概要
フィリピンのカルーセル・プロダクションとフィリピンを代表するテレビ局ABS-CBNが主催するミス・コンテストである[2]。世界大会は毎年11月に開催されており、その開催地は2010年及び2015年を除きすべてフィリピン国内である。なお、カルーセル・プロダクションは国内大会のミス・フィリピン・アースも運営している。
ミス・ワールド、ミス・ユニバース、ミス・インターナショナルと並ぶ世界四大ミスコンテストのひとつにも挙げられる[3]。ABS-CBNとFOXライフでテレビ中継される。[要出典]
大会の順位には、優勝のミス・アースのほかに、第2位のミス・エア(空)、第3位のミス・ウォーター(水)、第4位のミス・ファイヤー(火)がある。ミス・アース・ジャパンエリアパートナー本部は、これらは地球が持つ空気と水と火のエネルギーの大切さを訴えたものであると説明している[4]。
2018年、ミス・アース・カナダ、ミス・アース・イングランド、ミス・アース・グアムが、スポンサーがコンテスト出場者を繰り返し自宅に誘ったり、ルームナンバーを尋ねたりする等のセクシャルハラスメントがあったと告発[5][6][7]。このスポンサーは疑惑を否定したものの、コンテストから永久追放された[8][9]。
2021年にはベトナムのラムドン省で「ミス・アース・ベトナム」が初開催された[10]。
2023年3月、日本の共同通信は、ミス・アース東北大会の終了後の全員参加のパーティで出場者がキャバクラまがいの接待をさせられ、また、ミス・アース世界大会の公式ウェブサイトが、国際連合やUNウィメンのロゴを無許可で「パートナーシップ」として掲載していると報じた[11]。
歴代のミス・アース
開催地の国は特記のないものはフィリピンでの開催。
年 | ミス・アース | 国・地域 | 開催地 | 会場 |
---|---|---|---|---|
2001年 | (カテリナ・スベンソン) | デンマーク | ケソンシティ | U.P.ケソン・シアター |
2002年 | (ジャラ・グラボビッチ)(剥奪) | ボスニア・ヘルツェゴビナ | ケソンシティ | 民俗芸術劇場 |
(ウィンフレッド・オムワカウェ) | ケニア | |||
2003年 | (ダニア・プリンス) | ホンジュラス | ケソンシティ | U.P.ケソン・シアター |
2004年 | (プリシラ・メイレレス) | ブラジル | ||
2005年 | (アレクサンドラ・ブラウン) | ベネズエラ | ||
2006年 | (ヒル・ヘルナンデス) | チリ | マニラ | 国立人類学博物館 |
2007年 | (ジェシカ・トリスコ) | カナダ | ケソンシティ | U.P.ケソン・シアター |
2008年 | (カーラ・ヘンリー) | フィリピン | パンパンガ州 | クラーク・エクスポ円形劇場 |
2009年 | (ラリッサ・ラモス) | ブラジル | ボラカイ島 | ボラカイ・コンヴェンション・センター |
2010年 | (ニコール・ファミア) | インド | ベトナム・ニャチャン | ヴィンパール・ランド円形劇場 |
2011年 | (オルガ・アラバ) | エクアドル | ケソンシティ | U.P.ケソン・シアター |
2012年 | (テレザ・フレボフスカ) | チェコ | アラバン | ヴェルサイユ宮殿 Versailles Palace |
2013年 | (アリス・ヘンリッチ) | ベネズエラ | ||
2014年 | (ジェイミー・ヘレル) | フィリピン | ケソンシティ | U.P.ケソン・シアター |
2015年 | (アンジェリア・オン) | フィリピン | オーストリア・ウィーン | マルクス・ホール |
2016年 | (キャサリン・エスピン) | エクアドル | パサイ | モール・オブ・アジア・アリーナ |
2017年 | (カレン・イバスコ) | フィリピン | ||
2018年 | (Nguyễn Phương Khánh) | ベトナム | ||
2019年 | (Nellys Pimentel) | プエルトリコ | パラニャーケ | コーブマニラ(オカダマニラ) |
2020年 | (リンジー・コフィー) | アメリカ合衆国 | バーチャル | |
2021年 | デスティニー・ワーグナー | ベリーズ | ||
2022年 | ミナ・スー・チェ | 韓国 | パラニャーケ | コーブマニラ(オカダマニラ) |
近年のミス・アース
アンジェリア・オン(2015年)
ジェイミー・ヘレル(2014年)
テレザ・フレボフスカ(2012年)
ラリッサ・ラモス(2009年)
カーラ・ヘンリー(2008年)
ジェシカ・トリスコ(2007年)
ヒル・ヘルナンデス(2006年)
優勝者出身国
2022年現在
歴代のミス・アース 日本代表
- 2001年 ヒラヤマ ミスズ - ミス・フレンドシップ受賞
- 2002年 日本不参加
- 2003年 斉藤麻美
- 2004年 日本不参加
- 2005年 鈴木絵実
- 2006年 大野典子
- 2007年 富永良子
- 2008年 福村明美
- 2009年 高田知美
- 2010年 岸良真利奈 - 総合TOP7 タレントコンペティション入賞 ナショナルコスチューム優勝
- 2011年 前田智子 - 総合TOP16入り ナショナルコスチューム優勝
- 2012年 野田萌(MEGUMI) - 総合TOP16入り
- 2013年 (堀川優)
- 2014年 永田怜奈[12]
- 2015年 山田彩乃[13]
- 2016年 蜂谷晏海[14]
- 2017年 斎藤恭代[15]
- 2018年 田中美緒 - 総合TOP18入り
- 2019年 伊徳有加[16] - 総合TOP20入り
- 2020年 東出あんな[17]
- 2021年 吉田小夏
その他の著名受賞者
- 2011年
- 渡辺志穂(元AKB48。ミス・アースジャパン選考会で準ミスの最高位「ミス・エアジャパン」を受賞)
- 吉松育美(ミス・アースジャパン選考会で3位「ミス・ウォータージャパン」を受賞、その後2012年ミス・インターナショナル(日本代表)に選出され世界大会でも優勝)
- 田辺岬(ミス・アースジャパン選考会で「JOYSOUND賞」を受賞)
- 高野人母美(現プロボクサー。ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト)
- 粕谷奈美(現女優。ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト)
- 菅由彩子(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト)
- 平塚千瑛(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト)
