ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(英: National Gallery of Art、略称はNGA)は、アメリカ合衆国ワシントンD.C.にある国立美術館である。日本では、ワシントン・ナショナル・ギャラリーなどとも呼ばれる。
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート National Gallery of Art | |
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西棟外観 | |
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施設情報 | |
正式名称 | National Gallery of Art |
愛称 | NGA |
来館者数 | 4,261,391人(2016年)[1] |
開館 | 1941年 |
所在地 | アメリカ合衆国ワシントンD.C. |
位置 | 北緯38度53分29.2秒 西経77度1分12秒 / 北緯38.891444度 西経77.02000度座標: 北緯38度53分29.2秒 西経77度1分12秒 / 北緯38.891444度 西経77.02000度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
概要
このナショナルギャラリーは1937年、銀行家アンドリュー・メロンが、美術館設立のための基金と、自身の美術コレクションを(連邦政府)に寄贈したことに始まる。1941年に大理石造の美術館(西棟)が完成し、1978年には現代美術展示のための新館(東棟)が完成している。メロンは、財務長官、駐イギリス大使なども務めたが、駐イギリス大使としてロンドンに滞在中、ロンドンのナショナルギャラリーを参観。母国アメリカにも同様の国立美術館を造りたいとの夢を実現させたものである。誰でも入れる美術館を目指し、開館より入場無料。なお、本美術館の周辺にはスミソニアン博物館群が広がっており、本美術館同様に入場無料であるが、本美術館の運営はスミソニアン協会に拠っていない。
建物は西棟と東棟に分かれており、西棟は20世紀初頭までの伝統的な絵画・彫刻作品を展示、東棟は現代美術中心の展示となっている。西棟の西側には彫刻庭園があり、ジョアン・ミロやロイ・リキテンスタインの作品が展示されている。
主な収蔵品
- (Category:ナショナル・ギャラリー (ワシントン) の所蔵品)も参照
ヤン・ファン・エイク『受胎告知』1434年-1436年頃
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン『女性の肖像』1460年頃
レオナルド・ダ・ヴィンチ『ジネヴラ・デ・ベンチの肖像』1474年-1478年頃
アルブレヒト・デューラー
『ハラーの聖母』1496-1499年頃ラファエロ・サンティ
『カウパーの小聖母』1505年頃ラファエロ・サンティ
『アルバの聖母』1510年頃ラファエロ・サンティ
『ビンド・アルトヴィーティの肖像』1515年頃ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『鏡を見るヴィーナス』1555年頃
ピーテル・パウル・ルーベンス『ライオンの穴の中のダニエル』1613年-1615年頃
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『鏡の前のマグダラのマリア (悔悛するマグダラのマリア)』1635年-1640年頃
レンブラント・ファン・レイン『風車』1645年-1648年頃
レンブラント・ファン・レイン『ルクレティア』1664年頃
ピーテル・デ・ホーホ
『オランダの中庭』1658年-1660年頃ヨハネス・フェルメール『天秤を持つ女』1664年頃
ヨハネス・フェルメール『手紙を書く女』1665年-1666年頃
ジャン・シメオン・シャルダン『シャボン玉遊び』1739年以前
フランソワ・ブーシェ
『ヴィーナスの水浴』1751年ジャン・オノレ・フラゴナール『読書する娘』1775年頃
フランシスコ・ゴヤ
『ポンテーホス公爵夫人』1786年頃ジャック=ルイ・ダヴィッド『書斎のナポレオン』(1812年、)
ドミニク・アングル『シャルル・マルコット・ダルジャントゥイユ』1810年
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー『白のシンフォニー第1番-白の少女』1862年
エドゥアール・マネ
『鉄道』1873年クロード・モネ
『散歩、日傘をさす女性』1875年ピエール=オーギュスト・ルノワール『じょうろを持つ少女』1876年
フィンセント・ファン・ゴッホ『ラ・ムスメ』1888年
フィンセント・ファン・ゴッホ『自画像』1889年
ポール・ゴーギャン
『ファタタ・テ・ミティ』1892年ポール・セザンヌ
『ペパーミント・ボトル』1893-1895年
アメリカ美術の主なコレクション
ジョン・シングルトン・コプリー『ワトソンと鮫』1778年
ウィンスロップ・チャンドラー『サミュエル・チャンドラーの肖像』1780年
ギルバート・ステュアート『スケーター』1782年
エドワード・ヒックス
『平和な王国』1834年頃トマス・コール『人生の航路-子供時代』1842年
ジョージ・イネス『The Lackawanna Valley』1855年
トマス・エイキンズ『The Biglin Brothers Racing』1873年
ウィンスロー・ホーマー『Breezing Up』1873年–1876年
ウィリアム・メリット・チェイス『A Friendly Call』1895年
ジョージ・ベローズ『Both Members of This Club』1909年
交通アクセス
ワシントンメトロのグリーンラインとイエローラインが乗り入れる「Archives」駅下車。
脚注
- ^ “The Art Newspaper Ranking VISITOR FIGURES 2016” (PDF). The Art Newspaper. 2017年10月16日閲覧。