、当時所属していた事務所は声の仕事ではなくの仕事を中心に考えており、声優業を行うことはなかった[2]

転機は一城が結婚することで訪れる。所属事務所が結婚後も所属することを了承しなかったため、『おかあさんといっしょ』プロデューサーの薦めでテアトル・エコーに移籍[2]。NHKで放映されたテレビドラマ『アトランティスから来た男』の吹き替えが声優デビュー作であった[2]。続いて映画『オー!ゴッド』のテレビ版吹き替えに起用されるが、自分の不出来のために演出の伊達康将がプロデューサーに怒られ、さらには伊達から「君にはがっかりしたよ」と言われたことで奮起。伊達に褒めてもらうことを目標とし、声優の仕事を本格的にこなすためぷろだくしょんバオバブに移籍した[2]

2005年には、阿部直美監修で乳幼児教育研究所からCD『一城みゆ希が歌うトア手つなぎドーナツ』を発売した[9]。このCDに関連して毎年夏には歌や手遊びの講師として全国を回っている[9]

2007年には、日本俳優連合の理事職を務めている[9]

1972年に『ステージ101』を降板してから2023年現在に至るまで50年以上に渡って、DJ[注釈 1]、声優業の他、自身が作詞作曲した童謡を収録したCDの発表、歌唱指導、ダンス講師、朗読など、幅広く活躍している[注釈 2][10]

人物

資格日本舞踊「葵流名取」[4]。特技はジャズダンスタップダンス歌唱。趣味は美術館鑑賞[4]

方言東北弁岩手県[4]

ザ・シンプソンズ』のマージ・シンプソン役を担当しているが、『ザ・シンプソンズ MOVIE』では和田アキ子が同役を担当することになった。この声優変更に関して自身のブログで苦しい胸の内を明かした[11]

藤村歩は尊敬する声優の一人として一城の名前を挙げており、藤村からは「若々しくて、いつも輝いている太陽みたいな方」と称されている[12]

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1977年
1979年
1980年
1982年
1983年
1988年
1989年
1990年
1991年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2020年
2022年

劇場アニメ

OVA

Webアニメ

ゲーム

ドラマCD

BLCD

  • 神官は王に愛される(女官、ナレーション)

吹き替え

担当女優

アン=マーグレット
キャシー・ベイツ
ゴールディ・ホーン
ジュディ・デイヴィス
スーザン・サランドン
パトリシア・クラークソン
パム・グリア

映画(吹き替え)

ドラマ

アニメ

人形劇

ラジオ

音楽CD

テレビドラマ

テレビ番組

人形劇

映画

シングル・レコード

レコード会社
規格品番
発売日
名義 曲名 作詞 作曲 編曲
クラウン
CW-814
'68年5月
南田聖子 A 私を抱きしめて 水沢圭吾 宮城淳 小杉仁三
B 涙の街東京 水沢圭吾 宮城淳 小杉仁三
東芝
TS-1467
'79年
一城みゆ希
フィーリング・フリー
諏訪マリー
A フラワー・エンジェル
B 諏訪マリー「海へ行った木馬」

その他コンテンツ

脚注

[脚注の使い方]

シリーズ一覧

  1. ^ 第1シリーズ(2008年)、第2シリーズ『〜いたずらエイリアンの大冒険〜』(2009年)
  2. ^ 第1作『ONE 〜小林オペラと5枚の絵画〜』(2012年8月25日)、第2作『TWO 〜小林オペラと虚空の大鴉〜』(2012年12月31日)
  3. ^ 第2期『ご注文はうさぎですか??』(2015年)、第3期『ご注文はうさぎですか? BLOOM』(2020年)
  4. ^ 第一期(2018年)、第二期(2018年)
  5. ^ 0話(2018年)、テレビシリーズ(2019年)

