ボブ・ホスキンス（Bob Hoskins, 本名: Robert William Hoskins, 1942年10月26日 - 2014年4月29日[2]）は、イギリスの俳優。サフォーク州生まれのロンドン育ちであるが、アメリカ人のアクセントで話すこともできたことから、ハリウッドでも成功した数少ないイギリス人俳優の1人である[1]。
| ボブ・ホスキンス Bob Hoskins | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 本名 | Robert William Hoskins | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 生年月日 | 1942年10月26日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 没年月日 | 2014年4月29日（71歳没） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 出生地 | イングランド・サフォーク州(ベリー・セントエドマンズ)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 出身地 | イングランド・ロンドン・(フィンズベリー・パーク)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 死没地 | イングランド・ロンドン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 国籍 | イギリス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 身長 | 168 cm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 職業 | 俳優 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ジャンル | 映画、テレビ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 活動期間 | 1969年 - 2012年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 配偶者 | (ジェーン・リブジー)（1967年 - 1978） (リンダ・バンウェル)（1982年 - 2014年） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 『(長く熱い週末)』 『(愛と名誉のために)』 『コットンクラブ』 『モナリザ』 『ロジャー・ラビット』 『恋する人魚たち』 『フック』 『映写技師は見ていた』 『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』 『ニクソン』 『(トゥエンティフォー・セブン)』 『フェリシアの旅』 『ヘンダーソン夫人の贈り物』 『ハリウッドランド』 『(ファクトリー・ウーマン)』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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来歴
15歳で学校を去り、英語の教師やサーカスで仕事をするなどして生計を立てる。20代半ばから舞台に出演するようになり、1969年に映画デビュー。
陽気な役からマフィアのボスまで幅広い役を演じている。
1986年の『モナリザ』でカンヌ国際映画祭男優賞、ゴールデングローブ賞ドラマ映画主演男優賞などを受賞。
スーパーマリオの実写映画化作品でマリオを演じた俳優でもある[3]。しかし、彼自身はマリオを演じた事については「いまいましい悪夢」であるとガーディアン紙のインタビューに答えている[4]。
手塚治虫は『ロジャー・ラビット』に出演した際の「存在する筈のないアニメキャラがすぐそこに居るかの様に視線を送る眼の演技」を高く評価した。[要出典]同作では幼少期にサーカス団員の両親と共にサーカスに出ていた探偵を演じ、本人もサーカス団員だった経験を生かしたアクロバティックな演技をしているが、アニメキャラに合わせた激しい動きが原因で撮影中に怪我をする事も少なくなかった。[要出典]
2011年にパーキンソン病と診断され、2012年8月8日には治療に専念するため俳優業を引退すると明らかにした[5]
2014年4月29日、急性肺炎のため、死去[2]。71歳没。
主な出演作品
| 公開年 | 日本語題 原題 | 役名 | 備考 | 日本語吹替 |
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| 1974 | ボーイ・ワンダーの孤独 Inserts | ビッグマック | ||
| 1975 | ローヤル・フラッシュ Royal Flash | 巡査 | 石森達幸（TBS版） | |
| 1979 | ズールー戦争 Zulu Dawn | C.S.M. ウィリアムズ | ||
| 1980 | 長く熱い週末 The Long Good Friday | ハロルド | (第35回英国アカデミー賞)主演男優賞 ノミネート | 樋浦勉 |
| 1981 | オセロー Othello | イアーゴ | テレビ映画 | |
| 1982 | ピンク・フロイド/ザ・ウォール Pink Floyd The Wall | マネージャー | ||
| 1983 | 愛と名誉のために The Honorary Consul | ペレス | (第37回英国アカデミー賞)助演男優賞 ノミネート | |
| 1984 | コットンクラブ The Cotton Club | オウニー・マデン | 壌晴彦（ソフト版） 富田耕生（TBS版） | |
| 1985 | デュネラ・スキャンダル The Dunera Boys | モリー | テレビ映画 | |
| 未来世紀ブラジル Brazil | スプー | 屋良有作（テレビ朝日版） | ||
| ムッソリーニと私 Mussolini and I | ベニート・ムッソリーニ | テレビ映画 | ||
| 1986 | くたばれ!ハリウッド Sweet Liberty | スタンリー | ||
| モナリザ Mona Lisa | ジョージ | 第39回カンヌ国際映画祭男優賞 受賞 (第40回英国アカデミー賞)主演男優賞 受賞 第44回ゴールデングローブ賞主演男優賞（ドラマ部門） 受賞 第59回アカデミー賞主演男優賞 ノミネート | ||
| 1987 | 死にゆく者への祈り A Prayer for the Dying | マイケル・ダ・コスタ | 山内雅人（テレビ東京版） | |
| 1988 | ロジャー・ラビット Who Framed Roger Rabbit | エディ・バリアント | 第46回ゴールデングローブ賞主演男優賞（ミュージカル・コメディ部門） ノミネート | 内海賢二（ソフト版） 田中信夫（機内上映版） |
