株式会社ハピラインふくいは、福井県福井市に本社を置き、北陸新幹線金沢駅 - 敦賀駅間の開業後に北陸本線の敦賀駅 - 大聖寺駅間を運営する第三セクター方式の鉄道事業者(第三セクター鉄道)となる予定の会社である[2][4][7]。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒910-0005 福井県福井市大手二丁目4番13号 (大手合同事務所2階) 北緯36度3分50.7秒 東経136度13分23.8秒 / 北緯36.064083度 東経136.223278度座標: 北緯36度3分50.7秒 東経136度13分23.8秒 / 北緯36.064083度 東経136.223278度 |
設立 | 2019年(令和元年)8月13日[1] |
業種 | (陸運業) |
法人番号 | 5210001017678 |
代表者 | 代表取締役社長 小川俊昭[2][3][4] |
資本金 | 5億円 |
営業利益 | ▲1880万8000円 (2022年03月31日時点)[5] |
経常利益 | ▲2007万5000円 (2022年03月31日時点)[5] |
純利益 | ▲2039万7000円 (2022年03月31日時点)[5] |
純資産 | 5億5171万円 (2022年03月31日時点)[5] |
総資産 | 6億0160万8000円 (2022年03月31日時点)[5] |
主要株主 | 福井県 70% 福井市など沿線7市町 20% 福井銀行 5% 北陸電力 5% (2019年8月13日時点)[6] |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
沿革
当初は2023年春に予定されていた北陸新幹線 金沢駅 - 敦賀駅間開業と、並行在来線となる北陸本線の敦賀駅 - 大聖寺駅間の西日本旅客鉄道(JR西日本)からの経営分離に向けて、2019年8月に準備会社が設立された。
2019年9月から社員採用の応募を受け付け[8]、2020年4月に第1期の社員が入社した。新幹線金沢 - 敦賀間の開業が1年延期されて2024年春となる見通しが2020年12月に公表され、並行在来線の開業や準備スケジュールも1年先送りとなった[9]。2022年7月に公募による会社名「ハピラインふくい」に改称[10][11]。同月に増資を行い、本格会社に移行した[10][11]。
展望
県内にはすでに第三セクター鉄道事業者として福井鉄道やえちぜん鉄道も存在しており、福井県はこれら2社との経営統合も含めて県内の第三セクター鉄道3社のあり方について検討している[12][13]。
年表
管理路線
路線の名称は2022年時点で未定となっている。
車両
開業に際し、JR西日本から営業用として521系電車2両編成16本の譲渡を受ける予定である[23]。また、除雪用の車両についても必要な数をJRから取得する計画としている[23]。
脚注
- ^ a b . 福井新聞ONLINE. (2019年8月14日). オリジナルの2019年9月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b "会社概要". 福井県並行在来線準備株式会社. 2021年4月4日閲覧。
- ^ a b c 山本洋児「並行在来線「ハピラインふくい」 社名が内定 人とまち 路線でつなぎ幸せに」『中日新聞 朝刊 福井総合』、2022年3月29日、17面。2022年4月10日閲覧。
- ^ a b c d 小田健司「「ハピラインふくい」出発へ 並行在来線三セクの新社名、内定」『朝日新聞 朝刊 福井全県』、2022年3月29日、29面。2022年4月10日閲覧。
- ^ a b c d e 福井県並行在来線準備株式会社 第3期決算公告
- ^ “”. 福井新聞ONLINE (2019年7月28日). 2019年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月10日閲覧。
- ^ a b c d 「並行在来線 県民の足へ」『読売新聞 大阪朝刊 福井』、2022年4月7日、24面。2022年4月10日閲覧。
- ^ 堀川敬部「高校卒業予定者、社員30人を募集 在来線三セク会社」『朝日新聞 朝刊 福井全県』、2019年8月10日、23面。2022年7月9日閲覧。
- ^ 「沿線自治体、負担増を懸念 建設費、上振れ分の一部拠出も 並行在来線、収益ないまま費用増加」『日本経済新聞 地方経済面 北陸』、2022年12月11日、8面。2022年8月29日閲覧。
- ^ a b c 山本洋児「延びる新幹線 社名「ハピラインふくい」出発 並行在来線準備会社が変更」『中日新聞 朝刊 福井中日』、2022年7月5日、18面。2022年8月29日閲覧。
- ^ a b c “福井の新鉄道会社「ハピラインふくい」に社名変更 JRから経営分離の並行在来線、開業までに民間から1億円求める”. 福井新聞ONLINE. (2022年7月5日)2022年7月15日閲覧。
- ^ “”. 福井新聞ONLINE (2018年6月28日). 2018年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月10日閲覧。
- ^ . 福井新聞ONLINE. (2020年9月12日). オリジナルの2020年9月13日時点におけるアーカイブ。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『本社事務所の移転について』(プレスリリース)福井県並行在来線準備株式会社、2020年5月29日2022年7月9日閲覧。 。
- ^ 『福井県並行在来線準備株式会社鉄道線の鉄道事業再構築実施計画の認定について』(プレスリリース)国土交通省、2022年1月19日 。2021年1月21日閲覧。
- ^ 『福井県並行在来線準備株式会社鉄道線の鉄道事業再構築実施計画の認定および鉄道事業の許可について』(プレスリリース)福井県並行在来線準備株式会社、2022年1月19日2021年1月21日閲覧。 。
- ^ a b 「福井区間の並行在来線会社 「ハピラインふくい」に 三セクの社名が内定」『日本経済新聞 地方経済面 北陸』、2022年3月29日、8面。2022年4月10日閲覧。
- ^ . 福井新聞 (福井新聞社). (2022年3月28日). オリジナルの2022年3月28日時点におけるアーカイブ。2022年3月28日閲覧。
- ^ “新社名「株式会社ハピラインふくい」に変更しました” (2022年7月4日). 2022年7月4日閲覧。
- ^ 玉田能成「ロゴマークを発表 車両、社員の制服に ハピラインふくい」『中日新聞 朝刊 福井総合』、2022年8月27日、17面。2022年8月29日閲覧。
- ^ 柳川迅「ハピラインがロゴマーク発表」『朝日新聞』、2022年8月29日。2022年8月29日閲覧。
- ^ 「大聖寺駅「譲って」 無人化計画のJR西に加賀市 「有人」維持へ カフェ、自習室で活気」『北國新聞』、2021年7月21日。2022年4月10日閲覧。
- ^ a b “福井県並行在来線経営計画” (PDF). 福井県並行在来線対策協議会 (2021年10月). 2022年8月10日閲覧。