シャルルロワ空港(シャルルロワくうこう、仏: Aéroport de Charleroi Bruxelles Sud、英: Brussels South Charleroi Airport)は、ベルギー・ワロン地域のシャルルロワに位置する空港である [1][2]。空港名の表記はほかに、
シャルルロワ空港 Aéroport de Charleroi Bruxelles-Sud | |
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IATA: CRL - ICAO: EBCI | |
概要 | |
国・地域 | ベルギー |
所在地 | シャルルロワ |
母都市 | シャルルロワ、ブリュッセル |
種類 | 公共 |
所有者 | ワロン=ブリュッセル共同体政府 |
運営者 | Brussels South Charleroi Airport S.A. (BSCA) |
標高 | 187 m (614 ft) |
座標 | 北緯50度27分36秒 東経004度27分10秒 / 北緯50.46000度 東経4.45278度座標: 北緯50度27分36秒 東経004度27分10秒 / 北緯50.46000度 東経4.45278度 |
公式サイト | www.charleroi-airport.com |
地図 | |
CRL/EBCI CRL/EBCI CRL/EBCI | |
滑走路 | |
統計(2016年) | |
旅客数 | 7,303,720人 |
リスト | |
空港の一覧 |
などがある(中黒のありなしによる表記ゆれについても存在するが、本項出典では同一視している)。
また、SkyTraxランキング[1]などでは Brussels Charleroi Airport といった South のない英語表記も見られる。
概要
シャルルロワの市街地からは約7km、ブリュッセルからは約46km離れている。比較的ブリュッセルに近く、1919年の開港当初より現在までパイロットの飛行訓練のための利用が盛んである。
1970年代の一時期、サベナ・ベルギー航空がリエージュ空港及び当空港からロンドンへの路線を開設していたが、搭乗率は低迷しすぐに路線は廃止され、長らく地中海地域及びアルジェリアへのチャーター便が細々と飛ぶ状態が続いていた。1997年にライアンエアーが就航してからは利用者数が増加し、2001年にはライアンエアーがヨーロッパ大陸地域で最初の運航拠点として当空港を選定した。現在ライアンエアーは60を超える路線を当空港から運航しているが、ワロン地域政府から多額の補助金を受けていることには批判もあり、2004年には欧州委員会において補助金拠出が違法とされたことからロンドン・スタンステッド空港及びリヴァプール空港への路線が廃止されている(ロンドン線は2007年に運航を再開した)。
現在ではブリュッセルの第2空港としての地位を確立しており、2001年に70万人ほどであった年間利用者数は2010年には500万人を突破するまでになった。
就航航空会社と就航都市
航空会社 | 就航地 |
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(エア・ベルギー) | チャーター便:香港 |
TUIフライ・ベルギー | 西欧:(トゥーロン) 南欧:アリカンテ、グラン・カナリア、テネリフェ・スール、マラガ、(ムルシア/コルベラ)(2019年1月18日就航予定)、ムルシア=サン・ハビエル(2019年1月14日運航終了予定) 北アフリカ:アルジェ、(ウジダ)、オラン、カサブランカ、(コンスタンティーヌ)、シャルム・エル・シェイク、タンジェ、チュニス、(トレムセン)、(ナドール)、フェズ、フルガダ、ベジャイア、ラバト、ワルザザート 季節運航:(アル・ホセイマ)、アンタルヤ(2019年4月7日就航予定)、イラクリオン、エンフィダ、ジェルバ、(エッサウィラ)、ニース、パルマ・デ・マヨルカ、ロードス |
エール・コルシカ | 季節運航:(アジャクシオ)、(カルヴィ)、(バスティア) |
ライアンエアー | 西欧:エディンバラ、(カルカソンヌ)、グラスゴー(2019年4月2日再開予定)、ダブリン、トゥールーズ、(ニーム)、ビアリッツ、ファロ、ボルドー、マルセイユ、モンペリエ(2019年3月30日運航終了予定) 東欧:ソフィア、(バニャ・ルカ)、ブカレスト、ブダペスト、ポドゴリツァ 中欧:(ヴロツワフ)、クラクフ、ブラチスラヴァ、プラハ、(ワルシャワ/モドリン) 南欧:アテネ、アリカンテ、(アンコーナ)、(カリャリ)、グラン・カナリア、(コミソ)、サラゴサ、サンタンデール、セビリア、テッサロニキ、テネリフェ・スール、トリノ、トレヴィーゾ、ナポリ、バーリ、バルセロナ、パルマ・デ・マヨルカ、パレルモ、バレンシア、ピサ、(フエルテベントゥラ)、(ブリンディジ)、(ペスカーラ)、ベルガモ、(ペルピニャン)、ボローニャ、ポルト、マドリード、マラガ、マンチェスター、(ラメーツィア・テルメ)、ランサローテ、リスボン、レウス、ローマ/チャンピーノ 北欧:ヴィリニュス、コペンハーゲン、ストックホルム/スカブスタ、リガ 北アフリカ:アガディール、ウジダ、タンジェ、ナドール、フェズ、マラケシュ、ラバト 季節運航:アルゲーロ、アルメリア、イビサ、エイラート/オブダ、コルフ、(ザダル)、ジローナ、(ハニア)、フィガリ、(プーラ)、(ベジエ)(2019年4月2日就航予定)、(ペルージャ)、(ベルジュラック)、(ラ・ロシェル)、(リエカ)、(ロデーズ)、ロードス |
ウィズエアー | 中欧:リュブリャナ、ワルシャワ/ショパン 東欧:キシナウ、(クラヨーヴァ)、(クルジュ=ナポカ)、(シビウ)、スコピエ、ソフィア、ティミショアラ、ブカレスト、ブダペスト、(ヤシ) |
ベラヴィア | ミンスク/第2 |
アルジェリア航空 | アルジェ |
ペガサス航空 | イスタンブール/サビハ・ギョクチェン |
アクセス
シャルルロワ駅、シャルルロワ南駅との間に路線バス[8]が、ブリュッセル南駅との間に高速バスが運行されている。高速道路でのアクセスにも優れている。
脚注
- ^ “ワロン地方”. ベルギー観光局ワロン・ブリュッセル. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “都市別安全情報>西ヨーロッパ>ベルギー>ブリュッセル”. 日本海外ツアーオペレーター協会. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “IATAコード(3レター)が『C』で始まる空港一覧 (IATAコード:CRL)”. FLYチーム. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “ブリュッセル・サウス・シャルルロワ空港”. 地球の歩き方. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “カルカッソンヌ”. フランス観光開発機構. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “ベルギー/ワロン/ブリュッセル(2013年のパンフレット)”. ベルギー観光局. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “ワロン地域を選ぶ理由”. ベルギー王国ワロン地域政府 貿易・外国投資振興庁(AWEX)公式サイト. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “Me déplacer - InfoTEC”. infotec.be. 2017年3月2日閲覧。
外部リンク
- 公式サイト (フランス語)