a2network株式会社(エーツーネットワーク)は、ドイツ・イギリス・ベルギー・タイにおいてベリーモバイルというブランドで仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯電話通信事業を展開している企業である。
本社が入居するSVAX浜松町2 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒105-0013 東京都港区浜松町2-1-16-9F |
設立 | 2005年11月9日 |
業種 | (情報・通信業) |
法人番号 | 5010401059670 |
事業内容 | 仮想移動体通信事業 (MVNO) 仮想移動体通信事業者支援事業 (MVNE) アプリケーションサービス供給事業 (ASP) |
代表者 | 門田 朗人(代表取締役社長) |
資本金 | 238,259,100円 |
外部リンク | http://www.a2network.jp/ http://www.berrymobile.jp/ http://skyberry.me/ |
日本においては仮想移動体通信事業者支援事業(MVNE)のほか、海外出張者や海外渡航者向けのデータ通信サービス事業を展開している。
概要
携帯電話サービスブランドであるベリーモバイル事業において海外に住む日本人向け携帯電話サービス事業のMVNOとして現在ドイツ、ベルギー、イギリス、タイの4カ国に展開。主に海外在住日本人向けのMVNO事業として日本発のコンテンツや携帯電話サービスなどを提供している。
2010年3月には主に日本から海外への出張者や渡航者をターゲットとした海外データ通信サービス("ベリーデータ グローバル"、"ベリーデータ定額 中国")の提供も開始している。
モバイル支援事業、MVNE事業、ASP事業も行っており、 ベリーモバイル事業の実運用により培われたシステムとノウハウを基に、業務システム〜端末開発〜回線の調達まで、トータルソリューションをワンストップで提供している。また、顧客管理、契約管理、在庫・物流管理、オンライン販売、プロビジョニング、デバイス管理、顧客サポート、などの多様な業務系機能を低価格なASP形式でのバックエンドシステム(サーバフリー)で提供している。
2017年にはクラウドSIM搭載WiFiの「スカイベリー」サービスの提供を開始。
ベリーモバイル
海外在住の日本人向けに、現地通信回線の提供および日本語対応または完全日本語可ができる携帯電話(主にスマートフォン)の販売を行なっている。 日本人スタッフが常駐・日本語サポートを行なっており、日本と同じ感覚で携帯電話サービスを利用することが可能。 イギリス・ドイツなどで通常の携帯電話の国際ローミング料金よりも格安な料金で通話、SMSやEメールが利用できる。またメール、SMSも日本語で利用することができる。
- 通話
- ほぼ現地の通信キャリアと同額の料金で通話、データ通信を行うことができる。通話料金、通信料金は状況に応じて細かい設定がされている。
- データ通信
- 国内でのEメール・インターネットなどのデータ通信が無制限で行えるベリーモバイルのオプション(データUnlimited)等がある。2011年9月よりタイでは2段階データ定額プラン(ダブルデータ定額プラン)の提供が開始された。現在はドイツ、イギリス、タイ国内でサービスが行われている。
- E-メール
- ベリーeメールといわれるメールアドレスをひとつ付与されるほか、その他POP、IMAPメールのアカウントを利用してメールをすることができる。ベリーeメール着信通知サービスを利用することでの着信通知を受けるだけでなくiモードメールのように、同時にメールの内容を自動で取得することができる。
- SMS
- 日本語表記でベリーモバイル同士だけでなく、その他のSMS対応機種とやりとりをすることができる。
- iチャネル
- NTTドコモヨーロッパと共同で英国でのベリーモバイルユーザーは、プッシュ型RSSライクな本サービスが利用可能。
ドコモサポートデスク
- "海外ドコモサポートデスク"
- NTTドコモから委託を受けてのドコモの海外サポートデスクを開設し、短期渡航、海外赴任、留学などをする邦人へのサポートを提供している。
- 現在はタイ(バンコク)、シンガポールのサポートデスクを運営している。
- "ドコモのケータイ電話新規契約の事前受付"
- 海外に赴任していた人が帰国後すぐに利用することができるドコモのケータイ電話新規契約の事前受付および、現地居住の日本人のお客様向け携帯電話サービスの契約取次サービスを行なっている。
- "ローミングサポート"
- 国際ローミングの利用方法・操作説明、無料充電サービス、盗難・紛失対応などに関するサポートなどを取り扱っている。
沿革
- 2005年11月9日 - a2network株式会社設立
- 2007年5月 - NHKニュース配信を実施
- 2007年6月 - ベリーeメール着信通知サービス開始
- 2008年5月 - ベルギー(ブリュッセル)でベリーモバイル開始
- 2008年9月 - タイでベリーモバイル開始(翌年4月にBTSプロンポン駅付近にベリーモバイルショップをOPEN)
- 2008年11月 - ドコモ・ヨーロッパと提携、翌月ベリーモバイルをイギリス(ロンドン)で開始
- 2009年6月 - ドイツで携帯コミックサービスの試験配信を実施
- 2009年11月2日 - イギリスでiチャネルサービス開始
- 2010年2月17日 - 世界各国で展開されているベリーモバイル向けに"+J for S60"の進化系ソフトである"a2j"の提供を開始
- 2010年3月2日 - ドイツ(デュッセルドルフ)にベリーモバイルショップをOPEN
- 2010年3月3日 - 日本(東京)でベリーデータ通信サービス("ベリーデータ グローバル"、"ベリーデータ定額 中国")開始
- 2010年3月31日 - ベリーモバイルポイントプログラム(帰国時にドコモのケータイ購入割引に使うことができる)開始
- 2010年4月10日 - ベリーモバイルストア(Amazon.co.jp)でモバイルホットスポット「MiFi2372」を販売開始
- 2010年6月4日 - 日本(東京)で法人向けベリーデータ通信サービス("ベリーデータ定額 日本")開始
- 2010年7月13日 - 日本(東京)でベリーデータ通信サービス("ベリーデータ定額 日本ミニ")開始
- 2010年9月30日 - タイでドコモ サポートデスク バンコクをベリーモバイル店内に併設、サービスを開始
- 2010年11月11日 - シンガポール(リャンコート)でドコモ サポートデスク シンガポールを開設、サービスを開始
- 2011年9月1日 - タイでダブルデータ定額プランサービスを開始
- 2014年7月15日 - タイのチョンブリ県シラチャにタイ国内2店舗目のベリーモバイルシラチャ店を開業。
- 2017年5月29日 - タイで海外でもタイの料金でデータ通信の利用が出来るクラウドSIM搭載WiFi「スカイベリー」サービスの提供を開始。
- 2017年10月2日 - 日本(東京)SBパートナーズとクラウドSIM搭載 定額Wi-Fiサービス「スカイベリー」の代理店契約を締結。
- 2017年9月15日 -タイでa2network Thailand がAISとモバイルセキュリティ分野で提携
- 2018年12月12日 - タイでAndroid Zero-touch enrollmentのパートナー事業者に認定。
- 2019年3月19 - タイでa2network ThailandとTrueとがクラウドSIM搭載モバイルWi-Fiの業務提携を開始。
- 2020年3月 - タイで端末下取りサービスの提供を開始、下取り端末のデータ消去部分ではITOCHU Enterprise (Thailand) Ltd.と提携
外部リンク
- a2network
- ベリーモバイル ドイツ
- ベリーモバイル ベルギー
- ベリーモバイル タイ
- ベリーモバイル 日本
- スカイベリー 日本
- スカイベリー タイ