ライラック(紫丁香花[注釈 1]、英語: Lilac、学名: Syringa vulgaris)はモクセイ科(ハシドイ属)の(高木落葉樹)。フランス語からリラ(Lilas)とも呼ばれる。和名はムラサキハシドイ(紫丁香花)。
特徴
ヨーロッパ原産。春(日本では4-5月)に紫色・白色などの花を咲かせ、香りがよく、香水の原料ともされる。香気成分の中からライラックアルコールという新化合物が発見された[2]。耐寒性が強く花期が長いため、冷涼な地域の代表的な庭園木である[3]。花冠の先は普通4つに裂けているが、まれに5つに裂けているものがあり、これは「ラッキーライラック」と呼ばれ、恋のまじないに使われる[3]。
日本には近縁種ハシドイ Syringa reticulata が野生する。開花はライラックより遅く、6-7月に花が咲く。ハシドイは、俗称としてドスナラ(癩楢、材としてはナラより役に立ちにくい意味)とも呼ばれることがある。
ハシドイの名は、木曽方言に由来する[要出典]。属の学名 Syringa は笛の意で、この木の材で笛を作ったことによるという。
象徴
関連項目
- さっぽろライラックまつり
- 川下公園(ライラックの森)
- (ROCHESTER LILAC FESTIVAL)
- すみれの花咲く頃 - 原曲やシャンソンではスミレではなく「リラの花咲く頃」である。
- ライラック (列車) 札幌‐旭川を結ぶ特急列車の愛称。
- ラッキーライラック - 競走馬(2017年 阪神ジュベナイルフィリーズ、2019・20年 エリザベス女王杯などGⅠ競走4勝)
- ライラック -競走馬(2022年 フェアリーステークス)
脚注
注釈
出典
ギャラリー
花の拡大
白い花のライラック
紫のライラック