レノファ山口FCレディース (レノファやまぐちエフシー レディース)は山口県に所在する女子サッカーのクラブチーム。Jリーグ・レノファ山口FCのレディースチームである。中国女子サッカーリーグ所属。
概要
レノファ山口FC前社長の河村孝が設立したレオーネ山口の女子チームを起源とする。2015年にレノファ山口FC傘下に移管され、2016年からはレノファ山口FCの運営法人である株式会社レノファ山口が直接経営するクラブチームとなった。但し、プロ契約を結んでいる選手はおらず、スポンサー企業(ビ・メーク、ミッドフォーなど)に勤務しながら選手活動を続けている。
歴史
2008年にレオーネ山口にレディースチーム(レオーネ山口レディース)が発足し、山口県女子サッカーリーグ2部へ参戦、優勝を果たし翌2009年から県1部へ昇格。
2011年シーズンは県リーグ(この年から1部制)で2度目の優勝を果たし、中国女子サッカーリーグ入れ替え戦に参加。初の昇格を掴み取る。しかし2012年シーズンは、中国女子リーグで9位となり、1年で県リーグに降格。
2015年、レオーネ山口がレノファ山口FCとの提携を発表[2]。「NPO法人レノファ山口スポーツクラブ」へ運営母体が移管され、チーム名称が現在の「レノファ山口レディース」へ改称。山口県女子サッカーリーグ・準優勝。
2016年、運営母体を「株式会社レノファ山口」へ移管[3]。日本女子サッカーリーグ参入を本格的に目指し活動することを発表。監督はレオーネ時代から引き続いて(葛西徹也)が務めた。同年、県リーグで優勝し、中国女子リーグチャレンジ戦を制し、2012年以来の中国女子リーグへの昇格を掴み取る。
2017年、6月に葛西徹也の監督退任(クラブフロントスタッフへの異動)およびスクールコーチの(秋月優作)の監督就任が発表された[4]。(チャレンジリーグ入替戦予選大会)に初出場するが、1勝2敗でグループリーグ敗退。
2018年、前年コーチを務めていた松永一慶が監督に就任。2年連続で(チャレンジリーグ入替戦予選大会)出場するが、1勝(うちPK戦勝1勝)2敗でグループリーグ敗退。シーズン終了後、選手の退団が相次ぎ14名の内13名の退団が発表された。
2019年、2016年からスクールコーチを務めていた(安慶名裕)が監督に就任。前シーズン終了後の選手大量退団に伴い、同年の中国女子リーグ1部を棄権し、不戦敗となることを発表。
2020年、徳山大学(現・周南公立大学)と産学連携協定を締結し、女子サッカー部より7名の選手が派遣加入。
2021年、スクールコーチを務めていた(赤嶺将太)が監督に就任。
成績
年 | カテゴリ | 順位(チーム数) | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 山口県女子サッカーリーグ | 2位(8) | - | - | - | - | - | - | 葛西徹也 |
2016 | 優勝(9) | 12 | 4 | 0 | 0 | 34 | 0 | ||
2017 | 中国女子サッカーリーグ | 3位(12) | 26 | 8 | 2 | 1 | 49 | 11 | 秋月優作 |
2018 | 中国女子サッカーリーグ1部 | 4位(6) | 10 | 3 | 1 | 6 | 26 | 25 | 松永一慶 |
2019 | 不戦敗(6) | 0 | 0 | 0 | 10 | - | - | 安慶名裕 | |
2020 | 中国女子サッカーリーグ2部 | 中止(5) | 2 | 0 | 2 | 2 | 8 | 26 | |
2021 | 2位(5) | 13 | 4 | 1 | 3 | 42 | 26 | 赤嶺将太 | |
2022 | 中国女子サッカーリーグ | 4位(9) | 14 | 4 | 2 | 6 | 24 | 35 | |
2023 |
歴代監督
- 2015-2017.6: (葛西徹也)
- 2017.6-2017.12: (秋月優作)
- 2018: 松永一慶
- 2019-2020: (安慶名裕)
- 2021-: (赤嶺将太)