ティチーノ川(ティチーノがわ、伊: Ticino)は、スイス南部からイタリア北部を流れる川で、ポー川の主要な支流の一つである。
ティチーノ川 | |
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セスト・カレンデ付近 | |
延長 | 248 km |
平均流量 | 350 m³/s |
流域面積 | 7,228 km² |
水源 | ノヴェーナ峠(スイス) |
水源の標高 | 2,478 m |
河口・合流先 | ポー川(イタリア パヴィーア付近) |
流域 | スイス、イタリア |
流路
スイス・ティチーノ州北部のサンゴタール峠付近に源を発し南へ流れ、(マガディーノ)付近でマッジョーレ湖北東部に注ぐ。イタリアに入り、マッジョーレ湖南端のセスト・カレンデ付近から再びティチーノ川として流出する。ミラノの西側を南東に流れ、パヴィーアの郊外約3Kmほど南西でポー川に合流する。
生態系
流域に湿地と河畔林が多く、ユーラシアカワウソ、クスシヘビ、サンカノゴイ、ニシアカアシチョウゲンボウなどが生息している。マッジョーレ湖からポー川との合流点に至るティチーノ川の渓谷はロンバルディア州とピエモンテ州を跨ぐ「(ティチーノ渓谷自然公園)」をなし、2002年に周辺の「(ラゴニ・ディ・メルクラゴ自然公園)」「(カンネティ・ディ・ドルメッレット特別自然保護区)」「(ボスコ・ソリヴォ自然保護区)」「(フォンド・トーチェ自然保護区)」を含む地域はユネスコの生物圏保護区に指定された[1]。また、マッジョーレ湖に注ぐ河口部はラムサール条約登録地である[2]。
パヴィーア付近のティチーノ川
パヴィーアでティチーノ川に架かるコペルト橋
脚注
関連項目
- ティキヌスの戦い - 紀元前218年、本河川下流付近で戦われた、第二次ポエニ戦争の戦闘
外部リンク
- Bolle di Magadino | Ramsar