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ペガスス座

ペガスス座(ペガススざ、Pegasus)[2] は、古代ローマのクラウディオス・プトレマイオスが定めたトレミーの48星座の1つで、現在採用されている88星座の1つ。比較的明るい星が多い星座として知られる。日本の学術用語では「ペガスス座」という表記が定められている[2]が、一般には英語風の読みのペガサス座と呼ばれることもある[注 1]

ペガスス座
Pegasus
属格 Pegasi
略符 Peg
発音 英語発音: [ˈpɛɡəsəs]、属格:/ˈpɛɡəsaɪ/
象徴 the Winged Horse / Pegasus
概略位置:赤経 23
概略位置:赤緯 +20
広さ 1121平方度[1]7位
主要恒星数 9, 17
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
88
系外惑星が確認されている恒星数 8
3.0等より明るい恒星数 5
10パーセク以内にある恒星数 2
最輝星 ε Peg(2.39
最も近い星 EQ Peg;(20.7光年)
メシエ天体 1
流星群 7月ペガスス座流星群
隣接する星座 アンドロメダ座
とかげ座
はくちょう座
こぎつね座
いるか座
こうま座
みずがめ座
うお座
(テンプレートを表示)

α星・β星・γ星・そしてアンドロメダ座α星[注 2]からつくられる四角形は、ペガススの四辺形[3]として知られる。また、北半球ではペガスス座が秋を代表する星座のひとつであることから、「秋の(大)四辺形」とも呼ばれる。

主な天体

恒星

α星[4]、β星[5]、ε星[6]の3つの2等星がある。

以下の恒星には、国際天文学連合によって正式な固有名が定められている。

その他、以下の恒星が知られている。

星団・星雲・銀河

その他

神話

 
ウラニアの鏡』に描かれたペガスス座とこうま座

ギリシャ神話に登場する、翼を持つ天馬ペーガソスをモチーフとしている。ペーガソスは、勇者ペルセウスメドゥーサの首を切って倒したときに、クリューサーオールと共に胴体から生まれた[11]。ペーガソスという言葉はギリシャ語で「泉」を意味する Πηγαί (pegai) に由来する[11]。生れ出たペーガソスは飛び立って、ムーサたちの住むボイオーティアヘリコン山に辿り着き、ムーサたちを喜ばせようと岩を蹄で撃ったところ、そこから泉が湧き出たという[11]

リュキアイオバテースから怪物キマイラ退治の命を受けたベレロポーンは、ペイレーネーの泉で水を飲んでいたペーガソスを女神アテーナーから授かった黄金の手綱で捕らえ、自らの乗馬とした[11]。ペーガソスに乗ったベレロポーンは、空中から矢と槍でキマイラを打ち倒した[11]。やがて増長したベレロポーンは、神の仲間入りをしようとペーガソスに乗って天を目指したが、ゼウスの遣わしたを嫌ったペーガソスに振り落とされ、墜死した[11]

ペーガソスはのちにゼウスの雷電の矢を運ぶ役目を負ったという[11]

呼称

α、β、γ、アンドロメダ座αの4つの星からなる四辺形を、日本では枡に見立てて「ますがたぼし(枡形星)」「ますぼし(枡星)」などと呼ぶ地方がある。4つの星があることから「しぼし(四星)」「よつぼし(四ツ星)」「よつまぼし、よすまぼし(四隅星)」とも呼ばれる。また静岡県静岡市では、狩猟で獲った動物の皮を木の板に張って乾燥させた姿に見立てた「かわはりぼし、かあはりぼし、かはりぼし(皮張り星)」なる呼ばれ方もされていた[12]

熊本県北部や新潟県村上地方では、ペガススの四辺形を枡に、アンドロメダ座βγδを柄に見立てた「さかます(酒枡)」という呼称が伝わっている[12]

注釈

[脚注の使い方]
  1. ^ 聖闘士星矢』など。
  2. ^ かつては「ペガスス座δ星」ともされたが、88星座の境界線が定められた際にアンドロメダ座α星とされた。

出典

  1. ^ “星座名・星座略符一覧(面積順)”. 国立天文台(NAOJ). 2023年1月1日閲覧。
  2. ^ a b 『文部省 学術用語集 天文学編(増訂版)』(第1刷)日本学術振興会、1994年11月15日、306頁。ISBN (4-8181-9404-2)。 
  3. ^ 原恵 2007, p. 167.
  4. ^ a b “* alf Peg -- High proper-motion Star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2021年6月6日閲覧。
  5. ^ a b “* bet Peg -- Long-period variable star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2021年6月6日閲覧。
  6. ^ a b “* eps Peg -- Long-period variable star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2021年6月6日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 原恵 2007, p. 192.
  8. ^ a b c d e f g h i “IAU Catalog of Star Names (IAU-CSN)”. 国際天文学連合 (2017年6月30日). 2017年10月14日閲覧。
  9. ^ “* bet Peg -- Long-period variable star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2021年6月6日閲覧。
  10. ^ a b 原恵 2007, p. 193.
  11. ^ a b c d e f g Ridpath, Ian. “Star Tales - Pegasus”. 2014年2月1日閲覧。
  12. ^ a b (北尾浩一)『日本の星名事典』(初版第一刷)原書房、2018年5月30日、382-385頁。ISBN (978-4-562-05569-2)。 

参考文献

  • 原恵『星座の神話 - 星座の歴史と星名の意味』(新装改訂版4刷)恒星社厚生閣、2007年2月28日。ISBN (978-4-7699-0825-8)。 

座標:   23h 00m 00s, +20° 00′ 00″

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