株式会社サーファーズパラダイスは、かつて存在していた、登録型サーチエンジン運営、キャラクターグッズ開発販売を手掛けていた日本の企業である。略称「サーパラ」。
概要
1996年5月30日に、イラストサイト中心の登録型サーチエンジン「サーファーズパラダイス」が開設される。サイト名の由来は当時インターネットが普及し始め、用語として出回り始めたネットサーフィンからの連想と思われる。開設後、早い期間で登録サイトが最大級の規模となる。
また、サーチエンジンサイトから派生してアニメ・漫画・ゲームに関する各種サービスサイト(通信販売、コンテンツ配信・販売[2]、情報サイト、コミュニティサイト)の運営も行っていた。
2004年12月にイマ・グループの子会社となり、設立者がそのまま社長就任[3]となって法人化され、会社名もサイト名と同じ名称となる。以後は自社での商品開発・販売も行われるようになり、2007年以降のコミックマーケットの企業ブースにも出店していた。2009年8月には秋葉原に、実店舗のサーパラショップ秋葉原店をオープン(2019年1月閉店)。
2011年6月には、同年4月にイマ・グループに傘下入りしたスタジオディーンと共同で「i-style project」を立ち上げ、(VOCALOID3)への参入を果たす。
その後、2015年7月24日をもってサーチエンジンのサービスを終了。以後はアニメ・漫画・ゲームキャラクターグッズ商品開発と販売を中心とする業務内容へ整理したが、2019年10月末までに販売サイトを閉鎖。翌11月末をもってサイト閉鎖となり、2020年12月24日をもって会社組織も清算された。
運営していたコンテンツ
脚注
- ^ 親会社である、株式会社イマ・グループ代表取締役会長兼CEO。
- ^ 同人ダウンロード販売(「サーパラマーケット」の名で、2003年7月~2015年7月24日(サーチエンジンサービス終了と同日)の間運営。以降は(他社へ譲渡)される。同人作品の他、商業ソフト(ゲーム・動画・電子書籍)も販売されていた)、携帯電話待受画像配信(「サーパラモバイル」の名で運営)など。
- ^ のちに辞任し、会社清算時はイマ・グループの代表が社長を兼任していた。
- ^ ソーシャルゲーム事業は2007年8月から2015年4月まで展開。紅炎のソレンティアのほか、3本制作運営していた。
- ^ トレーディングカード「東方雅華乱舞」の制作・販売も行っていた。2020年6月にグループ会社のソル・インターナショナルにて東方波天宮の業務移管が発表され、存続することとなりツイッターアカウントも開設された。
- ^ a b サーファーズパラダイス解散後も、スタジオディーンにてライセンス管理・運営を行っている。
外部リンク
- - ウェイバックマシン(2019年11月22日アーカイブ分)