株式会社ゲームアーツ(英: GAME ARTS Co., Ltd.) は、日本のゲームソフトウェア制作会社である。
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 日本 〒100-6221 東京都千代田区丸の内一丁目11番1号 パシフィックセンチュリープレイス丸の内 |
設立 | 1985年(昭和60年)3月2日 |
業種 | (情報・通信業) |
法人番号 | 6013301003581 |
事業内容 | オンラインゲーム及びコンシューマー用ゲーム・ソフトウェア開発 |
代表者 | 森下一喜(代表取締役社長) |
資本金 | 78,367,500円 |
純利益 | 230万2000円 (2022年12月31日時点)[1] |
総資産 | 3億0826万9000円 (2022年12月31日時点)[1] |
従業員数 | 30名 |
主要株主 | ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 100.0% |
関係する人物 | 宮路洋一 宮路武 五代響 岩垂徳行 |
外部リンク | www.gamearts.co.jp/ja/ |
概要
1985年設立。アクションシューティングゲーム『テグザー』は、開発中のゲーム画面を見たNECより発売から半年前の最新機種PC-8801mkII SRを提供されるなど支援を受け、1985年4月に発売[2]。海外のPCにも数多く移植され全世界累計で50万本を売り上げる大ヒットを記録するなど、その技術力を知らしめた。その後も『ファイアーホーク』や『シルフィード』などPC-8800シリーズを中心にプログラム技術を駆使したゲームを数多くリリースする。OPN、OPM、OPNA等に搭載されるCSMモードを利用した音声合成を使ったメーカーロゴ、演出があった。
家庭用ゲーム機ソフトはライセンス契約による移植タイトルのみで、発売は他社に一任していたが、1990年12月にメガドライブ版『ぎゅわんぶらあ自己中心派 片山まさゆきの麻雀道場』を自社で発売し、コンシューマゲーム市場への参入を果たした。以降メガCD、セガサターン、ドリームキャストといったセガのゲーム機向けにゲームソフトを積極的にリリース、有力サードパーティーとしての地位を確立し、セガハード専門誌、セガユーザーからも高く評価されていた。かつては、アルファ・システムやトレジャーなど他のゲーム開発会社と共同でパブリッシング専門の会社ESP(Entertainment Software Publishing)を設立していた。
メガドライブ参入後は『SDガンダムワールド ガチャポン戦士』シリーズなど他機種家庭用ゲーム機ソフトの開発も手掛けるようになり、『グランディア』の移植を機にプレイステーションにも参入。2005年10月17日からガンホー・オンライン・エンターテイメントの連結子会社となった。親会社となったガンホーの意向によりオンラインゲームの開発を行っている。また任天堂のWii用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズX』の開発には『グランディアIII』の開発を終えたゲームアーツのスタッフが多数参加した[3][4]。
作品
発売年 | タイトル | 機種 | 発売元 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1985 | テグザー | MSX、PC-88 | ゲームアーツ | |
(キュービーパニック) | PC-88 | |||
テグザー | FC | スクウェア | ||
1986 | シルフィード | PC-88 | ゲームアーツ | |
1987 | ぎゅわんぶらあ自己中心派 | PC-88、PC-98、MSX | ||
(ゼリアード) | PC-88 | |||
(ぎゅわんぶらあ自己中心派2 自称! 強豪雀士編) | PC-88、PC-98、MSX2 | |||
(雀皇登龍門) | PC-98 | |||
1988 | (ソリテア ロイヤル) | MSX2、PC-88 | ||
プロ野球ファミリースタジアム ペナントレース版 | PC-88 | |||
(ぎゅわんぶらあ自己中心派3 望郷さすらい雀士編) | ||||
ヴェイグス | ||||
1989 | ファイアーホーク | MSX2、PC-88 | ||
(ファリア 封印の剣) | FC | (ハイスコアメディアワーク) | ||
(ぎゅわんぶらあ自己中心派 麻雀パズルコレクション) | PC-88 | ゲームアーツ | ||
プロ野球ファミリースタジアム '89年度ペナントレース版 | ||||
1990 | HARAKIRI | |||
プロ野球ファミリースタジアム '90年度ペナントレース版 | FM-TOWNS | |||
