ソーラーフロンティア株式会社は、日本の薄膜型(CIS系)太陽電池モジュール製造・販売メーカーである。
本社が入居する帝劇ビル | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目1番1号 帝劇ビル |
設立 | 2006年(平成18年)9月 (昭和シェルソーラー株式会社として) |
業種 | (電気機器) |
法人番号 | 6010401014534 |
事業内容 | 新世代型薄膜太陽電池(CIS太陽電池)の研究開発、生産並びに販売。 |
代表者 | 渡辺宏(代表取締役社長) |
資本金 | 70億円 |
売上高 | 250億36百万円(2020年12月期) |
営業利益 | ▲15億71百万円(2020年12月期) |
経常利益 | ▲9億30百万円(2020年12月期) |
純利益 | ▲15億98百万円(2020年12月期) |
純資産 | 39億15百万円(2020年3月31日現在) |
総資産 | 291億29百万円(2020年3月31日現在) |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 | 出光興産株式会社 100% |
主要子会社 | Solar Frontier Americas Inc. 100% (SFソーラーパワー)株式会社 60% GASNA 31P LLC. 間接100% |
外部リンク | http://www.solar-frontier.com/jpn/ |
概要
石油元売企業である昭和シェル石油(現・出光興産)の子会社で、全額出資を受けている。1,000億円を投資し、休止中であった日立プラズマディスプレイの製造工場を買い取り、年間の生産量900MWという世界最大規模の太陽電池生産工場、宮崎第3工場(国富工場)を完成させた。2011年2月に稼働開始、7月からフル生産に入った[1][2]。
設立は2006年(平成18年)9月(昭和シェルソーラー)で、2010年(平成22年)より現社名[3]。2021年(令和3年)3月1日に本社を台場フロンティアビルから帝劇ビルに移転[4]。
薄膜型(CIS系)太陽電池モジュール
2014年(平成26年)現在、日本国内で非シリコン系の薄膜ソーラーパネルを製造している唯一の企業である[注釈 1]。
効率
薄膜型(CIS系)太陽電池はシリコン系の単結晶・多結晶タイプのソーラーパネルより発電効率(光から電気への変換効率)が低く、同量の出力を設置する場合に効率が高いパネルよりも広い面積を必要とする。
特徴
効率の低さをカバーする特徴として実発電量の大きさがあげられる。研究室の一定環境で測られる出力と違い、発電量は一日の太陽の傾きの変化や、季節ごとの気候や気温を含めた天気の変化でパフォーマンスに大きく波が生じる。CIS太陽電池モジュールは、シリコン系と比較して夏季の高温条件下でも出力低下が小さいことが実証実験でも証明されており[5]、全天候におけるパフォーマンスが蓄積された結果として、年間を通した発電量が多いという特徴がある[6]。
価格
シリコン系と比べて安価であることもCIS系太陽電池の特徴である。市場で取引される価格は中国製の安価パネルと同等のコストパフォーマンス[7]を実現できたとしている。
テレビCM
2011年(平成23年)、井川遥主演の「太陽に愛された女」シリーズを放送。
CIS太陽電池モジュールの生産終了
2021年(令和3年)10月19日、当初の主力事業であったCIS太陽電池モジュールの生産を2022年(令和4年)6月末を目途に終了することを発表した[8]。他の国内太陽光パネル・メーカーと同様、中国勢との競争に敗れ、CIS系モジュールの製造から撤退する形となった。CIS系モジュールの保守や保証などは当面継続するものの、結晶シリコン系太陽電池セルを他社からOEM調達し、同社が国内でモジュールを製造・販売するとしている[9]。
脚注
注釈
- ^ かつては、ホンダソルテックも生産していたが、同社は2014年(平成26年)春を以て太陽電池の製造・販売から撤退した。
出典
関連項目
- オリックス・バファローズ - 2013年よりユニフォーム袖スポンサー
- - 提供スポンサー
外部リンク
- ソーラーフロンティア株式会社