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ラバルム

ラバルムLabarum)とは、ローマ帝国正規軍のウェクシルム軍旗)の一つ。コンスタンティヌス1世が用いた[2][3]

338年頃に鋳造された古代ローマの貨幣フォリスの図案から再現されたコンスタンティヌス1世のラバルム。☧の下の3つの丸は、コンスタンティヌス1世と彼の息子たちを示すと言われている[1]
(キー・ロー)(ギリシア語版、英語版)[注 1]
ラバルムのイメージ。☧に加えギリシア文字のアルファとオメガが内部に書かれている。これはヨハネの黙示録の一節による。

ギリシア文字ΧΡを重ね合わせたモノグラム組文字)☧[注 1]を旗印としたことが特徴[注 2]。この☧は、今日でもイエス・キリストの象徴となっている。

ミルウィウス橋の戦い

312年10月28日、コンスタンティヌス1世はローマ近郊のミルウィウス橋で簒奪皇帝マクセンティウスと戦い(ミルウィウス橋の戦い)、勝利を収めてローマに入城、西方の正帝に即位した。 この戦闘では、コンスタンティヌスは十字架を旗印としたが、それには幾つかの説がある。

  • この戦闘の前、コンスタンティヌスは空に十字架(または☧ともいわれる)と"Ἐν τούτῳ νίκα"[注 3](「(汝、この徴にて勝利せよ)(ギリシア語版、ラテン語版、英語版)[注 4]の意。)の文字を見たという。
  • 前日のコンスタンティヌス1世の夢に、☧を円形で囲んだモノグラムが現れ、どこからか"Ἐν τούτῳ νίκα"という天の声が聞こえたという。

ラバルムとキリスト教

皇帝に即位したコンスタンティヌスは、正規軍を改編し、円形中にキリストギリシア語綴り"Χριστός"の最初の2文字から、ギリシア文字のΧ(カイ/キー)およびΡ(ロー)をかたどった旗印を定めた。この☧をあしらったウェクシルムは「ラバルム」とよばれる。同じ形のラテン文字に置き換えたものとする説もある。

コンスタンティヌスがキリスト教を公認したことは有名であるが、実際には彼自身はローマの伝統である多神教における代表者の座を維持しつづけた。一般にこのことは「コンスタンティヌスがキリスト教徒ではなかった」という誤解を生み出しており、研究家達にも、ラバルムとキリスト教を切り離して考える者が多く見られる。

脚注

注釈

  1. ^ a b (「キー・ロー」)(ギリシア語版、英語版): Chi-Rho[2][3])。「カイロー」とも表現される[2]
  2. ^ ☧をさしてラバルムと呼ぶ場合もある[4]
  3. ^ ラテン語で"In hoc signo vinces"と訳される。
  4. ^ 「汝是にて勝利せよ」あるいは「この印のもと、汝は勝利する」とも。

脚注

  1. ^ A. Macgeorge, Flags, Glasgow (1881): The labarum of the emperors [...] frequently bore upon it a representation of the emperor, sometimes by himself and sometimes accompanied by the heads of members of his family."
  2. ^ a b c (リーダーズ英和辞典)(1999年)
  3. ^ a b (ジーニアス英和大辞典)(2001年)
  4. ^ 『(ラバルム)』 - コトバンク

関連項目

外部リンク

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