カラスウ (ラテン文字:Qorasuv、Korasuv、ウズベク語: Qorasuv / Қорасув; ロシア語: Карасу、キルギス語: Кара Суу) はウズベキスタン・アンディジャン州の都市である。州都アンディジャンから東に50kmの地点にあり、キルギスとの国境の町である。都市名はウズベク語で「黒い水」を意味する。(カラが黒、スウが水) 2012年現在の人口は約28,000人である[1]。
概要
都市名は、モンゴル帝国時代に周辺一帯の(カラスウ平原)で行われたカラスウの会戦[3]に由来する。なお、国境を挟んだキルギス側の都市名も(カラスウ)である。 (ラテン文字表記では、ウズベキスタン側がQorasuv、キルギス側がKara-Suuと異なる) もともとこれら二つの都市は一つの都市を形成していたが、ソビエト連邦時代に分割されて今に至る。2005年春にアンディジャン事件が起きた際には、カラスウから約6000人がキルギスへと逃れた[4]。国境の街ということもあって交易が盛んであり、特にコットンシードオイル (綿実油) の売買が盛んである[5]。
脚注
- ^ a b Uzbekistán: Las ciudades más grandes con estadísticas de población population-statistics.com、2012年12月6日閲覧。
- ^ Postal Code Search - Karasuv postcodesdb.com、2012年12月5日閲覧。
- ^ Weblioシソーラス - カラスウの会戦 thesaurus.weblio.jp
- ^ Khalid, Adeeb (2007-01-15). Islam After Communism: Religion And Politics in Central Asia. University of California Press. p. 286. ISBN (978-0-520-24927-1) 2012年12月6日閲覧。
- ^ Gavrilis, George (2008-09-22). The Dynamics of Interstate Boundaries. Cambridge University Press. p. 147. ISBN (978-0-521-89899-7) 2012年12月6日閲覧。