シック・オブ・イット

この楽曲はビルボード全米アダルトR&Bチャート (Billboard Adult R&B Songs) の2016年11月12日から翌2017年2月25日まで連続16週1位を達成し^[1]、2010年代のメアリーのシングルとしては最長のロングラン・ヒットとなった^[1]（2019年8月時点現在も）。

歌詞的には、当時離婚調停中であった元夫のマーチン・ケンドゥ・アイザックス(Martin "Kendu" Isaacs)に向けた2人の「深みにハマった (Thick of It)」関係を思わせる内容の詞となっている^[1]。

楽曲構成

楽曲の作詞・作曲は、メアリーのほか、ジャズミン・サリヴァン、DJキャンパー(DJ Camper)こと(ダリル・キャンパー・ジュニア)（英語版）が行ない、プロデュースもダリル・キャンパー・ジュニアが務めている^[1]^{[注釈 1]}。ジャズミン・サリヴァンはバック・ボーカルも担当し、部分的なバック・コーラスには(プリンス・チャールズ)（英語版）(本名 Charles Hinshaw, Jr.^[2])なども加わっている^[1]。

アレンジはトラップ時代のR&Bバラードとでも形容しうる斬新なサウンド作りとなっているが^[1]、その印象的なイントロや間奏の部分にサンプリングされているのはベイ・シティ・ローラーズの1975年のヒット曲「恋をちょっぴり」(Give a Little Love)という意表をつく選曲となっている^[1]。

チャート記録

チャート(2016-2017)	最高位
アメリカ「アダルトR&Bシングルチャート」(Billboard Adult R&B Songs)	1
アメリカ「バブリング・アンダー・ホット100チャート」(Billboard Bubbling Under Hot 100)	17
アメリカ「ホットR&B/ヒップホップ・シングルチャート」(Billboard Hot R&B/Hip-Hop Songs)	47
アメリカ「R&B/ヒップホップ・エアプレイチャート」(Billboard Hot R&B/Hip-Hop Airplay)	5

受賞・ノミネート

2018年米国作曲家作詞家出版者協会リズム&ソウル賞 (ASCAP Rhythm & Soul Awards)
- R&B/ヒップホップ楽曲賞 (Award Winning R&B/Hip Hop Songs)受賞

第17回BETアワード (BET Awards 2017)
- BET セントリック賞 (BET Centric Award)ノミネート

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ ダリル・キャンパー・ジュニア（DJキャンパー）は、メアリーの2014年のサントラアルバム『(シンク・ライク・ア・マン・トゥー)』(Think Like a Man Too)の中の1曲「セルフ・ラヴ」(Self Love)で一度共作しているミュージシャンで、ドレイクの2016年のアルバム『ヴューズ』(Views)にバック・ボーカルとして参加していた人物である^[1]。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ウーマン 2017
^ アーティスト・データベース「Prince Charlez」（bmr、閲覧2019年8月12日）

参考資料

(2017年4月) メアリー・J. ブライジ『(ストレングス・オブ・ア・ウーマン)』のアルバム・ノーツ [ライナーノーツ]. ユニバーサル・ミュージック株式会社 (UICC-10029).

外部リンク

ミュージックビデオシック・オブ・イット (GMAライヴ) - YouTube

ミュージックビデオ恋をちょっぴり - YouTube

[2] ダリル・キャンパー・ジュニア（DJキャンパー）は、メアリーの2014年のサントラアルバム『(シンク・ライク・ア・マン・トゥー)』(Think Like a Man Too)の中の1曲「セルフ・ラヴ」(Self Love)で一度共作しているミュージシャンで、ドレイクの2016年のアルバム『ヴューズ』(Views)にバック・ボーカルとして参加していた人物である^[1]。

[woman-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ウーマン 2017

[3] アーティスト・データベース「Prince Charlez」（bmr、閲覧2019年8月12日）

[1]

[注釈 1]

[2]

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