チャパリータASARI(チャパリータ・アサリ、本名:中尾 真美(なかお まさみ、旧姓:渡邊)、1973年9月15日 - )は、日本の元女子プロレスラー。東京都荒川区出身。日本女子体育大学附属二階堂高等学校卒業[1]。
来歴
学生時代は体操部に所属するが、目的が「プロレスラーになる事」だったため、体操の技術をプロレスに活かすことに専念し、減量は一切行わず、そのため体操選手としては無名の存在だった。女子プロレスラーの風間ルミは高校の先輩にあたる。
1992年全日本女子プロレスのオーディションに四回目で合格。その時上背は無かったものの、体操の経験を活かし、リング上で後の得意技となるスカイツイスタープレスの原形を披露し認められ入団する。
プロレスデビューは1992年11月19日、葛飾区総合スポーツセンターでの対椎名由香戦。
リングネームを本名の渡辺真美からチャパリータASARIに改名する。なお、リングネームの由来は、全女に入団した際、先輩レスラー達への挨拶で自己紹介を行った際、名前の「まさみ」が聞き取りづらく、「アサリ」と聞こえてしまい、それがあだ名となったことと、それにスペイン語で「小さくて可愛い」という意味の「チャパリータ」を組み合わせたことによる。
全女ではジュニア王座や世界スーパーライト級王座に就くなど活躍、WWE(当時WWF)のPPV・サバイバー・シリーズにおいて得意技のスカイツイスタープレスをライオネス飛鳥相手に披露した。
1994年、みちのくプロレスに参戦。1997年以降レギュラー参戦し、自らみちのく女子部を設立するなど活動的で、みちのくファンから根強い人気を得た。
1997年9月に全女の経営難から退団し、ネオ・レディース(後のNEO女子プロレス)に入団(この時、当時アルシオンの社長だった小川宏もASARIをアルシオンにスカウトするつもりでいたが、先に井上京子の方が声をかけたので、ネオ・レディースに入団している)、2年間の活動の後、退団してフリーランスとなり、2003年5月5日、現役を引退。12年間の現役生活にピリオドを打った。2006年8月に俳優の中尾一貴と結婚し、現在は主婦になっている。
得意技
- (スカイツイスタープレス)
- ロンダート・カンガルーキック
- コーナーにもたれかかった相手に向かって側転(体操でいうロンダート)からバック転した後、胸元へ背面ドロップキックを放つ技。
- (コルバタ)
- 雪崩式フランケンシュタイナー
- チャパドラ
- ASARI式揺りイス固め
空中殺法を得意とし、スカイツイスタープレスは彼女の代名詞とも言える技である。なお、現役時代、ファンの質問に対して、その気になれば(シューティングスタープレス)や(スターダストプレス)や(フェニックス・スプラッシュ)等の難易度の高い技も使うことが出来ると答えている。
獲得タイトル
入場テーマ曲
- Space-Flying Soldier(完全版全日本女子プロレス選手別テーマ曲集に収録)
関連項目
外部リンク
- チャパリータASARIの「天空旋風日記Ⅱ」(2012.1.1 - )
- チャパリータASARIの「天空旋風」日記(2007.5.5 - 2011.12.31)
- チャパリータASARI (@c_asari4) - Twitter