マルタンヤンマ(Anaciaeschna martini)は、蜻蛉目(トンボ目)・ヤンマ科の昆虫である。和名の由来は、フランスのトンボ学者R.Martinに献名された事による[2]。
形態
成虫
オスは全長65 - 81mm、腹長43 - 57mm、後翅長41 - 47mm[3]、メスは全長72 - 84mm、腹長53 - 63mm、後翅長44 - 50mmであり[3]、同属のトビイロヤンマより一回り大きい[2]。
体色は褐色でオスメスとも未成熟だと、斑紋は黄色[2][3]。成熟したオスは斑紋と複眼がコバルトブルー、成熟したメスでは斑紋が緑色になる[2][3]。成熟すると翅の褐色さが増し、特にメスでは基部に顕著である[3]。
幼虫
体長34 - 38mm[2]。
生態
平地から丘陵地の沼沢地に生息する[2][3]。成虫は夕暮れや早朝に活動し、高速で飛翔する[2]。
日中日陰で休むメス
たそがれ飛翔中のメス
分布
日本(北海道や東北より南の地域だが、東北でも散見される)・台湾・インド[2]
脚注
関連項目
外部リンク
- かがくナビ
- トンボ王国トンボ図鑑
- 琵琶湖博物館
- 日本のレッドデータ
各都道府県でのレッドデータ
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- 岐阜県
- 栃木県