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クオリティ・スタート

クオリティ・スタートQuality StartQS、「良好な先発」)とは、野球における投手成績評価項目の1つ。先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内に抑えた時に記録される[1]。以下、本項ではQSと表す。

スポーツライターの(ジョン・ロウ)がフィラデルフィア・インクワイアラー紙で執筆していた1985年に提唱した[2]。以後、先発投手の安定感を表す指標としてメジャーリーグで一般的に使われるようになった。

このQSの比率(QS率)は先発投手の能力を表す。同様に投手の能力を測るために使われる勝利数は、打線による援護点や後を受けた中継ぎ投手の成績、先発投手を続投・降板させる監督の采配などに影響されるため、先発投手の純粋な能力評価には適さない。しかし、QS率は「どれだけ試合を作れたか」を表す指標である一方で、その算出に用いられる自責点には投球以外の要素も大きく含むため、QS率単独のみでも投手の純粋な能力を測る指標とはならない。

ESPN.comは、先発投手が、QSを記録しながら敗戦投手になることをタフ・ロス(不運な敗戦)。逆に、QSの条件を満たさずに先発勝利を挙げることをチープ・ウィン(安っぽい勝利)と定義した。

また、成立条件が「先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内」のため、6回を3自責点以内に抑えたが、7回以降に4自責点目を取られた場合はQSはカウントされない。逆に、序盤に大量失点しても、自責点が3以内ならばQSの可能性が残る。

QSを上回るハイ・クオリティ・スタートHigh Quality StartHQS。7イニング以上を投げ、かつ2自責点以内で抑える)という指標も提唱されている。

なお、2009年のメジャーリーグにおけるQS率トップ5は次の通り(ESPN.comより)。

日本におけるQS

2007年頃まではNPBの先発投手に関してQSが語られることは殆どなかった[3]。2008年頃からは一部ライターが先発投手を論じる際にQSを出すなどするケースが出てきている。2010年オフの涌井秀章の年俸調停についてマスコミはダルビッシュ有と遜色無い勝ち星を残したと同情的だったが、ライターの小川勝はQS率を比較しダルビッシュ84.0(リーグ2位)と優秀な成績に対し、涌井はダルビッシュに大きく劣る59.3(同11位)であり、年俸差が大きいとは言えないという(WHIP等も考査して総合的に判断する)見解を示した[4]。2013年、無敗を記録した田中将大のQS率は100%であった。2012年8月19日の西武戦で5回自責点6で降板して以来、連続QSを記録していた。

2017年10月、沢村賞選考委員会は、「先発で登板した全試合に占める、投球回数7回で自責点3点以内」というQSに似た独自の基準を示し、次年度2018年以降の同賞選考の主要7項目に次ぐ、補則項目として選考に含める事を発表した[5]

脚注

  1. ^ “阪神・西純矢は痛恨の2被弾 6回3失点降板 鵜飼、親交の深い石川昂に一発浴びる”. デイリースポーツ online (2022年5月8日). 2022年5月8日閲覧。
  2. ^ Quality start still a good measure of quality - MLB - ESPN
  3. ^ 日刊スポーツ広島版2008年1月9日付け記事
  4. ^ 小川勝「選手年俸どう決める?」『Sports Graphic Number2011年2月24日号、文藝春秋、2011年、雑誌26854・2・24、116頁。
  5. ^ https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/30/kiji/20171030s00001173269000c.html

関連項目

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