ミロード(MYLORD)とは、小田急電鉄の子会社である(小田急SCディベロップメント)が運営するショッピングセンター。小田急ポイントカード(OPカード)加盟店。
新宿、新百合ヶ丘、本厚木の3施設がある。新百合ヶ丘は「エルミロード」の名称を使用する。相模大野ミロードは2007年4月1日より「ミロード」の名称を廃止した。
概要
本厚木ミロードは単独でポイントカード制度を導入していたため、小田急ポイントカードの利用ができなかった(クレジットカードとしては利用可能だった)。2008年1月31日をもって本厚木ミロードの独自ポイントカードを廃止し、2008年2月1日からは全店で小田急ポイントカード(クレジットカード、現金専用カード)が利用可能となった。
名称の由来
店名「ミロード」の由来は、英国の封建制度時代に爵位を持つ人々への尊敬を込めた呼びかけに用いられた「My lord(マイロード)」である。これはウィリアム・シェイクスピアの作中にも見ることができる。
公式サイトではこの言葉の音が「威厳の中にやさしい響きを含む」としたうえで、由来について「ビル全体からお客様に美しく語りかけ、多くの方に末永く愛されていくことを願ってつけられました。」としている。
なお、「新百合ヶ丘エルミロード」の「エル」には、エル〝L〟は百合〝Lily〟と大きい〝Large〟の意味を含んでいる。
沿革
本厚木ミロード
本厚木ミロード HON-ATSUGI MYLORD | |
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本厚木ミロード | |
店舗概要 | |
所在地 | 〒243-0013 神奈川県厚木市泉町1丁目1-1 (ミロード1) 厚木市中町2丁目2-1(ミロード2) |
座標 | 北緯35度26分22.4秒 東経139度21分50.2秒 / 北緯35.439556度 東経139.363944度 |
開業日 | 1982年3月20日 |
正式名称 | 本厚木ミロード |
施設所有者 | 小田急電鉄株式会社 |
施設管理者 | 株式会社(小田急SCディベロップメント) |
店舗数 | 本文参照 |
営業時間 | 10:00 - 21:00 (飲食施設は11:00 - 22:00) |
最寄駅 | 本厚木駅 |
外部リンク | https://www.odakyu-sc.com/honatsugi-mylord/ |
厚木シネマミロード Atsugi Cinema Mylord | |
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情報 | |
通称 | シネマミロード |
正式名称 | 厚木シネマミロード |
開館 | 1993年10月 |
閉館 | 2005年5月8日 |
収容人員 | (3スクリーン)351人 |
客席数 | シネマ1:126席 シネマ2:99席 シネマ3:126席 |
設備 | DOLBY STEREO |
用途 | 映画上映 |
運営 | 東急レクリエーション[1] |
所在地 | 〒243-0013 神奈川県厚木市中町2丁目2-1 本厚木ミロード2 7階 |
小田急小田原線本厚木駅直結。ミロード1の4階に、駅改札口がある(小田急の社員は常駐していない)。ミロード2は1993年(平成5年)11月4日に開業している[2]。店内CMには何本か山田康雄出演作があり、彼の存命中店内に流れていた。ミロード2と同じビル内に横浜銀行厚木支店(有人窓口とバス通り側にATMのみのコーナー)がある。ミロード2が建築される前は、横浜銀行厚木支店は同一場所(隣り合わせに地元の書店も有った)で単独で出店していた。神奈川中央交通の厚木サービスセンター(定期券発売・高速バス待合室)も同ビル内にある。場所は銀座コージーコーナーの真横側にあり、高速バス(京都・大阪行き)の乗車場所もある。以前はミロード2の入口が回転ドアだったが現在は自動ドアとなっている。2006年11月1日、厚木市によりミロード2正面入口左側に「あつぎビジョン」が設置された。
かつて、ミロード2の7階に映画館『厚木シネマミロード』(東急レクリエーション運営[1])があったが閉鎖された。南館に存在した小田急厚木ホテルは2012年に閉鎖後、跡地にて小田急ステーションホテル本厚木が2013年4月よりオープンしている。
2013年4月からのミロード1階部分大規模工事に従い、中央館の全店舗が同年3月末で閉店[3]。2014年5月24日、中央館を『小田急本厚木ミロードイースト』と改めリニューアルオープンした[4]。
主なテナント
- ミロード1
- ミロード2
- 南館
- チャンスセンター
- ウエルシア薬局 本厚木ミロード南館店
新宿ミロード
小田急小田原線新宿駅南口の真上にあり、小田急百貨店新宿店本館とつながっていた。マスコットキャラクターにブタの「ミロートン」を採用している。
モザイク通り
