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ミツバウツギ

ミツバウツギ(三葉空木[4]、省沽油[5]学名: Staphylea bumalda)は、ミツバウツギ科ミツバウツギ属の落葉低木。若葉はゆでて山菜として食用にされる。

ミツバウツギ
ミツバウツギ(2007年5月・山梨県甲州市
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ムクロジ目 Sapindales
: ミツバウツギ科 Staphyleaceae
: ミツバウツギ属 Staphylea
: ミツバウツギ S. bumalda
学名
Staphylea bumalda DC. (1825)[1]
シノニム
和名
ミツバウツギ(三葉空木)、
ホソバミツバウツギ[1]

名称

和名「ミツバウツギ」の由来は、小葉が3枚ある複葉で、ウツギに似た白い花をつけることから名付けられている[6]。別名で、コメゴメ[7]、コメウツギ[7]、コメノキ[7]、ハシウツギ[7]などがある。関東地方東北地方地方名で「ハシギ」「ハシノキ」ともよばれており、かつてに利用されたことによる[6]。中国植物名は「省沽油」[1]

分布・生育地

日本北海道本州四国九州のほか、朝鮮半島中国東アジア一帯に分布する[6]。平地から山地、特に低山帯に多く分布する[4]。原野、川の縁、やぶなどの山地寄り[7]、山麓の山林の樹木下でよく見られ[6]、雑木に混ざって生える[4]。適度に湿った土地では、日当たりのよい場所にも生える[4]

同属は北半球温帯に10種ほど分布する。

形態・生態

落葉広葉樹低木で、高さ2 - 5メートル (m) になる[6]。細くて長い灰褐色の枝がたくさん出て[7]ウツギと同様に中空となる。枝の元には枯れた小枝が何本も残っている[7]小葉が3枚ずつつく3出複葉で、枝の節ごとに長い葉柄を持って対生する[6][7]。小葉は先が尖った卵形から長卵状楕円形で、葉縁に細かな鋸歯がある[4][7]

花期は初夏(5 - 6月ごろ)[6][4]は枝先に円錐花序をなして、筒型の白い花が穂状になって、垂れ下がるように咲させる[4][7]。花は水平に完全には開くことはなく半開きの状態であるが[7]、花弁・がく(各5枚)とも白く、よく目立つ。果実は偏平で先の尖った軍配のような形をした蒴果[7]。秋に熟して先端は2 - 3裂する[6]

利用

新芽や若葉、蕾は食用になる[6][7]。採取時期は、関東地方以西など暖地が4 - 6月ごろ、東北地方以北など寒冷地が5 - 6月ごろとされ、伸び始めた新芽を摘み取る[4][7]。梅雨入りするころにはアブラムシが発生して、食用には適さないという[4]。若芽は茹でて水にさらし、おひたしごま酢味噌などの和え物煮物炒め物煮びたしにする[4][7]。また生で天ぷら、汁の実、油炒めにしたり、細かく刻んで炊き上がった米飯に混ぜて蒸らし、混ぜご飯(菜飯)にもできる[4][7]。蕾はさっと茹でて、三杯酢寒天寄せ、すまし汁の浮き実にする[7]。食味は、柔らかい葉にはアクやクセがなく上品な味わいで、老若を問わず好まれると評されている[7]

かつては、材から箸や、(木釘)に利用された[6]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Staphylea bumalda DC. ミツバウツギ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月13日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Staphylea bumalda DC. var. glabra Nakai ミツバウツギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月13日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Staphylea bumalda DC. f. stenophylla (Honda) Okuyama ミツバウツギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月13日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k 高橋秀男監修 2003, p. 141.
  5. ^ “みつばうつぎ | 言葉 | 漢字ペディア”. www.kanjipedia.jp. 2021年4月8日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 251.
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 金田初代 2010, p. 102.

参考文献

  • 金田初代、金田洋一郎(写真)『ひと目でわかる! おいしい「山菜・野草」の見分け方・食べ方』PHP研究所、2010年9月24日、102 - 103頁。ISBN (978-4-569-79145-6)。 
  • 高橋秀男監修 田中つとむ・松原渓著『日本の山菜』学習研究社〈フィールドベスト図鑑13〉、2003年4月1日、141頁。ISBN (4-05-401881-5)。 
  • 平野隆久監修 永岡書店編『樹木ガイドブック』永岡書店、1997年5月10日、251頁。ISBN (4-522-21557-6)。 

関連項目

外部リンク

  • ミツバウツギの標本(福島県耶麻郡猪苗代町で1987年5月20日に採集) (千葉大学附属図書館)
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