ヴィレ・ヴァンニ(Ville Vänni、1979年1月14日 - )は、フィンランドの元ヘヴィメタルミュージシャン(ギタリスト)。インソムニウムのギタリストとして著名[2]。現在は音楽活動から退き、外科医として活動している。
略歴
1979年1月にフィンランド南東の都市・トゥルクで生まれる。1996年にトゥルクで結成されたウォッチ・ミー・フォールに参加[1]。ウォッチ・ミー・フォール初期には、後にヘイトフォームを結成し、ベーシストとして活動するヨニ・スオデンヤルヴィがボーカリストとして在籍していた。1999年にはインソムニウムで活動するニーロ・セヴァネンがウォッチ・ミー・フォールにボーカリストとして加入[3]。ウォッチ・ミー・フォールは、2001年にKtokレコードから1stアルバム『Worn』をリリースしており、ニーロがボーカルを、ヴィレがギターを務めている。ただしこの後、2003年にウォッチ・ミー・フォールは解散した[4]。
2001年に、ティモ・パルタネンが脱退したインソムニウムに加入[1]。インソムニウムは2002年に1stアルバム『In the Halls of Awaiting』をリリースしデビューした。ヴィレは、ギタリストとして活動を続けた[1]。また、2004年にウォッチ・ミー・フォール時代の同僚、ヨニ・スオデンヤルヴィが結成したヘイトフォームから加入の打診があり、同バンドに加入した[5]。しかし、2006年になると、インソムニウムの活動に加えて学業の面でも多忙となってしまい、ヘイトフォームを脱退した[5][6]。
2006年には、トゥルクの大学の医学部を卒業[1]。外科医としても働き始め、北カルヤラ県の中央病院で働き始めた[1]。
これ以降、音楽活動と医師活動を並行していたものの、2011年10月31日にインソムニウム脱退を発表[7]。後任には、オムニアム・ギャザラムのマルクス・ヴァンハラが就いた。ヴィレはその後、音楽活動から引退し外科医として勤務している。
使用機材
- Gibson Les Paul Studio-89
- Ibanez RG 7-string
- (Framus) Cobra head & 4x12" cabinets
- TC-Electronics G-Major
- Ibanez Vintage Tube Screamer
- Jim Dunlop Cry Baby wah
- Jazz III pics
- various MIDI-control devices
ディスコグラフィ
インソムニウム
- 2002年 In The Halls Of Awaiting
- 2004年 Since The Day It All Came Down
- 2006年 Above The Weeping World
- 2009年 Across The Dark
- 2011年 One For Sorrow
ヘイトフォーム
- 2005年 Hateform (Demo)
ウォッチ・ミー・フォール
脚注
- ^ a b c d e f g h i “”. 2011年9月3日時点のよりアーカイブ。2017年9月23日閲覧。
- ^ “Ville Vänni Biography”. (Metal Storm). 2015年4月12日閲覧。
- ^ http://www.insomnium.net/band/niilo-sevaenen-vocals-bass 2015年4月11日閲覧。
- ^ “Watch Me Fall”. (Metal Storm). 2015年4月12日閲覧。
- ^ a b 前信二 (2008年). “ドミナンス” (日本語) (CDライナー) (CDライナー). 「Dominance」. ヘイトフォーム. 日本東京都千代田区外神田: サウンドホリック. TKCS-85204.
- ^ http://www.hateform.net/hateform.php 2015年4月12日閲覧。
- ^ https://www.facebook.com/insomniumofficial/posts/117518898358324 2015年4月12日閲覧。
外部リンク
- Insomnium公式サイト
- Insomnium (insomniumofficial) - Facebook