ヴィニュマール(フランス語: Vignemale, オック語: Vinhamala, アラゴン語 : Comachibosa)は、ピレネー山脈にある山。山頂はフランスとスペインにまたがっている。標高は3,298mであり、フレンチ・ピレネーの最高峰である[1]。ピック・デュ・ヴィニュマル[1]、ビニュマール[2]などとも。
ヴィニュマール | |
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標高 | 3,298 m |
所在地 | フランス・ミディ=ピレネー地域圏オート=ピレネー県 スペイン・アラゴン州ウエスカ県(ソブラルベ) |
位置 | 北緯42度46分36秒 西経00度08分35秒 / 北緯42.77667度 西経0.14306度座標: 北緯42度46分36秒 西経00度08分35秒 / 北緯42.77667度 西経0.14306度 |
山系 | ピレネー山脈 |
初登頂 | 1792年8月2日 |
ヴィニュマール | |
プロジェクト 山 |
地理
ヴィニュマールの山塊はスペインとフランスの二か国にまたがっている。いくつか名前を持つピークがあり、グラン・ヴィニュマール(またはPique-Longue、3,298m)、Pointe Chausenque(3,204m)、プティ・ヴィニュマール(3,032m)などがある。アネト山のそれに次いでピレネーで2番目に大きな氷河を持つ。このオスー氷河は約0.6km2であり、山頂に向かう標準ルートを横切っている。
北斜面は技術や献身を必要とする難しい登頂ルートであり、登頂にはピッケルやアイゼンが必要となる[2]。北斜面の2,651m地点には印象的な山小屋があり、モン・ペルデュなどを見渡すことができる[2]。北側からのアプローチ途中には絵のように美しい(ゴーブ湖)がある。
ヴィクトリア朝時代に生涯の情熱を登山に捧げた(アンリ・ラッセル)伯の名は、ヴィニュマールとほぼ同義である。
南側のスペイン境内は「ビニャマラ狩猟保護区」に指定され、1977年に一帯は「オルデサ=ヴィニャマール生物圏保護区」としてユネスコの生物圏保護区に指定され[3]。
夏季のヴィニュマール
ヴィニュマールとオスー谷
ゴーブ湖
ヴィニュマールと西方のバタネス湖
探検家のアンリ・ラッセル伯
脚注
外部リンク
- アンリ・ラッセル伯洞窟 (フランス語)