『ナサリン』(Nazarín, スペイン語発音: [nasaˈɾin], [naθaˈɾin])は、1959年に公開されたルイス・ブニュエル監督によるメキシコの(風刺映画)。この映画は、公開同年の第12回カンヌ国際映画祭で国際賞を受賞した[1]。第32回アカデミー賞外国語映画賞のメキシコ代表作品に選ばれたが、ノミネートはされなかった[2]。
ナサリン | |
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Nazarín | |
監督 | ルイス・ブニュエル |
脚本 |
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原作 | 『Nazarin』 ベニート・ペレス・ガルドス |
製作 | (マヌエル・バルバチャ・ノーボンセ) |
製作総指揮 | フェデリコ・アメリゴ |
出演者 |
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音楽 | (ロドルフォ・アルフター) |
撮影 | (ガブリエル・フィゲロア) |
編集 | (カルロス・サバジ) |
製作会社 | Producciones Barbáchano Ponce |
配給 | Películas Nacionales |
公開 | 1959年6月4日 |
上映時間 | 94分 |
製作国 | メキシコ |
言語 | スペイン語 |
ブニュエルの映画の中でも知名度はそれほど 高くはないが、『ナサリン』は高い評価を得ている。映画監督のアンドレイ・タルコフスキーは、『ナサリン』をオールタイム・ベスト10の1本に挙げている[3]。またこの作品は、2019年4月、第72回カンヌ国際映画祭の「カンヌ・クラシックス」部門で上映される作品に選ばれた[4]。