概要
1987年に三才ブックスの『ラジオライフ』編集長であった(伊藤英俊)が、八王子市の無線機販売店パックスラジオの援助でラジオライフ関係者を引き連れ独立し、有限会社マガジンランドを設立した。
初創刊は同年発行の月刊誌『アクションバンド電波』。創刊前に アマチュア無線フェスティバルで、小冊子の「プレ創刊号」を無料配布した。
2020年に東京地方裁判所は『(歌の手帖)』の著作権使用料に関し、少なくとも1998年12月号から2018年1月号まで発行部数を過少申告したと認め、日本音楽著作権協会(JASRAC)の請求通り1億6千万円の支払いを命じる判決を下した[2]。
2021年に出版不況やコロナ禍に加えJASRACへの支払い命令により資金難に陥ったとして閉業を発表 [3]、事後処理を弁護士に一任した [4]。 後に東京地方裁判所が破産手続開始の決定をした。負債総額は約1億円[1]。
2022年に破産手続は終結した。
沿革
会社概要[5]等より
- 1987年
- 1990年
- 月刊『Let's HAMing』創刊
- 株式会社に組織変更[6]
- 1993年 - 月刊『歌の手帖』創刊
- 1994年 - 第1回『Kリーグ歌謡祭』開催
- 2018年の第24回まで主催[7]
- 1999年 - 千代田区神田錦町に移転
- 2001年 - 季刊『K-POPSTAR』、『うさぎと暮らす』創刊
- 2005年 - 『K-POPSTAR』月刊化
- 2006年 - 書籍編集部開設
- 2014年 - 第1回『手芸&クラフト展」開催
- 2020年の第7回(この回はオンライン)まで実施
- 2017年 - マガジンランド新書(ML新書)創刊
- 2019年 - 千代田区九段南に移転
- 2020年
- 12月10日 - 東京地裁が『歌の手帖』著作権料の未払い分請求を認める判決
- 2021年
- 2022年
主な出版物
- アクションバンド電波(2005年10月号で休刊)
- Let's HAMing(1998年8月号まで、9月号より『電波fan』と改題するも10月号で休刊)
- 歌の手帖(2018年6月(8月号)から(歌の手帖社)[11]が発行[12])
- うさぎと暮らす(閉業発表時の最新号は2020年Winter号[13]、2021年Spring号から(うさぎと暮らす)[14]が発行し(メディアパル)[15]が発売[16]
- K-POPSTAR(2006年8月号で休刊)
手しごとを楽しむ[17]
- 2017年12月号
- 2018年秋冬号
- 2019夏号
- 2020冬号
脚注
- ^ a b - ウェイバックマシン(2021年7月29日アーカイブ分)
- ^ - ウェイバックマシン(2021年1月9日アーカイブ分)
- ^ a b - ウェイバックマシン(2021年1月5日アーカイブ分)
- ^ - ウェイバックマシン(2021年1月27日アーカイブ分)
- ^ - ウェイバックマシン(2021年1月17日アーカイブ分)
- ^ 組織変更公告(官報平成2年10月3日第476号27頁)、なお以前にも掲載したことがあり(官報平成2年3月8日第318号25頁)
- ^ - ウェイバックマシン(2019年3月31日アーカイブ分)
- ^ 破産手続開始(官報令和3年4月2日第465号17頁)
- ^ 破産手続終結(官報令和4年11月25日号外第251号21頁)
- ^ 株式会社マガジンランドの情報(法人番号公表サイト)
- ^ 歌の手帖社
- ^ - ウェイバックマシン(2021年1月17日アーカイブ分)
- ^ - ウェイバックマシン(2020年11月29日アーカイブ分)
- ^ うさぎと暮らす
- ^ メディアパル
- ^ - ウェイバックマシン(2021年2月19日アーカイブ分)
- ^ - ウェイバックマシン(2021年1月17日アーカイブ分)
- ^ - ウェイバックマシン(2021年1月18日アーカイブ分)
外部リンク
- - ウェイバックマシン(2021年3月10日アーカイブ分)