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サンブンノイチ

サンブンノイチ』は、木下半太による日本小説。表紙イラストはワカマツカオリ

サンブンノイチ
著者 木下半太
イラスト ワカマツカオリ
発行日 2012年8月31日
発行元 角川書店
(ジャンル) サスペンス
() 日本
言語 日本語
形態 四六判
次作 ゴブンノイチ
コード (ISBN 978-4-04-110265-7)
(ウィキポータル 文学)
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デジタル野性時代』(角川書店)にて2011年11月号から2012年7月号まで連載された。

2013年2月、お笑いコンビ・品川庄司品川ヒロシが3作目の監督作品として本作を映画化すること、藤原竜也が主演を務め、2014年に公開されることが発表された。

また、前田治郎の作画で漫画化され、『ヤングエース』(角川書店)2013年9月号から2014年5月号まで連載された。

本作と同じシリーズとして、『ゴブンノイチ』(2013年5月刊)と「ナナブンノイチ」(『小説野性時代』にて連載中)があるが、物語がつながっているわけではない。

2016年2月25日に、続編『サンブンノニ』が発売された。

あらすじ

サンブンノイチ

金が必要になり銀行強盗をした、キャバクラ「ハニーバニー」の雇われ店長・シュウ、ボーイのコジ、常連客の健。事件後、「ハニーバニー」の店内に逃げ込んだ3人は、自分の取り分を少しでも増やすため、仲間を出し抜こうと画策する。だが、計画に携わっていたのは3人だけではなかった。シュウに計画を持ちかけたキャバクラ嬢、実際の計画の立案者、計画を嗅ぎつけた魔女のような女。果たして金を手に入れるのは誰か。

サンブンノニ

銀行強盗で得た大金を山分けし、日本各地に潜伏していたシュウ、コジ、健だったが、3人とも破魔翔に見つかり、連れ戻され、渋柿多見子の現金輸送車の奪取を命じられた。更に、北海道から新たな勢力が進出し、3人は再び裏社会の覇権を巡る争いに巻き込まれる。

登場人物

清原 修造(きよはら しゅうぞう)
川崎仲見世通りにあるキャバクラ「ハニーバニー」の雇われ店長。鷹のように鋭い目をした男。愛称:シュウ。サザンオールスターズと映画をこよなく愛し、かつては映画監督を目指していた。温厚で冷静な性格。店の売上金400万円をなくしパニックに陥っていた時、茉莉亜から銀行強盗と渋柿からの借金を持ちかけられ、計画に乗る。
小島 一徳(こじま かずのり)
「ハニーバニー」のボーイ。愛称:コジ。元暴走族の特攻隊長。長髪で、驚くほど白い前歯4本は全て差し歯。陽気で愛想が良いが、飛び抜けてバカであり、キレると手が付かない。趣味は格闘技で、喧嘩も強い。ギャンブル狂で、裏カジノでバカラ賭博に興じており、多額の借金を抱えている。
金森 健(かなもり けん)
「ハニーバニー」の常連客。全国に20店舗ある焼肉レストランチェーンの社長。二重顎の豚のような男。通称:健さん。スケベで、常に汗臭く、口が臭いため、キャバクラ嬢から密かにゴキブリ並みに嫌われていた。口癖は「人間、諦めが肝心」。SM愛好者で、本人曰く「典型的なドS」。会社の経営状態は、いわゆる自転車操業状態。
茉莉亜(まりあ)
「ハニーバニー」でNo.1のキャバクラ嬢。金髪のショートカット。某有名ミュージカル劇団の元女優。高校の卒業旅行で訪れたニューヨークブロードウェイで鑑賞した『シカゴ』に魅了され、ミュージカル女優を志す。入団後、1年経たずにトラブルで退団し、ミュージカルの本場ニューヨーク留学費用を貯めるためにキャバクラ嬢になった。高校時代は陸上部所属だった。
両親は洋食屋を経営しており、その影響で長兄はイタリアンの、次兄は和食の料理人になった。
トイレに仕掛けられていたカメラに気付き、破魔に相談するが、破魔が仕掛けた張本人であったため、盗撮での利益5000万円の支払いを要求され、銀行強盗の計画を授けられる。
破魔 翔(はま しょう)
「ハニーバニー」のオーナー。外見も性格も、名前以上に凶悪。逆らった者には容赦無く制裁を加える。店のトイレに小型カメラを仕掛け、キャバクラ嬢達の盗撮映像で荒稼ぎしていた。カメラを見つけた茉莉亜に銀行強盗の計画を授け、5000万円を要求する。渋柿を目障りに思っている。
渋柿 多見子(しぶがき たみこ)
「川崎の魔女」と呼ばれる女性。70歳を超えているという噂に似つかわしくない、迫力と豪快さを持つ。ドMのレズビアンで、「ハニーバニー」の常連客でもある。裏の世界で暗躍する伝説的な金貸しであり、「1週間後、利子20%」の条件で、素性や金額の多寡を問わず保証人なしで金を貸してくれるが、どんなに非道な手を使ってでも取り返す。暴力団ですら彼女には逆らえない。洞察力が鋭い。子供が8人おり、孫は沢山いる。脳味噌が好物。
尾形(おがた)
「ハニーバニー」の一番若手のボーイ。
若槻(わかつき)
小島の後輩。川崎のほか、都内に何店舗もバーを趣味で経営する。本業は売人で、銃や盗難車を手配する。

