ネバド・デル・ウイラ(スペイン語: Nevado del Huila)は、コロンビアのウイラ県に位置する火山である。アンデス山脈の(コロンビア山塊)に位置する。
概要
首都・ボゴタから南西に240km離れた火山で、標高は5,364m(17,602ft)。コロンビアにある火山の中では最も高い。500年間以上活動をしていなかったが、2007年に活動を開始。現在もかなり活発である。
近隣の(スアサ川)流域の(クエバ・デ・ロス・グアチャロス国立自然公園)、マグダレナ川、カウカ川、カケタ川の水源がある(プラセ国立自然公園)と共に1979年にユネスコの生物圏保護区の「シントゥロン・アンディーノ生物圏保護区」に指定された。一帯にはコロンビアの国鳥のコンドルのほか、(ナンベイアカエリツミ)、ヤマバクなどの動物が生息している[2]。
2008年11月20日に起きた噴火では、山腹など計2か所で雪崩が発生し、10人が死亡した。また、周辺地域に避難勧告が出され、12000人が避難した[3]。
脚注
- ^ a b "ネバド・デル・ウイラ". Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2012年10月26日閲覧。
- ^ “Cinturón Andino Biosphere Reserve, Colombia” (英語). UNESCO (2019年6月25日). 2023年3月23日閲覧。
- ^ “ネバドデルウイラ山噴火、雪崩発生などで10人死亡 コロンビア 写真4枚”. AFPBB News. (2008年11月23日)2012年9月2日閲覧。
関連項目
ギャラリー
南東から撮影(1993年)
噴煙を上げるウイラ山
(2009年10月23日撮影)
外部リンク
- pnn nevado del huila - Parques Nacionales Naturales de Colombia