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『ギフテッド』は、原作:天樹征丸、作画:雨宮理真による日本の漫画。『なかよし』(講談社)にて、2022年1月号から連載中[1]。漫画原作者の樹林伸でもある天樹が、天樹征丸名義で発表している作品[2]。男子高校生と警察官のバディが登場し、本格ミステリーが描かれている物語[2]。
あらすじ
誰が人を殺したかが視える高校生の主人公四鬼夕也と、それをもとに警視庁の若きホープ・天草那月が謎を解き明かしていく本格バディーミステリー。
登場人物
制作背景
本作を執筆する作家を募集するために、「MANGAオーディション〜樹林伸プロデュース〜」を開催[1]。そこで5か月間の審査の上、115人の中から優勝を果たした雨宮理真が作画を務めることに決定した[3][1]。雨宮について、原作の天樹(樹林)は一次審査の時から「この1枚のイラストから2人のキャラククター性が伝わってくる」と評していた[3]。最終審査は1話分のプロットをネームにし、その10ページを原稿にする方式で行われた[3]。最終審査で雨宮は「主人公2人の重量感とバランスの良さ」や「読者を惹きつけるキャラクターの距離感と目線」などが評価されている[3]。「ミステリー作品において死体発見のシーンはとても重要」と考える天樹は、雨宮が「下からの独特な目線で描かれている」部分について「非常に印象的」で良く、犯人を「面白く描けるとミステリー作品はさらに面白く」なるとも考えている天樹は、雨宮の「犯人の描き方」が素晴らしいと評価していた[3]。そして優勝した雨宮による作画で本作の連載が開始となった[1]。
作風
ライターの花森リドによると、本作は「どんな年齢のどんな人が読んでも『これはミステリー作品』と疑いなく言えるような本気のミステリー」が描かれており、殺人事件をテーマとした「野心的なエンターテインメント」である[4]。花森によると「ミステリーの謎とキリっと美しい絵」が組み合わさり、「少女まんがらしいフレーバー」が漂っているという本作では、「犯人のワケあり感」や「トリックの難易度」などが絶妙に描かれている[4]。
漫画ライターのちゃんめいによると[5]、本作の魅力は「ミステリー作品の醍醐味とも言える謎解きの過程」である[2]。ミステリーとしてのみならず、深みのある人間ドラマが描かれ、「フィクションとリアルの融合」が誕生している作品となっている[2]。
書誌情報
脚注
- ^ a b c d e f g “天樹征丸原作、若き天才警察官&秘密の能力を持つ高校生描く新連載がなかよしで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月1日)2022年6月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “樹林伸原作で話題のバディ・ミステリー『ギフテッド』 フィクションとリアルが融合した謎解き×人間ドラマに注目”. リアルサウンド. blueprint (2022年4月21日). 2022年6月14日閲覧。
- ^ a b c d e “『MANGA オーディション〜樹林伸プロデュース〜』”. なかよし. 講談社. 2022年6月13日閲覧。
- ^ a b “『金田一少年の事件簿』の天樹征丸最新作! 2022年大本命バディミステリー”. 講談社コミックプラス. 講談社 (2022年5月14日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ “ちゃんめい”. アル. アル. 2022年6月14日閲覧。
- ^ “秘密の能力を持つ高校生と若き天才警察官のバディミステリー「ギフテッド」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月21日)2022年6月13日閲覧。
- ^ “『ギフテッド(1)』(天樹 征丸、雨宮 理真)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年6月13日閲覧。
- ^ “『ギフテッド(2)』(天樹 征丸、雨宮 理真)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月13日閲覧。
- ^ “『ギフテッド(3)』(天樹 征丸、雨宮 理真)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年2月28日閲覧。
- ^ “『ギフテッド(4)』(天樹 征丸、雨宮 理真)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年3月13日閲覧。