ハシボソカモメ(嘴細鴎、学名:Chroicocephalus genei)は、チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種である。
ハシボソカモメ |
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保全状況評価 |
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
分類 |
学名 |
Chroicocephalus genei Brème, 1839 |
和名 |
ハシボソカモメ |
英名 |
Slender-billed Gull |
分布
地中海西部から中央アジア、ペルシャ湾沿岸からパキスタンにかけての地域で繁殖し、冬季は繁殖地付近にとどまるものと、地中海や紅海沿岸に渡り越冬するものに分かれる。
形態
体長約43cm、翼開長約100cm。体色はユリカモメと似ているが、やや大きい。成鳥冬羽は頭部が白く、胸と腹はややピンク色を帯びた白色である。体の上面は淡い青灰色。成鳥夏羽は体の下面がよりピンク色がかっている。雌雄同色である。
頭部はユリカモメに比べるとなだらかな感じで、嘴が細長い。
生態
海岸や河口に生息する。
「アーッ」「アアアア」と鳴く。
参考文献
- 『日本の鳥 550 水辺の鳥』、文一総合出版
- 真木広造他 『日本の野鳥590』 平凡社