キンギョハナダイ(金魚花鯛、Pseudanthias squamipinnis) は、スズキ目スズキ亜目ハタ科(ハナダイ亜科)に属する魚の一種。性転換する事が知られている。
生態
雌性先熟雌雄同体で、生まれたときは全て雌であるが、成長すると雄に性転換する。
食性
主に動物プランクトンを食べる。
天敵
分布
太平洋からインド洋の温暖な海域に生息する。太平洋では日本やオーストラリア。インド洋では紅海を含むが、ペルシア湾やオマーン湾は含まない。
形態
雌は最大7cm、雄は最大15cm。体形は長楕円形。体色は鮮やかな赤橙色。
(尾鰭)の上下が後方に長くのびる。雄は背鰭の第3棘が糸状にのび背鰭と(尻鰭)の端が(暗色)。
利用
名称
別名、ウミキンギョ(海金魚)、コンゴウハナダイ(金剛花鯛)。
「キンギョハナダイ」や「ウミキンギョ」の名は金魚に似ていることから。
英名
英語では日本語と同様の意味で「Sea goldie」というが、Scalefin anthia、Lyretail coralfish、Lyretail anthiasなどとも呼ばれる。 また、単に「goldfish」(キンギョ)ともいう。
「anthias」や「anthia」は(ハナダイ)という意味で、「coralfish」は珊瑚礁に棲む魚という意味。 「Scalefin」は鱗の鰭という意。
「lyretail」は竪琴のような尾という意味。
ギャラリー
雌の個体、ダハブ
雌の個体
雄の個体
雄の個体
雄の個体
雄の個体
雄の個体
集団
バックはアナサンゴモドキ