1984年10月4日に開業。都心部では珍しく屋根のないオープンモールである。約200mの通路とモール2階と呼ばれるスペースに小規模テナント店舗が営業をしていた。また、新宿駅の西口と南口を結ぶ近道としての需要も多く重宝されていた。2022年より開始された新宿駅西口地区開発計画に伴い、モザイク通りとモール2階の区画が2023年3月25日をもって38年あまりの営業を終了。3月26日より両区画は閉鎖され、モザイク通りも通行不可となった[5]。
主なテナント
- ヒステリックグラマー
- ウンナナクール
- ナチュラルビューティベーシック
- ヘザー
- ギャミヌリィ
新百合ヶ丘エルミロード
小田急小田原線新百合ヶ丘駅徒歩1分。
- 神奈川県川崎市麻生区上麻生1-4-1(北緯35度36分11.2秒 東経139度30分33.4秒 / 北緯35.603111度 東経139.509278度)
- 1992年11月12日開業[6]
- 延床面積: 60,605 m2 店舗面積: 18,000 m2 駐車台数: 600台
主なテナント
相模大野ステーションスクエア
相模大野ステーションスクエア SAGAMI-ONO STATION SQUARE | |
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店舗概要 | |
所在地 | 〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野三丁目8-1 |
座標 | 北緯35度31分54.7秒 東経139度26分15.8秒 / 北緯35.531861度 東経139.437722度 |
開業日 | 1996年11月1日 |
施設所有者 | 小田急電鉄株式会社 |
施設管理者 | 株式会社小田急SCディベロップメント |
設計者 | 竹中工務店・小田急建設 |
施工者 | 竹中工務店・鹿島建設・小田急建設・大林組・東急建設JV |
敷地面積 | 17,383.07 m² |
建築面積 | 15,444.890 m² (建蔽率89%) |
延床面積 | 86,434.77 m² |
商業施設面積 | 24,133 m² |
店舗数 | 本文参照 |
営業時間 | 10:00 - 21:00 (飲食施設は11:00 - 22:00) |
最寄駅 | 相模大野駅 |
外部リンク | https://www.odakyu-sc.com/so-ss/ |
小田急小田原線相模大野駅の真上にある駅ビルで、A館とB館に分かれている。従来、A館はミロード (MYLOAD) 、B館はエクサイト (Xsite) の名称で、2館を総称して「ステーションスクエア」と呼んでいた。
1996年の開業当初、B館には小田急百貨店相模大野店が入居していたが1998年で撤退し、その後「エクサイト」という名称でアウトレットモールをオープンした。しかしこのアウトレットモールも不調であったため、2003年に家電量販店のさくらや等が出店した。これにより「ミロード」と「エクサイト」の差別化が図れなくなったため、2007年4月1日より「ミロード」と「エクサイト」の名称を廃止し、「ステーションスクエア」に一本化した。B館7~14階にはホテル「小田急ホテルセンチュリー相模大野」も入居し、かつてはホテル運営会社の小田急リゾーツが本社機能を置いていた。
主なテナント
- A館
- B館
相模大野ステーションスクエアA館
相模大野ステーションスクエアB館
3Fアトリウム広場
脚注
- ^ a b (PDF)『「厚木シネマミロード」の閉館について』(プレスリリース)東急レクリエーション、2005年3月29日 。2015年12月14日閲覧。
- ^ “「小田急本厚木ミロード新館」 来月4日開業 神奈中が建設”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1993年11月4日)
- ^ “本厚木駅 東口が大規模改修へ”. 厚木版. タウンニュース社. (2013年3月8日) 2015年12月14日閲覧。
- ^ (PDF)『「小田急本厚木ミロードイースト」2014年5月24日(土)オープン』(プレスリリース)小田急電鉄、2014年4月16日 。2015年12月14日閲覧。
- ^ “新宿ミロード「モザイク通り」38年の歴史に幕。再開発で変わる新宿西口、新たに生まれる“超高層ビル”たち”. Business Insider Japan. メディアジーン (2023年3月24日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ “新百合ヶ丘エルミロード 小田急電鉄 来月12日開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年10月7日)
関連項目
外部リンク
- 本厚木ミロード
- 新宿ミロード
- 新百合ヶ丘エルミロード
- 相模大野ステーションスクエア