人物
子供の頃から絵を描くのが好きで、永谷園のお茶漬けのおまけの竹久夢二のカードを集めていたという[2]。幼少期に林静一、大和和紀、小山ゆう、いのまたむつみらの絵に強い影響を受け、イラストレーターという職業を意識するようになる[2][3][4]。島根県立松江南高等学校卒業後、1999年より神戸に在住。大学は美術系ではなく総合大学の人文科学系に進んだものの、強い違和感を感じ[3]、絵への強い思いからイラストの専門学校にも通うようになった[2]。漫画家を目指していた時期もあったが、紆余曲折の末に諦め[3][4]、2010年よりフリーのイラストレーターとして活動を始める。2013年より岡山県に転居する[1]。主に書籍の装画などのイラストを手掛けている。着物や近代建築が好きで、得意とするモチーフでもある。趣味は古い町並みを歩き回ること。アンティークショップに目がなく、古本屋が好きで、かつてアルバイトをしていた[4]。大正ロマンや昭和モダンなどアンティークなテイストで数々の美人画を描く[4]。イラストのラフスケッチはアナログで行うことが多く、愛用の筆記用具を使用している[4]。自身にとって着物は魅力的なモチーフであり、今後も描き続けていきたいものである[4]。たくさんの資料を読む工夫をし、スケッチしながらアイデアを膨らませ、和装の表現をしている[4]。2023年には第52回(2023年度)日本漫画家協会賞萬画部門を受賞をする。
単行本
主な活動
- 2006年
- 2009年
- ピエブックス「ガールズグラフ」掲載 - 漫画テイストの女性をメインにしたイラストレーターカタログ
- 株式会社エイチーム 携帯待受用コンテンツイラスト
- 月刊MdN 2009年11月号メイキング掲載
- 2010年
- 2011年
- 東京創元社「雲上都市の大冒険」表紙
- 東京創元社「蒼志馬博士の不可思議な犯罪」表紙
- コミックアートフェスタ011 招待作家として作品展示
- 東京創元社「おやすみなさい、ホームズさん」上下巻表紙
- pixiv年鑑2011 掲載
- 月刊MdN 2012年01月号 メイキング掲載
- Quarterly pixiv vol.07 メイキング掲載
- 道楽 6・10月号掲載
- 2012年
- デジタル・イラスト MAKING BOOK メイキング掲載
- 道楽 2月号掲載
- 東京創元社 創元推理文庫「豪華客船エリス号の大冒険」表紙
- 月刊MdN 2012年05月号 作品集印刷についての記事掲載
- 月刊MdN 2012年06月号 作品集印刷についての記事掲載
- ソニー・デジタルエンタテインメント「童謡あそび」表紙
- 2013年
- 2014年
- 2015年
- 2016年
- 2017年
- 宝島社「カウントダウン」表紙イラスト担当
- 実業之日本社「読まずに死ねない世界の名詩50編」表紙イラスト担当
- イラストレーションNo.214 インタビュー掲載
- 月刊MdN 2017年6月号 インタビュー掲載
- 「命短し恋せよ乙女」~マツオヒロミ×大正恋愛事件簿~ - 弥生美術館展覧会にて新作を含む十数点の作品を展示
- 「命みじかし恋せよ乙女 : 大正恋愛事件簿」表紙イラスト・イラスト担当
- 季刊エス59号 表紙イラスト担当・インタビュー掲載
- 日本橋三越「にほんばしきものまーち」 「百貨店ワルツ」コラボレート
- 2021年
- 「(Artiswitch)」キャラクターデザイン原案[5]
脚注
- ^ a b PROFILE | matsuo hiromi(2021年2月6日閲覧)
- ^ a b c “イラストレーターのわ第20回/マツオヒロミ”. ワコムタブレットサイト. Wacom. 2022年4月19日閲覧。
- ^ a b c “マツオヒロミ先生インタビュー!絵の魅力を決める「掴み」のテクニック”. egaco (2022年2月6日). 2022年4月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g 平泉康児 (2016年8月17日). “「一回一回の仕事を大事にしながら長く残るような絵を描いていきたい」注目作家 ・マツオヒロミにインタビュー”. 翔泳社. 2022年4月29日閲覧。
- ^ “Artiswitch:オリジナルアニメがYouTubeで5月28日配信 大塚明夫、石田彰、石田晴香出演 サンライズ×アソビシステムの新プロジェクト”. まんたんウェブ (2021年5月14日). 2021年5月14日閲覧。
関連項目
外部リンク
- MATSUO HIROMI Illustrations
- マツオヒロミ (@matuo) - Twitter
- マツオヒロミ (@matuohiromi) - Instagram
- マツオヒロミ - pixiv