- 湯川舞(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト)
- 2012年
- 2013年
- 2014年
- 2015年
- 2016年
- (豊島美優)(ミス・アースジャパン選考会で準ミスの最高位「ミス・エアジャパン」を受賞。2017SUPER GT「YOKOHAMA ADVAN GAL」[19])
- 宮越愛恵(ミス・アースジャパン選考会で3位「ミス・ウォータージャパン」を受賞。2016SUPER GT「ITOCHU ENEX IMPUL LADY」)[14][20]
- (青木麻璃奈)(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト。2015スーパー耐久「Adenauレーシングガールズ」)[21]
- 2017年
- 2018年
- 細川碧里(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト。「あおいみどり」の芸名でモデル活動)
- 2021年
- 宮崎向日葵(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト。「avex audition 2006」に合格。)
脚注
- ^ Schuck, Lorraine (2006年10月12日). . Miss Earth official website, Carousel Productions, Inc. オリジナルの2008年2月24日時点におけるアーカイブ。2008年8月2日閲覧。
- ^ “”. ビューティーページェントメディア (2019年7月19日). 2022年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月6日閲覧。
- ^ 西野基久 (2008年12月27日). “意外に知られていない!? 世界三大ミスコンの歴史と違いを探ってみた”. 日経トレンディネット. 株式会社日経BP. 2019年5月7日閲覧。
- ^ “”. ミス・アース・ジャパンエリアパートナー本部. 2023年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月6日閲覧。
- ^ . ABS-CBN News (ABS-CBN). (2018年11月8日). オリジナルの2018年11月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ . COSMOPOLITAN. (2018年11月9日). オリジナルの2021年1月20日時点におけるアーカイブ。
- ^ . KUAM News (KUAM). (2018年11月9日). オリジナルの2018年11月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ . ABS-CBN News (ABS-CBN). (2018年11月8日). オリジナルの2018年11月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ . ABS-CBN News (ABS-CBN). (2018年11月9日). オリジナルの2018年11月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ “ミス・アース・ベトナム2021、ラムドン省で初開催[エンタメ]”. VIETJOベトナムニュース. 2021年5月8日閲覧。
- ^ . 47NEWS (共同通信). (2023年3月27日). オリジナルの2023年3月27日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c d “2014ミス・アース・ジャパンが決定 埼玉出身の野球美女が栄冠”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2014年6月14日)2014年6月15日閲覧。
- ^ a b “「2015ミス・アース・ジャパン」決定 新潟在住の24歳「世界大会優勝を目指して」”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2015年7月11日)2015年8月1日閲覧。
- ^ “「2017ミス・アース・ジャパン」グランプリ決定 ご当地アイドル・いちご姫リーダー斎藤恭代が輝く”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2017年7月30日)2017年8月3日閲覧。
- ^ “世界4大ミス・コンテスト「ミス・アース」日本代表、伊徳有加さんに決定”. レコードチャイナ. (2019年7月24日)2020年9月16日閲覧。
- ^ “ミス・アース日本代表にスレンダー美女、東出あんなさんが決定”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2020年9月16日)2020年9月16日閲覧。
- ^ “ありがとうございました”. 田中梨乃オフィシャルブログ. CyberAgent (2014年6月15日). 2014年6月15日閲覧。
- ^ “豊島美優”. (サムライム). 2018年1月4日閲覧。
- ^ “宮越愛恵”. 最強RQ図鑑. Qブロ!レースクイーン情報ポータルサイト. 2016年8月1日閲覧。
- ^ “青木麻璃奈”. 最強RQ図鑑. Qブロ!レースクイーン情報ポータルサイト. 2016年8月1日閲覧。
- ^ 道京莉羅 (2019年3月21日). “ご報告です☺”. Twitter. 2019年3月26日閲覧。
- ^ 小林愛里彩 (2019年3月18日). “2019 ENDLESS LADY”. The Sky is the limit♡. CyberAgent. 2019年3月26日閲覧。
- ^ “「2019ミス・アース・ジャパン」香川代表に元AKB48・冨田麻友さん”. ORICON NEWS (オリコン). (2019年6月12日)2019年7月27日閲覧。
- ^ “『2019ミス・アース・ジャパン』ファイナリスト34人お披露目 7・22に日本代表が決定”. ORICON NEWS. 2021年11月4日閲覧。
関連項目
- ミスユニバーシティ
- ベストオブミス
- 日本ミスコン協会
- ミス・ワールド
- ミス・ユニバース
- ミス・インターナショナル
- ミス・グランド・インターナショナル
- ミス日本
- 【英語版】ミス日本/Miss Nippon
- ミス・コンテスト
外部リンク
- ミス・アース公式サイト
- MISS EARTH JAPAN
- ウィキメディア・コモンズには、ミス・アースに関するカテゴリがあります。