(ぎゅわんぶらあ自己中心派 片山まさゆきの麻雀道場) | MD | |||
1991 | 天下布武~英雄たちの咆哮~ | MCD | ||
(雀皇登龍門II) | PC-98、DOS/V | |||
1992 | アリシアドラグーン | MD | ||
ルナ ザ・シルバースター | MCD | |||
(ぎゅわんぶらあ自己中心派 2 激闘! 東京マージャンランド編) | ||||
1993 | ゆみみみっくす | |||
(Jリーグチャンピオンサッカー) | MD | 小学館プロダクション | ||
シルフィード | MCD | ゲームアーツ | ||
1994 | うる星やつら 〜ディア マイ フレンズ〜 | |||
ルナ エターナルブルー | ||||
1995 | ゆみみみっくすREMIX | SS | ||
1996 | LUNAR さんぽする学園 | GG | ||
ガングリフォン | SS | |||
LUNAR シルバースターストーリー | 角川書店 | 日本アートメディアと共同開発 | ||
(ぎゅわんぶらあ自己中心派 トーキョーマージャンランド) | ゲームアーツ | |||
だいな♥あいらん <予告編> | ||||
1997 | だいな♥あいらん | |||
LUNAR シルバースターストーリー COMPLETE | 角川書店 | 日本アートメディアと共同開発 | ||
(魔法学園LUNAR!) | ||||
グランディア | ゲームアーツ、ESP | |||
1998 | ガングリフォンII | ESP | ||
LUNAR シルバースターストーリー | PS | 角川書店 | 日本アートメディアと共同開発 | |
グランディア デジタルミュージアム | SS | ESP | ||
LUNAR 2 エターナルブルー | 角川書店 | |||
LUNAR シルバースターストーリー | PC | ESP | 日本アートメディアと共同開発 | |
1999 | LUNAR 2 エターナルブルー | PS | 角川書店 | |
グランディア | ESP | |||
2000 | (ぎゅわんぶらあ自己中心派 〜イッパツ勝負!〜) | |||
グランディアII | DC | セガ | ||
ガングリフォン ブレイズ | PS2 | カプコン | ||
(SILPHEED -THE LOST PLANET-) | トレジャーと共同開発 | |||
グランディア パラレルトリッパーズ | GBC | ESP | ||
2001 | LUNAR 〜レジェンド〜 | GBA | メディアリング | 日本アートメディアと共同開発 |
(鄭問之三國誌) | PS2 | ESP | ||
2002 | グランディアII | エニックス | ||
グランディア エクストリーム | ||||
ボンバーマンジェネレーション | GC | ハドソン | ||
2004 | (ガングリフォン アライド ストライク) | XB | テクモ | |
2005 | LUNAR -ジェネシス- | DS | マーベラスインタラクティブ | 日本アートメディアと共同開発 |
グランディアIII | PS2 | スクウェア・エニックス | ||
2006 | PROJECT SYLPHEED | Xb360 | スクウェア・エニックス | スクウェア・エニックス、セタと共同開発 |
2008 | (刀龍-Legend of Kroll-) | iOS | ガンホー・オンライン・エンターテイメント | |
2009 | グランディア オンライン | PC | ||
(Teenage Mutant Ninja Turtles: Smash-Up) | Wii、PS2 | ユービーアイソフト | ||
(Shadow Walker 影の少年と光の妖精) | Wiiウェア | ガンホー・オンライン・エンターテイメント | ||
LUNAR ハーモニーオブシルバースター | PSP | 日本アートメディアと共同開発 | ||
2010 | (霊界電話) | Android | ||
(シルフィード オルタナティブ) | ||||
2011 | (ツイモン) | |||
2012 | (ピコットナイト) | PS Vita | ||
(ラグナロクオデッセイ) | ||||
Dokuro | PS Vita、PS3 | |||
2013 | (ラグナロクオデッセイエース) | |||
2014 | (ピコットナイト) | iOS、Android | ||
2015 | Grandia II Anniversary Edition | PC | ||
(レジェンド オブ キングダム〜王国騎士団の絆〜) | iOS、Android |
関連項目
脚注
参考文献
- “製品情報”. ゲームアーツ. 2019年12月13日閲覧。
外部リンク
- ゲームアーツ