ロンドン・スタンステッド空港 (ロンドン・スタンステッドくうこう、英: London Stansted Airport) は、イギリスのエセックス州にある国際空港である。
ロンドン・スタンステッド空港 | |
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IATA: STN - ICAO: EGSS | |
概要 | |
国・地域 | イギリス |
所在地 | エセックス州 |
母都市 | ロンドン |
種類 | 公共 |
運営者 | Manchester Airports Group |
運用時間 | 24時間 |
標高 | 106 m (348 ft) |
座標 | 北緯51度53分06.00秒 東経00度14分06.00秒 / 北緯51.8850000度 東経0.2350000度座標: 北緯51度53分06.00秒 東経00度14分06.00秒 / 北緯51.8850000度 東経0.2350000度 |
公式サイト | 公式サイト |
地図 | |
STN | |
滑走路 | |
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空港の一覧 |
ロンドン市街地の北東48kmに位置し、ロンドンの名が付く6つの空港の中では、サウスエンド空港・ルートン空港に次ぎシティから離れている(残り3つは、ヒースロー空港、シティ空港、ガトウィック空港)。
概要
ロンドン地域では3番目に大きい国際空港である。現在のターミナルはノーマン・フォスターの設計で、1991年に開業した。格安航空会社のライアンエアーはここをハブ空港にしている。
ライアンエアーのほかイージージェットなど格安航空会社によるヨーロッパ圏内の路線が発着便のほとんどを占めている。
長距離路線では、貨物便が(フェデックス)・(UPS)・マーティンエアー・アシアナ航空・大韓航空などにより運航されている。旅客便はエアアジア Xによりクアラルンプールへの定期便が運航されていたが、2012年3月をもって運休となった[1]。 2018年6月にエミレーツ航空が777-300ERでドバイ線を開設し、再び長距離旅客便が復活した[2]。なお、かつては日本航空の貨物便や日本貨物航空も就航していた。
2014年は1994万1593人が利用し、15万7117回の発着回数を記録した[3]。
2022年9月19日に行われた英国女王・(エリザベス2世の国葬)の参列者のうち、英国政府からの要請による民間チャーター機の利用が、テロ対策等の理由から困難な国の政府専用機をヒースロー空港に代わって受け入れた[4]。9月17日に英国入りした天皇・皇后が搭乗した日本国政府専用機の主務機80-1111や、第46代アメリカ合衆国大統領ジョー・バイデン夫妻を乗せたエアフォースワン等が乗り入れている(日本の副務機の80-1112はベルギーのブリュッセル空港を使用した)[5]。
就航会社と就航地
航空会社 | 就航地 |
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オーリニー・エア・サービス (en) | ガーンジー |
イージージェット | アムステルダム、アストゥリアス、ベルファスト、ビルバオ、カリアリ (en)、コペンハーゲン、エディンバラ、グラスゴー、リュブリャナ、マラガ、ミュンヘン、ナポリ、ニース、パルマ・デ・マヨルカ、プラハ、シャルム・エル・シェイク 季節運航:ボドルム (en)、ダラマン (en)、ドゥブロヴニク、ジュネーヴ、グルノーブル (en)、イビサ、モナスティール、レイキャヴィーク・ケプラヴィーク [2015年12月12日運航再開]、ソフィア、スプリット (en) [2015年11月4日就航] |
TUIエアウェイズ | フエルテベントゥラ島 (en)、ランサローテ、グラン・カナリア、シャルム・エル・シェイク、テネリフェ/スール |
ライアンエアー | オーフス、アルゲーロ (en)、アリカンテ、アンコーナ、アテネ、バルセロナ・エル・プラット、バーリ、バーゼル、ベルガモ、ベルジュラク (en)、ベルリン/シェーネフェルト、ビアリッツ (en)、ビルン、ボローニャ、ボルドー (en)、ブラチスラヴァ、ブレーメン、ブリンディッジ (en)、ブルノ (en)、ブカレスト・アンリ・コアンダ、ブダペスト、ブィドゴシュチュ (en)、カルカソンヌ (en)、カステリョン [2015年9月15日就航]、ケルン・ボン、コーミゾ (en)、コーク、、デリー (アイルランド) (en)、ディナール (サン・マロ) (en)、ドルトムント、ダブリン、エディンバラ、アイントホーフェン、ファロ、フェズ、フランクフルト/ハーン、フエルテベントゥラ島 (en)、グダニスク、ジェノヴァ (en)、ジローナ、グラスゴー、イェーテボリ (en)、グラン・カナリア、ハウゲスン (en)、カールスルーエ、カトヴィツェ、カウナス、キラーニー、ノック、クラクフ、ラ・ロシェル (en)、ラメーツィア・テルメ (en)、ランサローテ、ライプツィヒ/ハレ、リモージュ (en)、リンツ (en)、リスボン、ルルド (en)、ルブリン (en)、ウッチ (en)、マドリード/バラハス、マラガ、マルタ、マラケシュ、マルセイユ、メミンゲン (en)、ムルシア、ニュルンベルク、オスロ/リュッゲ、オスロ・トルプ (en)、オストラヴァ、パレルモ (en)、パルマ・デ・マヨルカ、パフォス、パルマ (en)、ペルピニャン (en)、ペルージャ (en)、ペスカーラ (en)、ピサ、プロヴディフ (en)、ポドゴリツァ、ポワチエ、ポンタ・デルガダ、ポルト、ポズナン (en)、プラハ、ラバト、レウス、リガ、ローマ/チャンピーノ、ジェシュフ (en)、ザルツブルク、サンタンデール、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、セビリア、シャノン、シェレフテオ (en)、ストックホルム/スカブスタ、ストックホルム/ヴェステロース、シュチェチン (en)、タリン、テネリフェ・スール、テッサロニキ、トゥール、トレヴィーゾ、トリエステ、トリノ、バレンシア、ヴェローナ (en)、ヴィリニュス、ワルシャワ=モドリン、ヴェーツェ、ヴロツワフ (en)、サラゴサ |
スカンジナビア航空 | イェーテボリ (en) |
オーストリア航空 | 季節運航:インスブルック |
エア・ヨーロッパ | 季節チャーター:テネリフェ・スール |
マルタ航空 | 季節チャーター:マルタ |
モルドバ航空 | キシナウ |
BHエア | 季節運航:ブルガス |
フリーバード・エアラインズ (en) | 季節チャーター便:アンタルヤ |
オヌール・エア | 季節チャーター便:アンタルヤ |
ペガサス航空 | イスタンブール・サビハ・ギョクチェン イズミール、ニコシア・エルカン (en) 季節運航:ボドルム (en) |
エミレーツ航空 | ドバイ |
脚注
- ^ “エアアジア・エックス、ロンドン、パリ線などを運休-3月末”. FlyTeam. (2012年1月12日)2013年8月10日閲覧。
- ^ “エミレーツ、2018年6月にドバイ/ロンドン・スタンステッド線を開設”. FlyTeam. (2017年12月26日)2017年12月26日閲覧。
- ^ “CAA: Annual UK Airport Statistics” (英語). UK Civil Aviation Authority. 2015年8月28日閲覧。
- ^ バスで移動、自家用機は自粛を 女王国葬控え各国に要請―英 - 時事通信社 2022年9月13日
- ^ “天皇皇后両陛下、777政府専用機で英から帰国へ 首相はANAチャーター便でニューヨークへ”. FlyTeam (2022年9月20日). 2022年9月21日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)