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コロナクーペ(Corona Coupe)はトヨタ自動車が生産・販売していたノッチバッククーペ型の乗用車である。
トヨタ・コロナクーペ AT/ST16#型 | |
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2.0VX フロント(後期型) | |
2.0VX リア(後期型) | |
2.0VX インテリア(後期型) | |
概要 | |
販売期間 | 1985年8月 - 1989年9月 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 2ドアノッチバッククーペ |
駆動方式 | 前輪駆動 |
(パワートレイン) | |
エンジン | 3S-GELU 2.0L 直列4気筒DOHC(ST162) 3S-FE 2.0L(ST162) 1S-iLU 1.8L 直列4気筒OHC(ST160) 4A-GELU 1.6L 直列4気筒DOHC(AT160) |
最高出力 | 2.0L 136ps/6,400rpm(3S-GELU) 1.8L 89ps/5,400rpm 1.6L 111ps/6,600rpm |
変速機 | 4速AT 5速MT |
サスペンション | |
F:マクファーソンストラットコイル R:ストラットコイル | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,525 mm |
全長 | 4,415 mm |
全幅 | 1,690 mm |
全高 | 1,295 mm |
車両重量 | 1,030-1,100 kg |
その他 | |
新車登録台数 | 3万4580台[1] |
系譜 | |
先代 | トヨタ・コロナハードトップ |
後継 | トヨタ・コロナEXiV |
概要
コロナの名称を冠するが、同時に登場したセリカ/カリーナEDとシャーシを共有する姉妹車であり、同世代のFFセダン系(T150/160型系)とは大きく異なる車である。(ただし、FFコロナセダンおよびFFカリーナセダンの2.0L GT系の型式はST162であり、同型式のセリカ・コロナクーペ・カリーナEDとは完全なる姉妹車の関係である)
T160型系の一世代のみが生産された。T140系以前のFR時代のピラーレス2ドアハードトップも「コロナクーペ」と呼ばれる場合があるが、正しくは「コロナ」という車種のボディ形態の一つである「2ドアハードトップ」であり、正確には「コロナクーペ」ではない。
T160型系は「コロナ」から派生してセンターピラーのある2ドアクーペの新たな車種「コロナクーペ」として発売された。後継車のT180型系は「コロナEXiV」である。
歴史
コロナシリーズ全体としては通算8代目。
1985年(昭和60年)8月に登場。ボディタイプは2ドアクーペ、駆動方式はFFのみ。同時に登場したセリカ/カリーナEDの姉妹車であり、T140型コロナ2ドアハードトップ(FR)の後継車両。また、セリカのラインアップがリフトバックのみ(ただし日本国外仕様は2ドアクーペも存在する)となってクーペが消滅したため、その穴を埋めるためと、スペシャルティカーを持たなかったトヨペット店のラインナップ強化が導入の目的であった。
実質的にはT160型セリカの日本国内向けのノッチバッククーペ版にあたる。しかし、セリカと4ドアハードトップクーペのカリーナEDの売れ行きが好調なのに対し、同T160型セリカ譲りのスタイリッシュなスタイルの割にセリカとカリーナEDの陰に隠れる感じでコロナクーペの売れ行きは不調であった。
エンジンは姉妹車と共通で2.0L DOHC(スポーツツインカム)16バルブ・EFIの(3S-GELU)、1.8L SOHC8バルブ・セントラルインジェクション(Ci)の1S-iLU、1.6L DOHC(スポーツツインカム)16バルブ・EFIの4A-GELUの3種であった。
1987年(昭和62年)8月、マイナーチェンジと同時に2.0L DOHC(ハイメカツインカム)16バルブエンジンの3S-FELU型が追加され、1.6L車が廃止された。
1988年(昭和63年)5月、1.8Lエンジンが1S-iLU型から1.8L DOHC(ハイメカツインカム)16バルブの4S-FiLU型に変更される。これにより搭載エンジンが全車、DOHC化されることとなった。
1989年(平成元年)4月、2000VXベースの特別仕様車が追加される。
1989年 (平成元年) 8月[2]、生産終了。以降は在庫対応分のみの販売となる。
同年9月を以って販売終了。後継車として、4ドアハードトップクーペの「コロナEXiV」が登場。セリカをベースにしたノッチバックのクーペモデルは一旦消滅するが、後にトヨタビスタ店(現・ネッツ店)及びトヨタオート沖縄(現・(ネッツトヨタ沖縄))専売のカレンとして間接的に復活する。
(参考)
T160系セリカクーペ(前部、カナダ仕様)(参考)
T160系セリカクーペ(後部、USA仕様)
キャッチコピー
- 「ザ・ストリーム・ライナー」(前期型)
- 「美しいクーペさえあれば。」(後期型)
車名の由来
- 「真赤に燃える太陽」、「そのまわりの淡い真珠色の光」、「太陽の冠」という意味。明るく親しみのもてるファミリーカーであるように名付けられた。
脚注
関連項目
外部リンク
- トヨタ コロナクーペ - トヨタ自動車公式企業サイト内のページ。