映画

サンブンノイチ
監督 品川ヒロシ
脚本 品川ヒロシ
原作 木下半太『サンブンノイチ』(角川書店刊
製作 安田猛
泉正隆
堀義貴
平城隆司
山本晋也
浅井賢二
笹栗哲朗
樋泉実
大辻茂
製作総指揮 井上伸一郎
岡本昭彦
出演者 藤原竜也
田中聖
小杉竜一
中島美嘉
窪塚洋介
池畑慎之介☆
音楽 樫原伸彦
主題歌 →Pia-no-jaC←「Triad」
撮影 相馬大輔
編集 須永弘志
制作会社 角川大映スタジオ
製作会社 2014「サンブンノイチ」制作委員会
配給 KADOKAWA
吉本興業
公開   2014年4月1日
上映時間 120分
製作国   日本
言語 日本語
興行収入 3.2億円[1]
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サンブンノイチ』はお笑いコンビ・品川庄司品川ヒロシの3作目の監督作品。『ドロップ』(2008年)、『漫才ギャング』(2011年)の2作は品川自身が執筆した小説を映画化した作品であり、他者の作品を手掛けるのは今回が初となる。また、品川は本作に一目ぼれしたと語っており、原作者の木下から正式に映画化の許諾をもらう前に勝手に脚本を書き始めたという[2][3]。撮影は2013年2月上旬から3月上旬にかけて東京都内で行われ、2014年4月1日公開[2]。なお、この作品は、角川文庫創刊65周年記念作品である。

全国211スクリーンで公開され、公開初週末の全国映画動員ランキングでは初登場8位、4月5日・6日の土日2日間の成績は動員4万4,491人、興収6,345万円となった[4]

キャスト

スタッフ

漫画

前田治郎作画で『ヤングエース』(角川書店)2013年9月号から2014年5月号まで連載された[5]。全2巻。映画・原作の展開と一部異なる。

  1. 2014年3月7日発売、(ISBN 978-4-04-121043-7)
  2. 2014年4月4日発売、(ISBN 978-4-04-121082-6)

出典

  1. ^ キネマ旬報』2015年3月下旬 映画業界決算特別号、93頁。
  2. ^ a b “藤原竜也主演で最強会話劇!品川ヒロシ監督最新作「サンブンノイチ」”. スポーツ報知 (2013年2月4日). 2013年8月6日閲覧。
  3. ^ “品川ヒロシ監督最新作、主演に藤原竜也が決定!KAT-TUN田中、ブラマヨ小杉、中島美嘉の豪華キャスト!”. シネマトゥデイ (2013年2月4日). 2013年8月6日閲覧。
  4. ^ 壬生智裕 (2014年4月8日). “『アナと雪の女王』600万人突破でV4!春休みを制する【映画週末興行成績】”. シネマトゥデイ. 2014年4月8日閲覧。
  5. ^ “「サンブンノイチ」マンガ化、強盗が分配めぐり騙し合い”. コミックナタリー (2013年8月3日). 2012年7月30日閲覧。

外部リンク

  • 映画『サンブンノイチ』公式サイト
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