| ジプシー/風たちの叫び The Raggedy Rawney | ダーキー | 監督・脚本・出演 | ||
| 1990 | 私の愛したゴースト Heart Condition | ジャック | ||
| 恋する人魚たち Mermaids | ルー | 玄田哲章（テレビ東京版） | ||
| 1991 | プラスティック・ナイトメア/仮面の情事 Shattered | ガス・クレイン | 富田耕生 | |
| 美女と時計とアブナイお願い The Favour, the Watch and the Very Big Fish | ルイス | |||
| フック Hook | スミー | 内海賢二 | ||
| 映写技師は見ていた The Inner Circle | ラヴレンチー・ベリヤ | |||
| 1992 | お葬式だよ全員集合! Passed Away | ジョニー | ||
| ブルー・アイス Blue Ice | サム・ガルシア | |||
| 1993 | スーパーマリオ/魔界帝国の女神 Super Mario Bros. | マリオ・マリオ | 富田耕生（ソフト版・日本テレビ版） | |
| 1995 | レインボー Rainbow | フランク・ベイリー | 監督/出演 | 藤本譲 |
| ニクソン Nixon | J・エドガー・フーヴァー | 第2回全米映画俳優組合賞キャスト賞 ノミネート | 斎藤志郎 | |
| バルト Balto | ボリス | 声の出演 | 羽佐間道夫 | |
| 1996 | シークレット・エージェント The Secret Agent | ヴァーロック | 出演/製作総指揮 | 西村知道 |
| マイケル Michael | ヴァータン・マルト | 稲葉実 | ||
| 1997 | (トゥエンティフォー・セブン) 24 7: Twenty Four Seven | アラン・ダーシー | ヨーロッパ映画賞男優賞 受賞 | |
| スパイス・ザ・ムービー Spice World | 本人 | |||
| 1998 | 従妹ベット Cousin Bette | 村松康雄 | ||
| 1999 | チューブ・テイルズ Tube Tales | - | 監督 | |
| フェリシアの旅 Felicia's Journey | ジョー・ヒルディッチ | |||
| バウンティ・キッド The White River Kid | ブラザー・エドガー | |||
| デビッド・コパーフィールド David Copperfield | Micawber | テレビ映画 | ||
| 2000 | ノリエガ/独裁者の真実 Noriega: God's Favorite | マヌエル・ノリエガ | テレビ映画 | |
| ドン・キホーテ ～ラ・マンチャの男～ Don Quixote | サンチョ・パンサ | テレビ映画 | ||
| 2001 | スターリングラード Enemy at the Gates | ニキータ・フルシチョフ | 富田耕生（ソフト版） 石田太郎（日本テレビ版） | |
| ボスニアの青い空 Where Eskimos Live | シャーキー | |||
| 失われた世界 The Lost World | George Challenger | テレビ映画 | ||
| 2002 | メイド・イン・マンハッタン Maid in Manhattan | ライオネル・ブロック | 樋浦勉（ソフト版） 石井隆夫（機内上映版） | |
| スリーピング・ディクショナリー The Sleeping Dictionary | ヘンリー | 小山武宏 | ||
| 2003 | コンクリュージョン Den of Lions | ダリウス | ||
| 2004 | 悪女 Vanity Fair | ピット・クローリー | 石波義人 | |
| ビヨンド the シー 夢見るように歌えば Beyond The Sea | チャーリー・カソート・マフィア | 後藤哲夫 | ||
| 2005 | ダニー・ザ・ドッグ Danny the Dog | バート | 青野武（ソフト版） 内海賢二（テレビ東京版） | |
| マスク2 Son of the Mask | オーディン | 第26回ゴールデンラズベリー賞最低助演男優賞 ノミネート | 内海賢二（劇場公開版） 西村知道（日本テレビ版） | |
| ヘンダーソン夫人の贈り物 Mrs. Henderson Presents | (ヴィヴィアン・ヴァンダム) | 出演/製作総指揮 第77回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞アンサンブル演技賞 受賞 第63回ゴールデングローブ賞助演男優賞 ノミネート (第8回英国インディペンデント映画賞)(男優賞) ノミネート | 内海賢二 | |
| ステイ Stay | レオン・パターソン | 中庸助 | ||
| 2006 | パリ、ジュテーム Paris, je t'aime | ボブ | 大塚周夫 | |
| ガーフィールド2 Garfield: A Tail of Two Kitties | ウィンストン | 声の出演 | ||
| ハリウッドランド Hollywoodland | エドガー・マニックス | 鈴木泰明 | ||
| 2007 | 必殺処刑人 Outlaw | ウォルター・ルイス | 鈴森勘司 | |
| 2008 | ドゥームズデイ Doomsday | ビル・ネルソン | 大塚周夫（ソフト版） 星野充昭（Netflix版） | |
| 2009 | Disney's クリスマス・キャロル A Christmas Carol | フェジウィッグ／ジョー老人 | 熊倉一雄 | |
| 2010 | (ファクトリー・ウーマン) Made in Dagenham | アルバート | 第13回英国インディペンデント映画賞(助演男優賞) ノミネート | |
| 2011 | ネバーランド Neverland | テレビ・ミニシリーズ | ||
| 2012 | スノーホワイト Snow White & the Huntsman | ミューア | 大塚周夫 |
出典
- ^ a b c d “Bob Hoskins - obituary” (英語). The Telegraph. (2014年4月30日) 2020年10月16日閲覧。
- ^ a b 入倉功一 (2014年4月30日). “俳優ボブ・ホスキンスさん死去 71歳 『ロジャー・ラビット』『スーパーマリオ』など”. シネマトゥデイ 2014年4月30日閲覧。
- ^ “「スーパーマリオブラザーズ」がアニメ映画化”. 映画.com. (2018年11月9日) 2020年8月28日閲覧。
- ^ Hattenstone, Simon (2007年8月3日). “Bob Hoskins: 'The Method? Living it out? Cobblers!'” (英語). The Guardian (London) 2013年8月12日閲覧。
- ^ “「マリオ」演じたボブ・ホスキンスが引退、パーキンソン病で”. CNN Japan. (2012年8月9日) 2012年8月18日閲覧。