『デーヴ』(原題: Dave)は、1993年公開のアメリカ映画。コメディ映画。監督はアイヴァン・ライトマン、主演ケヴィン・クライン。配給ワーナー・ブラザース。
デーヴ | |
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Dave | |
監督 | アイヴァン・ライトマン |
脚本 | ゲイリー・ロス |
製作 | アイヴァン・ライトマン ローレン・シュラー・ドナー |
製作総指揮 | ジョー・メジャック マイケル・C・グロス |
出演者 | ケヴィン・クライン シガニー・ウィーバー |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
撮影 | アダム・グリーンバーグ |
編集 | (シェルドン・カーン) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1993年5月7日 1993年8月28日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $63,270,700[1] |
脚本のゲイリー・ロスはアカデミー脚本賞(1993年)に、ケヴィン・クラインはゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)(1993年)に、それぞれノミネートされた。
概要
ホワイトハウスを舞台に、平凡な男性(ケヴィン・クライン)が脳卒中で再起不能となった大統領の影武者にされて国を引っ張るドタバタ振りと、孤独なファーストレディ(シガニー・ウィーバー)との大人のロマンスを絡め、名も無き男によりアメリカの良心は守られるという映画の定番をコメディタッチで描いている。
偽の大統領への忠誠心を巡って揺れる護衛官役のヴィング・レイムス、悪人から善人へと徐々に戻っていく大統領報道官役のケヴィン・ダン、友人であるデーヴの頼みを断りきれず、連邦政府予算の組み替えにも協力させられる田舎町の会計士役でチャールズ・グローディン、国民への奉仕を忘れない高潔な副大統領役のベン・キングズレーなどが脇をがっちり固め、大統領首席補佐官役のフランク・ランジェラが憎々しげな悪役を演じている。テレビ番組の司会者、政界の重鎮、映画スターも本人役で出演しているオマケもある。
ストーリー
ボルティモアでパートタイムの職業斡旋所を経営するデーヴ・コーヴィックが、ビル・ミッチェル大統領の影武者として雇われた。
当初は警護が万全ではない場面だけの起用だったが、大統領の急病によりその権力を狙う側近によって傀儡として祭り上げられる。
しかし、大統領として過ごすうちに、自身の良心に従い行動するようになっていくのであった。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
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ソフト版 | テレビ朝日版 | |||
デーヴ・コーヴィック/ビル・ミッチェル大統領 | ケヴィン・クライン | 納谷六朗 | 古川登志夫 | |
エレン・ミッチェル | シガニー・ウィーバー | 弥永和子 | ||
ボブ・アレグザンダー大統領特別補佐官 | フランク・ランジェラ | 大木民夫 | 坂口芳貞 | |
アラン・リード大統領補佐官 | ケヴィン・ダン | 富山敬 | 屋良有作 | |
デュエイン・スティーヴンソン | ヴィング・レイムス | 大友龍三郎 | 天田益男 | |
ゲイリー・ナンス副大統領 | ベン・キングズレー | 品川徹 | 大木民夫 | |
マーリー・ブラム | チャールズ・グローディン | 牛山茂 | 梅津秀行 | |
アリス | フェイス・プリンス | 一柳みる | 一城みゆ希 | |
ランディ | ローラ・リニー | 雨蘭咲木子 | 佐藤しのぶ | |
ホワイトハウスのツアー・ガイド | ボニー・ハント | |||
ジョン・マクラフリン | 藤本譲 | |||
ジェイ・レノ | 星野充昭 | |||
オリバー・ストーン | 水野龍司 | 仲野裕 | ||
ベン・スタイン | ||||
ラリー・キング | 古田信幸 | |||
アーノルド・シュワルツェネッガー | 玄田哲章 |
- ソフト版:VHS・DVD・Blu-ray収録。
- テレビ朝日版:初回放送1997年11月23日『日曜洋画劇場』
脚注
- ^ “Dave (1993)” (英語). Box Office Mojo. 2009年11月2日閲覧。