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ドクツルタケ

ドクツルタケ(毒鶴茸、Amanita virosa)は、ハラタケ目テングタケ科テングタケ属キノコ日本で見られる中では最も危険な(毒キノコ)の一種であり、最大限の注意を要する。シロコドク(秋田県)、テッポウタケ、ヤタラタケの地方名がある。

ドクツルタケ

Amanita virosa

分類
: 菌界 Fungus
: 担子菌門 Basidiomycota
: 菌じん綱 Hymenomycetes
: ハラタケ目 Agaricales
: テングタケ科 Amanitaceae
: テングタケ属 Amanita
: ドクツルタケ virosa
学名
Amanita virosa
和名
ドクツルタケ
英名
Destroying Angel

特徴

北半球一帯に分布。初夏から広葉樹林および針葉樹林の地上に生える。中型から大型で、色は。湿っているときはやや粘性がある。()には(つば)と(つぼ)、そしてささくれがある。傘のふちに条線はない。水酸化カリウム3パーセント液を傘につけると黄変する。胞子はほぼ球形。シロツルタケハラタケ科などの白い食用キノコと間違える可能性があるので注意が必要である。例えば、シロオオハラタケとドクツルタケは見かけはほぼ同じであるが、ツボの有無、ひだの色などから見分けることができる。猛毒のシロタマゴテングタケAmanita verna)とは「水酸化カリウム溶液につけても変色しないこと」「柄にささくれが無いこと」などから区別できる。

また、これまでドクツルタケとされてきた個体も複数の種に細分化できることが分かっており、高山帯に生え大型になる高山型の個体と、平地に生え小型の平地型の個体に分類できる他、柄にささくれがあるが強い塩素に似た臭いがあり水酸化カリウム溶液で変色しないニオイドクツルタケ(Amanita oberwinklerana)や柄にささくれがあり水酸化カリウム溶液で変色するが傘の中央がクリーム色を帯びるアケボノドクツルタケ(Amanita subjunquillea var. alba)などの種類が分離されている[1]

毒性

欧米では「死の天使」「破壊の天使」「殺しの天使」(Destroying angel) という異名をもち、日本においても死亡率の高さから、地方名で「ヤタラタケ」「テッポウタケ」などとも呼ばれる。また、同じく猛毒のシロタマゴテングタケタマゴテングタケとともに猛毒キノコ御三家と称される[2]

毒性が極めて強いため、素人は白いキノコは食すのを避けるべきとする人やキノコの会もある。ただし誤って食べた場合の食感はよく味も美味とされる。

毒成分

成分は環状ペプチドで、アマトキシン類、ファロトキシン類(ファロイジンなど)、ビロトキシン類、ジヒドロキシグルタミン酸などからなる[3]

中毒症状

毒性は、1本で1人の人間の命を奪う。腹痛嘔吐下痢が起こり、1日ほどで治まったかに見えるが、その約1週間後には肝臓や腎臓の組織が破壊され、劇症肝炎様の症状が現れる。

参考画像

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ https://mikawanoyasou.org/kinoko/dokuturutake.htm
  2. ^ 大海淳 著 『いますぐ使えるきのこ採りナビ図鑑』 大泉書店、2006年10月1日発行、(ISBN 978-4-278-04717-2)、60頁。
  3. ^ 山浦由郎:キノコ中毒における最近の動向と今後の課題 食品衛生学雑誌 Vol.51 (2010) No.6 P319-324

参考文献

  • 後藤判友:ドクツルタケによる食中毒 - 食品衛生学雑誌 Vol.30 (1989) No.5 P468-470
  • 公益財団法人日本中毒情報センター

関連項目

外部リンク

  • 自然毒のリスクプロファイル:ドクツルタケAmanita virosa(テングタケ科テングタケ属) - 厚生労働省
  • ドクツルタケ - 東京都福祉保健局
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