キャラ(CARA)は、かつてスズキが販売していた軽自動車である。登場時のキャッチコピーは、『スズキの新作が常識を越えてやってきた』。
概要
1993年1月27日に発表。マツダの販売チャンネルであった「オートザム」ブランドで発売された軽スポーツクーペ「AZ-1」のOEM車である(もっとも、後述のようにAZ-1のエンジンはスズキ製である)。
軽量ボディーにガルウイングドアを採用。アルトワークスに搭載していた3気筒DOHCのF6Aターボエンジンを搭載する。AZ-1と同一でありパーツ転用も可能である。
AZ-1との違い
AZ-1との違いはスズキのエンブレムへの変更、寒冷地向けの対策がない[注釈 1]、オプションでのABSやフェンダーミラーが未設定、屋根カバー部分の「AZ-1」ロゴを「SUZUKI」に変更、後部エンジンフードのロゴ、フロントバンパービルトインのフォグランプ標準化、インテリアではフォグランプ用スイッチが付いている部分のみ。このフォグランプのため、AZ-1より販売価格は高く設定されていた。
販売
総生産台数は1993年が189台、1994年が297台、1995年が47台の合計わずか531台で、AZ-1のように特別モデルの販売やマイナーチェンジも行われず、1994年11月をもってAZ-1より先行する形で生産終了、1995年12月を以って販売終了となった。
脚注
注釈
- ^ 2019年現在スズキが製造する自動車は、全て寒冷地仕様となっている。なお、本車種のOEM元であるマツダが製造する自動車も、2019年現在は全て寒冷地仕様となっている。
出典
- ^ “キャラ(1993年1月~1995年12月)”. トヨタ自動車株式会社 (2019年12月25日). 2019年12月25日閲覧。