出典

  1. ^ a b c d “一城みゆ希(いちじょうみゆき)の解説”. goo人名事典. 2020年1月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m “”. 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン. 2021年1月23日閲覧。
  3. ^ “一城 みゆ希”. 日本タレント名鑑. 2020年1月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e “一城 みゆ希”. ぷろだくしょんバオバブ. 2020年1月17日閲覧。
  5. ^ 『'75 日本タレント名鑑』1975年9月1日発行、VIPタイムス社。169頁。
  6. ^ 『'75 日本タレント名鑑』1975年9月1日発行、VIPタイムス社。169頁。
  7. ^ “Discogs”. 2023年3月4日閲覧。
  8. ^ CD『GOLDEN☆BEST / ステージ101 ヤング青春の日々』(Sony Music House MHCL240-1)ライナーノーツ。
  9. ^ a b c 山懸美幸. “一城みゆ希―声の力で人を元気にしたい。”. (月刊『潮』) (潮出版社) (2007年8月号). 
  10. ^ “NHKアーカイブス”. 2023年3月4日閲覧。
  11. ^ 一城みゆ希 (2007年9月11日). “有り難うございます/”. あなたの一城みゆ希. NTTレゾナント. 2014年1月30日閲覧。
  12. ^ “”. 賢プロダクション. 2009年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月4日閲覧。
  13. ^ “機動戦艦ナデシコ : 作品情報”. アニメハック. 2020年12月5日閲覧。
  14. ^ “はじめ人間ゴン”. スタジオぴえろ 公式サイト. ぴえろ. 2023年4月19日閲覧。
  15. ^ “ジョディ・スターリング|キャラクター”. 名探偵コナン. 読売テレビ. 2023年2月7日閲覧。
  16. ^ “”. メディア芸術データベース. 2017年2月12日閲覧。
  17. ^ “第13話までにご出演のゲストキャスト発表!”. 『スペース☆ダンディ』公式サイト. 2013年12月27日閲覧。
  18. ^ “来週の「サザエさん」は1時間スペシャル、諸星すみれ・櫻井孝宏・桑島法子が初出演”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年3月13日). https://natalie.mu/comic/news/469289 2022年3月13日閲覧。 
  19. ^ “キャラクター”. おしりたんてい アニメ公式ホームページ. 2022年8月20日閲覧。
  20. ^ “”. 金曜ロードSHOW!. 2016年6月9日閲覧。
  21. ^ “”. 金曜ロードSHOW!. 2016年6月5日閲覧。
  22. ^ “The Princess of the Desert Kingdom (OAV)” (英語). Anime News Network. 2023年4月2日閲覧。
  23. ^ “WORLD”. 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式サイト. 2015年7月5日閲覧。
  24. ^ “「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に市ノ瀬加那&Lynn、本編予告や前日譚の場面カットも”. コミックナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/comic/news/485515 2022年7月14日閲覧。 
  25. ^ “ダウントン・アビー(2019)”. ふきカエル大作戦!! (2020年1月10日). 2022年10月2日閲覧。
  26. ^ “ダウントン・アビー/新たなる時代へ  -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2022年9月30日). 2022年10月2日閲覧。
  27. ^ “ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密”. VAP. 2020年5月27日閲覧。
  28. ^ “バビロン”. パラマウント. 2023年4月7日閲覧。
  29. ^ “ワンダーウーマン 1984”. ふきカエル大作戦!! (2020年12月8日). 2020年12月8日閲覧。
  30. ^ “1/11放送!フランスのアニメ「ノーノーのミニミニ大冒険」”. NHK. 2021年1月12日閲覧。
  31. ^ “神奈川トヨタ自動車(株)『モビリティライフの創造 : 神奈川トヨタ50年の軌跡』(1998.02)” (2020年12月8日). 2021年9月28日閲覧。
  32. ^ NHK みんなのうた - ヘンなABC - 一城みゆ希 東京放送児童合唱団2015年8月8日閲覧
  33. ^ NHK みんなのうた - 教室大笑い - 一城みゆ希 杉並児童合唱団2015年8月8日閲覧

注釈

  1. ^ 2009年まで35年間に渡って、TBSラジオ『トヨタ・ミュージック・ネットワーク』の担当を続けた。
  2. ^ NHKホールで収録され1993年8月14日に放映されたNHKの『第25回思い出のメロディー』で、ヤング101の元メンバー16名と共に「涙をこえて」を披露。2002年8月10日に大宮ソニックシティから生中継された『第34回思い出のメロディー』で、元メンバー25名と共に「怪獣のバラード」と「涙をこえて」を披露。「怪獣のバラード」は「怪獣のバラード 2002」としてCD『GOLDEN☆BEST / ステージ101 ヤング青春の日々』(Sony Music House MHCL240-1)に収録された。2003年10月21日夜、22日昼、夜の計3回にわたってBunkamuraシアターコクーンにて開かれたヤング101復活コンサート『ステージ101〜明日に架ける橋』に、元メンバー36名と共に出演して、ソロで'Place in the Sun'を披露し、元メンバー数人と分担で進行役を務めた。22日夜のコンサートは、後日、BS2で放送された。2018年7月28日、NHKアーカイブスが開催した『ステージ101』スペシャル上映会の司会を担当した。

参考文献

  • 風間嵐、『ステージ101について』、2021年、CD『ステージ101 GO! / ヤング101』(CSレコード DQCL 3611-15)

関連項目

外部リンク

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