クロシュ・レザー・パフラヴィー(Reza Pahlavi、1960年10月31日-)は、元パフラヴィー朝イランの皇太子。最後の皇帝モハンマド・レザー・パフラヴィー(日本の呼称ではパーレビ国王)と皇后(ファラー・ディーバー)の長男。
クロシュ・レザー・パフラヴィー | |
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パフラヴィー家 | |
2015年撮影 | |
称号 | イラン皇太子 |
出生 | 1960年10月31日(62歳) イラン テヘラン |
父親 | モハンマド・レザー・パフラヴィー |
母親 | (ファラー・ディーバー) |
経歴
1960年、テヘランに生まれる。1979年、イラン革命により父親が亡命を余儀なくされるとアメリカ合衆国へ移る。以降、イランには戻れず、アメリカを拠点にイラン・イスラーム共和国における人権を批判し、民主化を支援するなどの反政府活動を行っている。2020年には、インタビューにて昨年来のイラン国内の大規模デモやウクライナ国際航空752便撃墜事件による抗議活動を挙げたうえで、イスラム教最高指導者(アリー・ハーメネイー)が率いるイランの現在の体制は数か月以内に崩壊することを予言。欧米の主要諸国に対してイラン政府と交渉しないようアピールを行った[1]。
「イラン国民の連帯」など、イランの現体制転換を求める政治勢力には、彼を擁立して国王を象徴として戴く民主国家樹立を求める支持者がいる。イラン国内での反政府デモにおいても、王政復古が叫ばれることがある[2]。
その他
- 2011年、同じ境遇であった弟のアリー・レザー・パフラヴィーが自殺している[3]。
脚注
クロシュ・レザー・パフラヴィー | ||
請求称号 | ||
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先代 (ファラー・ディーバー) 摂政(名目上)として | — 名目上 — イラン皇帝 1980年10月31日 – 現在 継承失敗の理由 イラン革命による帝政崩壊 | 現職 推定相続人 (パトリック・アリー・パフラヴィー) |
継承順位 | ||
空位 最後の在位者 モハンマド・レザー・パフラヴィー | イラン皇太子 1967年10月26日 – 1979年2月11日 | 空位 |
党職 | ||
新設 結党 | (イラン国民会議)議長 2013年4月 – 2017年9月16日 | 次代 集団指導制に移行 |