ジャー坊(じゃーぼう)は、福岡県大牟田市の公式マスコットキャラクターである。
概要
プロフィール
名称
大牟田市で毎年7月に行われる「おおむた『大蛇山』まつり」の『大蛇山』の蛇からとって、『ジャー坊』と命名された[1]。
誕生
1917年の大牟田市制施行から100周年にあたる2017年3月1日に誕生した大牟田市の公式キャラクターである。制作者は、アニメ妖怪ウォッチシリーズなどでおなじみの株式会社レベルファイブである。同社の日野晃博(代表取締役社長/CEO)とデザイナーの長野拓造が大牟田市出身という縁から誕生した[2]。
2018年に行われたゆるキャラグランプリで全国2位となった功績がある。
二次利用
ジャー坊のイラスト・ロゴの利用にあたり使用料は無料だが、原則として、事前に申請をし、承認を得る必要がある。(個人利用を除く)利用には、著作権の表示が義務付けられている。
イラストは変色(パーツの色を変える、全体の色を変える、効果を加える、カラー原型をモノクロ印刷など)、変形(タテ変倍、ヨコ変倍、改造、左右反転など)、他の図形や文字との重ね(吹き出し、頭・顔へ文字の重ね、他のイラストとの重ね、白色部分が透明など)、他図形との重ね(顔・頭が切れる場合、輪郭が識別しにくい場合)、一部のみ使用(両眼とヘッドランプが表示されていないもの、原画の2/3以上が表示されていないもの)、背景が濃色やチェック柄などでジャー坊の輪郭が識別しづらいもの、他の図形等と組み合わせて使う、誤解を招く(招く恐れのある)使い方(著作権表示が他のデザインにもかかっている、著作権表示を入れない 自社ロゴと誤解を招くものなど)、ジャー坊のクオリティを下げる(下げる恐れのある)使い方(乱暴な言葉と一緒に使う、無意味に多用する、複数密集させる、調和が取れていないもの)をしてはならないという決まりがある[3]。
ロゴは基本的にはイラストと同様な決まりとなっている。他には影をつける、配置の変更、一部のみの使用が禁止されている[3]。
展開
おおむたPRキャンペーン
おおむたPRキャンペーンは大牟田市の魅力を発信するために大牟田市より2021年12月1日から2022年3月13日の間で行われた。そのキャンペーンをさらに盛り上げるため、大牟田市と福岡市を結ぶ西鉄天神大牟田線で「ジャー坊号」が期間限定で運行された。西鉄3000形の6両編成の3001と3502の先頭及び最後部のみのデザインが施されていた。
河島運輸株式会社
「ジャー坊」と「大蛇山まつり」の、左右同じデザインでラッピングされた大型トラックを主に九州から北陸間を走行している[4]。
富士運輸株式会社
車両総重量20tの大型トラックで、右側面には「大蛇山」、左側面には、映画「いのちスケッチ」の舞台になった「大牟田市動物園」、後方には、世界文化遺産「宮原坑」をバックに「ジャー坊」と「ジャー坊のカラーマンホール」がラッピングされている。このトラックは関東や関西など全国を走行している[4]。
脚注
- ^ a b c d 日本ご当地キャラクター協会 (2020年10月4日). “ジャー坊”. 日本ご当地キャラクター協会. 2022年8月4日閲覧。
- ^ a b “ジャー坊とは / ジャー坊のサイトTOP / 大牟田市ホームページ”. www.city.omuta.lg.jp. 2022年8月4日閲覧。
- ^ a b “ジャー坊〜イラスト・ロゴの手引き〜”. 2022年8月5日閲覧。
- ^ a b “ジャー坊がついたラッピングトラックが全国を走って大牟田をPRしています!! / ジャー坊のサイトTOP / 大牟田市ホームページ”. www.city.omuta.lg.jp. 2022年9月8日閲覧。
外部リンク
- ジャー坊のサイト - 大牟田市