ロイズタウン駅(ロイズタウンえき)は、北海道石狩郡当別町当別太(とうべつぶと)にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅である[JR北 1]。駅番号はG11-1[注釈 1]。
概要
当別町と製菓メーカーロイズコンフェクト(以下「ロイズ」)による請願駅であり、駅舎整備費およびホーム建設費約9.3億円はロイズ、駅前広場整備費約6億円は当別町が負担した[新聞 1][1]。駅舎維持費約500万円/年はJR北海道が負担する[新聞 2][新聞 3]。
北海道内の在来線では2002年(平成14年)開業の流山温泉駅以来20年ぶり[新聞 1][注釈 2]、札沼線の駅としては1988年(昭和63年)開業の八軒駅以来の新駅である。
工場の従業員だけで1日約500人の駅利用を見込んでいる[新聞 3]。
歴史
当駅の300 m北のビトエに位置する[新聞 4]ロイズふと美工場の集客機能強化などを目的とした増設工事(2022年完成)に関連しての来訪者の利便性向上、周辺での宅地や集客施設開発の民間資本呼び込みを目的に計画された[新聞 5]。
年表
駅名の由来
整備主体のひとつであるロイズの社名から。「本プロジェクトの趣旨やランドマークとなる施設を考慮して[1]」JR北海道が決定した。
駅構造
長さ135 m[新聞 2]、幅2.6 mの(単式ホーム)1面1線を有する地上駅[JR北 1][JR北 3][新聞 13]。
無人駅である。駅舎内には発車標、乗車券簡易型自動券売機および簡易自動改札機(磁気券・Kitaca共に対応)が設置されている。Kitacaの利用は可能だが、チャージおよびカードの販売は行わない。
駅舎外観はロイズのイメージカラー(青色)を基調に、ロイズの工場をイメージした[4][新聞 4]。内部は当別町の木である白樺を使っている[新聞 2]。駅前広場にはロータリー、駐輪場、トイレが整備されるほか、周辺の町道には、歩道が整備される[新聞 8]。このうち、ロータリーと歩道は、国の社会資本整備総合交付金を活用しての整備となる[新聞 14]。駅前広場は、当駅開業後の2022年(令和4年)12月1日に供用開始された[3]。
改札口(2022年4月)
ホーム(2022年4月)
枝番号が付与された駅名標(2022年4月)
- JR Sasshō-Line ROYCE' Town Station square.jpg
駅前広場(2023年5月)
駅周辺
北側と西側は緑地になる見込みである[新聞 8]。
- ロイズコンフェクトふと美工場(無料シャトルバスあり[5])[新聞 4]
- ふと美工場直売店
- ロイズ ローズガーデンふと美
- 国道337号
- 北海道道112号札幌当別線
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b “”. 当別町. 2022年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月11日閲覧。
- ^ 吉谷, 友尋 (2023年2月28日). “”. 東洋経済オンライン. 2023年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月25日閲覧。
- ^ a b “”. 当別町 (2022年11月30日). 2022年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月9日閲覧。
- ^ . 北海道テレビ放送. (2021年4月14日). オリジナルの2021年4月14日時点におけるアーカイブ。 2021年4月23日閲覧。
- ^ “”. www.royce.com. ロイズコンフェクト. 2022年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月11日閲覧。
JR北海道
- ^ a b c d e f g (PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年10月14日。 オリジナルの2020年10月14日時点におけるアーカイブ2020年10月14日閲覧。 。
- ^ a b c d e f (PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年12月17日。 オリジナルの2021年12月17日時点におけるアーカイブ2021年12月17日閲覧。 。
- ^ a b (PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年4月14日、1頁。 オリジナルの2021年4月14日時点におけるアーカイブ2021年4月14日閲覧。 。
- ^ (PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年9月15日。 オリジナルの2021年9月15日時点におけるアーカイブ2021年9月15日閲覧。 。
新聞記事
- ^ a b “当別の新駅名は「ロイズタウン」 JR北海道、22年4月にも設置”. 北海道新聞. (2021年4月13日). オリジナルの2021年4月14日時点におけるアーカイブ。2021年4月14日閲覧。
- ^ a b c d “定住、交流人口増の起爆剤に ロイズタウン駅12日開業 「当別の木」で駅舎に温かみ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2022年3月11日). オリジナルの2022年3月12日時点におけるアーカイブ。2022年3月12日閲覧。
- ^ a b c . 毎日新聞. (2021年4月14日). オリジナルの2021年4月14日時点におけるアーカイブ。2021年4月15日閲覧。
- ^ a b c “「ロイズタウン」完成祝う 当別 道内20年ぶり在来線新駅”. 北海道新聞 (北海道新聞社): p. 28 朝刊. (2022年3月11日)
- ^ a b “札沼線あいの里公園-石狩太美間 新駅協議開始 当別町とロイズがJRと”. 北海道新聞. (2020年3月7日). オリジナルの2020年3月7日時点におけるアーカイブ。2020年3月7日閲覧。
- ^ . 読売新聞. (2020年10月14日). オリジナルの2020年10月14日時点におけるアーカイブ。2020年10月14日閲覧。
- ^ a b “札沼線新駅へ基金 当別町 10月にも実施設計”. 北海道新聞. (2020年9月5日). オリジナルの2020年9月5日時点におけるアーカイブ。2020年9月5日閲覧。
- ^ a b c d e . 北海道建設新聞. (2021年1月20日). オリジナルの2021年1月28日時点におけるアーカイブ。2021年1月29日閲覧。
- ^ “新駅拠点に「まちの顔づくり」 当別町が住民説明会 町長「全町に経済効果波及」”. 北海道新聞. (2020年10月15日). オリジナルの2020年10月18日時点におけるアーカイブ。2020年10月18日閲覧。
- ^ “札沼線の新駅開業 早ければ22年4月 当別町見通し”. 北海道新聞. (2020年6月11日). オリジナルの2020年6月11日時点におけるアーカイブ。2020年6月11日閲覧。
- ^ “当別にJR新駅設置 方針決定 22年4月にも開業”. 北海道新聞. (2020年10月14日). オリジナルの2020年10月14日時点におけるアーカイブ。2020年10月14日閲覧。
- ^ a b . 北海道建設新聞. (2020年10月19日). オリジナルの2020年10月22日時点におけるアーカイブ。2020年10月23日閲覧。
- ^ “新駅設置を正式発表 札沼線あいの里公園-石狩太美間 JR北海道”. 北海道新聞. (2020年10月14日). オリジナルの2020年10月14日時点におけるアーカイブ。2020年10月14日閲覧。
- ^ “駅前広場整備に5.5億円 札沼線新駅 6月にも着工”. 北海道新聞. (2021年1月27日). オリジナルの2021年1月28日時点におけるアーカイブ。2021年1月29日閲覧。
関連項目
外部リンク
- ロイズタウン|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|駅・鉄道・観光|JR北海道- Hokkaido Railway Company
- JR札沼線新駅設置及び駅前広場整備事業について - 当別町