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『ドミノ・ターゲット』(原題:The Domino Principle)は、1977年制作のアメリカ合衆国のアクション映画。スタンリー・クレイマー監督。
あらすじ
ベトナム戦争で名うての狙撃兵として活躍し、除隊後ある男の運転手を勤めていたロイ・タッカーは、男の殺害容疑で恋仲になっていた男の若い妻エリー共々有罪になり、刑務所に服役していた。
そんな彼のもとにある日、マーヴィンという男が面会にやって来る。ロイは彼とは初対面だったが、マーヴィンはロイの過去を知りつくしていた。マーヴィンはその後も刑務所を訪れ、または助手のロスが来て、「我々に協力すれば脱獄させてやる」と言う。ロイは同房のスピヴェンタも一緒に脱獄させるよう要求、やがて2人は脱獄に成功するが、スピヴェンタは待っていた男達に殺された。
一方、ロイはサンフランシスコのホテルの一室でリーザー将軍という男に会わされ、コスタリカ行きを命じられる。現地でマーヴィンと落ち合ったロイは、海岸の優雅な屋敷でエリーと再会する。ロイとエリーは夢のような日々を過ごすが、やがてアメリカに戻されたロイは、リーザー将軍から1丁のライフルを渡される。彼はある組織の手先となり、暗殺の予行演習をさせられることになったのだ。エリーを人質に取られたロイはヘリコプターに乗ってある標的のもとへ。ロイは標的の男に照準を合わせる。しかし寸前で躊躇し、わざと狙いをずらして引金を引く。だが、地上にいた狙撃者が標的を撃った。その狙撃者は、何と死んだはずのスピヴェンタだった。
エリーを取り戻したロイは2人でひっそりと暮らそうとするが、彼にもやがて組織の魔の手が…。