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レイズ・カヨル

レイズ カヨル(Kyle Roscoe Reyes 1993年10月10日 - )は、カナダトロント出身で、日本在住の柔道家である[1]。階級は100kg級。身長184cm。組み手は左組み。得意技は内股[2][3]。父親はフィリピン人で母親はカナダ人[4]。2019年現在はJRAに所属[5][6]

経歴

カナダで生まれるが、2歳の時に来日した[4]。高崎市立金古南小学校を卒業後、柔道は群馬中央中学1年の時に友達の影響で始めた。結果が出ず柔道を辞めることを考えた時期もあったが、前橋育英高校に進むと順調に力をつけて、3年の時にはインターハイ100kg級で2位になった[6][7]。2012年には日本大学に進学すると、カナダ選手権で優勝を飾った[8]。2年の時には全日本学生柔道優勝大会で1年先輩の原沢久喜などとともに活躍して2位となった[6]学生体重別では優勝を成し遂げた[9]。続く世界ジュニアでも優勝を果たした[10]。12月のグランドスラム・東京では決勝で世界チャンピオンのチェコのルカシュ・クルパレクに敗れて2位だった。2014年の世界選手権では2回戦で敗れた[11]。2015年の世界選手権でも2回戦で敗れた[6]。2016年にはJRAの所属となった[6]実業団体ではチームの優勝に貢献した[12]リオデジャネイロオリンピックでは初戦でオランダのヘンク・フロルに一本負けを喫した[2][3]。2017年と2019年の実業団体では優勝に貢献した[5]。2021年のパンナム選手権では優勝したが、東京オリンピックには出場できなかった[3]。2022年の世界選手権では決勝まで進むも、地元ウズベキスタンのムザファルベク・トゥロボエフに技ありで敗れて2位だった[13][14]

  • IJF世界ランキングは1268ポイント獲得で、37位(23/5/15現在)[15][16]

戦績

(出典[3]、JudoInside.com)

脚注

  1. ^ 育った日本に恩返しを=柔道カナダ代表のレイズ 時事通信 2013年12月10日
  2. ^ a b Biography and Olympic Results
  3. ^ a b c d profile
  4. ^ a b 「2013全日本学生体重別選手権」近代柔道 ベースボールマガジン社、2013年11月号 3-12頁
  5. ^ a b ベイカー、復調に手応え=柔道全日本実業団体対抗 時事通信 2019年6月9日
  6. ^ a b c d e 「解体新書 レイズ・カヨル」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年4月号
  7. ^ 日本育ちのカナダ人が日本柔道の脅威に? 東京スポーツ 2013年9月30日
  8. ^ “”. 2013年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月28日閲覧。
  9. ^ カナダ国籍のレイズが初優勝/柔道 日刊スポーツ 2013年9月30日
  10. ^ Reyes makes history at World Junior Championship, wins gold in under-100 kg
  11. ^ “”. 2014年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月11日閲覧。
  12. ^ 第66回全日本実業柔道団体対抗大会 結果
  13. ^ 日本育ち、日本中央競馬会所属のレイズが大健闘 世界選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年10月11日
  14. ^ Tashkent World Senior Championships 2022
  15. ^ Kyle REYES / IJF.org
  16. ^ World ranking list

外部リンク

  • レイズ・カヨル - JudoInside.com のプロフィール(英語)
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