トヨタ不動産株式会社(とよたふどうさん、英: TOYOTA FUDOSAN CO., LTD.)は、愛知県名古屋市中村区名駅に本社を置く、トヨタグループの不動産会社[4]。2022年4月に東和不動産から社名変更した[4]。
本社が入居するミッドランドスクエア | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒450-6216 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目7番1号 ミッドランドスクエア 16階[1] |
設立 | 1953年(昭和28年)8月17日[1] |
業種 | (不動産業) |
法人番号 | 9180001031662 |
事業内容 | 不動産の所有・管理・売買・貸借および有価証券等への投資[1]。 |
代表者 | 代表取締役会長 豊田章男 代表取締役社長 (山村知秀)[1] |
資本金 | 594億5000万円[1] |
売上高 | 158億1100万円 (2022年03月31日時点)[2] |
営業利益 | 37億9700万円 (2022年03月31日時点)[2] |
経常利益 | 268億3500万円 (2022年03月31日時点)[2] |
純利益 | 203億7000万円 (2022年03月31日時点)[2] |
純資産 | 8550億円 (2022年03月31日時点)[2] |
総資産 | 1兆1553億2700万円 (2022年03月31日時点)[2] |
従業員数 | 118名(2022年4月1日時点)[1] |
主要株主 | トヨタグループ各社 |
主要子会社 | 柳橋食品ビル株式会社 100% 株式会社TOWAホスピタリティ 100% 株式会社アイ・エム・エー 100%[3] |
関係する人物 | 豊田章一郎(元会長) 内山田竹志(元監査役) 伊地知隆彦(元社長) 山口千秋(元社長) |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
愛知県名古屋市の名古屋駅前(名駅)にあるミッドランドスクエア[4]やセンチュリー豊田ビル、シンフォニー豊田ビルといった商業・オフィスビルを運営しているほか、パレットタウン(東京都江東区青海)や富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)の再開発を手掛ける[4]。
概要
当社の保有しているビルやそれに付属する商業施設の開発・運営管理を一体的に行っている。 同社最大の物件であり、本社を構えるミッドランドスクエアの前身である(豊田ビル)は、かつて豊田佐吉が経営していた愛知県名古屋市堀内町の紡織工場跡である。 また、トヨタグループ各社の株式も保有しており、非上場会社で株式を買い占められるリスクが少ないことから、買収防衛策としての役割も果たしている。
第二次世界大戦後、連合国軍総司令部(GHQ)による財閥解体で豊田産業の商社事業が日新通商(現在の豊田通商)、不動産事業が東和不動産(当社の旧社名)に分割された[4]。東和不動産の社史によると、ビル経営には不安もあり、親会社のイメージを傷つけないよう配慮して豊田(トヨタ)を冠さない社名にした旨が記されている[4]。「東和」の由来は記録になく、当時の幹部が京都の僧侶に決めてもらったという話が伝わっている[4]。
沿革
- 1953年(昭和28年)8月17日 - トヨタ自動車工業(現:トヨタ自動車)および豊田自動織機製作所(現・豊田自動織機)、日新通商(現:豊田通商)の共同出資により東和不動産株式会社設立[5]。
- 2004年(平成16年)3月 - (ISO 14001)認証を取得。
- 2007年(平成19年)3月 - ミッドランドスクエア(正式名称:豊田・毎日ビルディング)をオープン[5]。
- 2016年(平成28年)7月12日 - (第二豊田ビル)(建て替え、シンフォニー豊田ビル)竣工[6]。
- 2018年(平成30年)1月31日 - 柳橋食品ビルの取得および所有会社である柳橋食品ビル株式会社を完全子会社化[7][8]。
- 2021年(令和3年)11月30日 - 株式会社アイ・エム・エーの全株式を取得し、完全子会社化[9]。
- 2022年(令和4年)4月27日 - 社名をトヨタ不動産株式会社に変更[10][11]。
- 2023年(令和5年)2月1日 - 三井不動産株式会社と共同でトヨタ自動車東京本社ビルをトヨタ自動車株式会社より取得(持分割合はトヨタ不動産90%、三井不動産10%)し、トヨタ東京ビルに改称[12]。
主要な物件
- ミッドランドスクエア(愛知県名古屋市中村区)[13]
- センチュリー豊田ビル(愛知県名古屋市中村区)(豊田通商名古屋本社)[13]
- 名古屋クロスコートタワー(愛知県名古屋市中村区)[13]
- 桜通豊田ビル(愛知県名古屋市中村区)[13]- (旧近鉄新名古屋ビル。2015年1月に同社が取得し、改称[5]。)
- シンフォニー豊田ビル(愛知県名古屋市中村区)[13]-(旧第二豊田ビル、2016年に竣工、オープン。)
- 名駅IMAIビル(愛知県名古屋市中村区)[13]
- (大阪豊田ビル)(大阪府大阪市中央区)[13](豊田通商大阪支店)
- 柳橋食品ビル(愛知県名古屋市中村区) ※解体
- トヨタ東京ビル(東京都文京区)
- 管理受託
- センチュリー三田ビル(東京都港区)[13]
- トヨタホーム栄ビル(愛知県名古屋市東区)
センチュリー豊田ビル
センチュリー三田ビル
名古屋クロスコートタワー
桜通豊田ビル
シンフォニー豊田ビル
事業所
脚注
- ^ a b c d e f g h “会社概要”. トヨタ不動産株式会社. 2022年4月28日閲覧。
- ^ a b c d e f トヨタ不動産株式会社 第86期決算公告
- ^ “会社案内” (PDF). トヨタ不動産株式会社. 2022年10月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g 「東和不動産→ TOYOTA FUDOSAN 70年続いた社名、なぜ今変更?ブランド前面、名古屋圏以外へも」『朝日新聞』朝刊2022年5月24日(経済面)2022年5月28日閲覧
- ^ a b c “沿革”. トヨタ不動産株式会社. 2022年4月28日閲覧。
- ^ 「シンフォニー豊田ビル完成 広がるにぎわい空間」『中日新聞』中日新聞社、2016年7月13日、9面。
- ^ 「東和不動産、名古屋駅前のビル取得」『日本経済新聞』、2018年1月31日。2018年2月3日閲覧。
- ^ (PDF)『柳橋食品ビル株式会社の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ』(プレスリリース)東和不動産株式会社、2018年1月31日2022年4月28日閲覧。 。
- ^ “東和不動産、ミッドランドスクエア近くのビル取得”. 株式会社日本経済新聞社. (2021年11月30日)2022年4月28日閲覧。
- ^ 「70年変わらなかった社名、とうとう「トヨタ不動産」に なぜいま?」『朝日新聞』、2022年4月28日。2022年4月28日閲覧。
- ^ 『トヨタ不動産株式会社へ社名変更のお知らせ(2022年4月27日より)』(プレスリリース)東和不動産株式会社、2022年4月6日2022年4月28日閲覧。 。
- ^ “トヨタ不動産と三井不動産、「トヨタ自動車 東京本社ビル」を取得 2023年6月から日本サッカー協会も入居へ”. Car Watch. 株式会社インプレス (2023年2月1日). 2023年2月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “事業案内”. トヨタ不動産株式会社. 2022年4月28日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト