コムキャスト(英: Comcast Corporation、NASDAQ: CMCSA)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアに本部を置く、ケーブルテレビ・情報通信・メディアエンターテイメントの企業である。
フィラデルフィアの本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | NASDAQ: CMCSA |
本社所在地 | アメリカ合衆国 ペンシルベニア州フィラデルフィア 北緯39度57分16秒 西経75度10分06秒 / 北緯39.95444度 西経75.16833度座標: 北緯39度57分16秒 西経75度10分06秒 / 北緯39.95444度 西経75.16833度 |
設立 | 1963年6月28日 |
業種 | コングロマリット |
事業内容 | ケーブルテレビ、情報通信、メディアエンターテイメント |
代表者 | ブライアン・L・ロバーツ(会長、CEO) |
売上高 | 1163億9000万ドル(2021年) |
営業利益 | 208億ドル(2021年) |
純利益 | 141.6億ドル(2021年) |
純資産 | 2759億ドル(2021年) |
総資産 | 974.9億ドル(2021年) |
従業員数 | 189,000人(2021年12月) |
主要子会社 | Xfinity NBCユニバーサル Sky |
外部リンク | 公式ウェブサイト(英語) |
概要
光ケーブル・同軸ケーブル網を用いたインターネットサービスプロバイダ事業(インターネット接続、IP電話など)も行っている。各地のケーブルテレビ局の運営に加え、ザ・ゴルフ・チャンネルやE!といった複数の専門チャンネルも運営している。
2009年にNBCユニバーサルの経営権を取得しその後子会社化、2018年に、Skyを子会社化し、巨大なメディア・コングロマリットとなっている。
本部のあるフィラデルフィアをホームタウンとする、NBAのフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ならびにNHLのフィラデルフィア・フライヤーズのオーナーでもある。
沿革
- 1963年、ラルフ・J・ロバーツほか数人によりケーブルテレビ会社として設立された。
- 1969年にペンシルベニア州で「Comcast Corporation from American Cable Systems(コムキャストコーポレーション・フロム・アメリカンケーブルシステムズ)」の名称で法人化した。このコムキャストとは「Communications and Broadcasting(コミュニケーション・アンド・ブロードキャスティング)」からとった名称である。
- 2002年により傘下のケーブルテレビ部門、AT&Tブロードバンドを買収。これにより、アメリカでもっとも大きなケーブルテレビの運営会社となった。その後この合併した社名を「AT&T Comcast」とした。2005年8月31日にも同じ州内のヨークに拠点を置くケーブルテレビの企業「Susquehanna Communications(サスケハナ・コミュニケーションズ)」を買収。2006年には業界5位で乱脈経営により破綻した「Adelphia Communicaitons(アデルフィア・コミュニケーションズ)」を、業界2位でライバルでもある「Time Warner Cable(タイムワーナー・ケーブル)」と共同で買収した。
- 2009年12月3日には、大手メディア企業のNBCユニバーサル(NBC、ユニバーサル・ピクチャーズなど)の経営権をゼネラル・エレクトリック(GE)から取得している。2013年3月には、同社を完全子会社化している。
- 2014年2月にタイム・ワーナー・ケーブルを買収すると発表したが実現はしなかった。
- 2015年9月28日に大型テーマパークユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)を買収すると発表[1]。
- 2018年10月、ヨーロッパ最大の有料放送事業者Skyを390億ドルで買収[2]。
脚注
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)