カジャカジャグーは、日本のロックバンド、POLYSICSのミニアルバム。2003年5月21日、キューンレコードよりリリース。
『カジャカジャグー』 | ||||
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POLYSICS の EP | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ニュー・ウェイヴ | |||
時間 | ||||
レーベル | Ki/oon Records | |||
プロデュース | POLYSICS | |||
チャート最高順位 | ||||
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POLYSICS アルバム 年表 | ||||
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概要
前作『FOR YOUNG ELECTRIC POP』から約10ヶ月ぶりのリリースとなったミニアルバム。
上記アルバム後のツアーの頃から、メンバーはセールスの低迷、スタッフの意見が多く取り入れられる状況を打破しようとレコーディングに入った。
この時期、ハヤシがロックレジェンド(AC/DC、DEEP PURPLEなど)を聴くようになる。本作と次作アルバム『National P』は、その影響が反映されたアルバムとなった。
しかし、本作品のレコーディング中、ハヤシとスガイの間で音楽性にズレが生じた。ある曲の歌詞にスガイが「メッセージ性のある歌詞じゃないとダメだ」とダメ出しをした(その曲はボツになった)。スガイはポップでキャッチーな曲(一般で言う「歌もの」)が作りたかったようである。一方ハヤシは「歌詞やメロディとか、そんな次元で語れないような音楽を作りたかった」ようで、後述するように表題曲「カジャカジャグー」ができたことにより自信を掴み、「別に歌詞にメッセージ性がなくても、メロディがなくてもいいじゃん」というスタイルであった[1]。
このように、2人の間には相反する音楽性のズレが生じ、ハヤシとスガイは互いに話しあった。その翌日、スガイが脱退を申し入れ、POLYSICSは再び3人体制となった。その後のレコーディングは、サポートドラマーとしてSNAIL RAMPのイシマルを迎えて続行していくこととなる。
収録曲
- カジャカジャグー (3:20)
- ハヤシ曰く「この曲ができただけでポリの未来は明るいと思ってた」、「絶対にミリオン達成出来る!!、この曲で紅白歌合戦に出場できる!!って思った」ほどの自信作[1]。現在ではライブに欠かせない一曲となっている。「こういった作品は実は1、2年前くらい前から作りたいって明確に思ってたから、ハヤシスタジオで陰ながらに曲を書いて作り溜めていた。」「世間にはBaby BIAS、I My Me Mineあたりからポリのイメージが変わったと思われるけど、実際は『DVDVPVDVLIVE!!』で一区切りついて、この作品からうちらは変わった」。
- Genki Rock A-B-C! (3:03)
- テクノドラキュラ (3:26)
- Rick O・K! sec. (2:30)
- スリーオースリーオーマーン〜Miss.ドーナツ (4:14)
全作詞・作曲:Hiroyuki Hayashi 編曲:POLYSICS