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オールガールズクラシック

競輪 > ガールズケイリン > (競輪の競走格付け#GI (G1)) > オールガールズクラシック

オールガールズクラシックとは、2023年度から新設されたガールズケイリン(女子競輪)の(特別競走(GI))である。

オールガールズクラシック
概要
開催地域 持ち回り
分野 競輪
カテゴリー GI
形態 3日間トーナメント
主催者 持ち回り
歴史
初回開催年 2023年
(テンプレートを表示)

概要

2022年6月に平塚競輪場でガールズケイリン10周年記念開催として行われた「ALL GIRL'S 10th Anniversary」を発展・移行させ、2023年度より新設されたGI開催である。

最も格式の高い、という意味で『クラシック』の名称を用いており、男子でいう日本選手権競輪に準じた扱いとしている[注 1][1]。優勝賞金はオッズパーク杯ガールズグランプリ(以下、ガールズグランプリ)に次ぐ500万円(本賞金)と設定されているほか、他の2つのGIがいずれも男子のGIに内包されているのに対し、本大会は「オールガールズ」との名の通り、男子のレースは一切なく全日全てのレースが女子選手のみで行われる。

「ALL GIRL'S 10th Anniversary」と同様に各日ともに全12レースをガールズケイリンとするが、本大会では前半6レースはアンダーカードとして、通常のあっせんによる2レース制×3トーナメント(格付けはFII。予選はポイント制)を実施する。

本大会の優勝者には、同年末のガールズグランプリへの優先出場権が与えられる[2][1]。また、第1回の決勝進出者は、2024年4月に開催される第2回の優先出場権が与えられる[3]

第1回は同年10月2日(月曜日)から4日(水曜日)に松戸競輪場ナイター開催として開催されるが[4]、第2回以降は毎年4月に開催することとしており、第2回は久留米競輪場にて、2024年4月26日(金曜日)から28日(日曜日)にかけて、週末開催でナイター開催として行われる。

競輪では規程により、「4日間以上で(GIII)(記念競輪)以上のグレードレースの開催は原則として1競輪場につき年間1節に限る」という取り決めがあるが、本大会に関しては3日間開催のため記念競輪も同じ年度に開催することができる。これは、以前開催されていたSSシリーズ風光ると同様となる[注 2]

賞金

以下は、決勝戦における各着順の賞金額。

大会(年) 1着 2着 3着 4着 5着 6着 7着
第1回(2023年)[5] 500万円 230万円 137万円 91.2万円 70.2万円 63.8万円 60.7万円

なお、アンダーカードとして行われる、通常のあっせんによるFII戦(2レース制×3グループ)における賞金体系は通常開催と同額(決勝戦1着賞金44万1000円)である[5]

出場選手選抜方法

オールガールズクラシックの出場選手は、以下の資格順位により正選手42名、補欠選手3名を選抜する。なお、以下は第1回のものであり[2]、第2回以降は開催月が4月に変更される予定であるため、選考期間等も変更となる予定。

  • 選考期間…2023年1月〜6月(6か月)
  1. ガールズグランプリ2022における1着〜3着選手
  2. 選手選考対象期間において2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(選考期間の平均競走得点が上位20位以内であることが条件)
  3. 選考用賞金獲得額上位者(同額の場合は選考期間中の平均競走得点上位者を優先)
補欠選手は、正選手を除く選考用賞金獲得額上位者上位者からさらに順次選抜される。

普段は自転車競技を優先しガールズケイリンへの競走参加が少ない選手(ナショナルチームに所属)に対しても本大会に出場できるよう配慮はなされているが、選考期間の平均競走得点が上位20位以内であることも条件とされているため、ある程度のガールズケイリン出走かつ競走成績も求められる。

勝ち上がり方式

勝ち上がり戦については、初日に予選6レース、2日目に準決勝3レース、最終日に決勝戦が行われる。このうち、初日の予選についてはうち1レースを優秀競走(シードレース)「ティアラカップ」として行い、「ティアラカップ」出場者7名は失格にならない限り全員が2日目の準決勝に進出できることになっている[6]。なお、番組は自動編成とされ[注 3]、またガールズケイリンのトーナメント戦において、予選で優秀競走(シードレース)が組み込まれるのは今回が初となる。

 (優秀 初日 0002日目000 最終日
ティアラカップ(1) 準決勝(3) 00決勝(1)00
予選(5)
敗者戦 00-00 (3) (5)
  • 初日
「予選」 第7〜第11レースで合計5レース行われ、各レース1〜2着10名と3着4名が「準決勝」進出。
「ティアラカップ」 最終レースで行われる、優秀競走。前年のガールズグランプリ1〜3着3名と、選考用賞金獲得額上位者とで7名を選抜[2]。失格にならない限り、7名全員が「準決勝」進出。なお、本大会においては予選競走であるため、2022年に行われた企画レースとは異なり1着賞金は25万5000円(2023年)[5]である。
  • 2日目
「準決勝」 後半3レース。各レース1〜2着6名と3着1名が「決勝」進出。
  • 3日目(最終日)
「決勝」 最終レース。優勝者には優勝インタビューやウイニングランなどが執り行われる。
「特選」 「決勝」前の合計2レース。「準決勝」各レース3着2名と4〜6着9名、予選敗退選手による2日目「選抜」各レース1着3名の14名により行われる。

その他、2日目には予選敗退者を対象とした「選抜」3レースが、3日目(最終日)にも準決勝7着3名と2日目「選抜」各レース2〜7着14名による「選抜」3レースが、それぞれ行われる。

なお、アンダーカードとして行われる、通常のあっせんによるガールズケイリン(2レース×3トーナメント戦)は、通常のガールズケイリンと同様に予選2走での獲得ポイントにより最終日の決勝進出者を決定する。

レース成績

開催年 決勝戦 開催場 優勝 2着 3着 4着 5着 6着 7着 レース概要 3連単配当
第1回 2023年(令和5年) 10月4日 松戸
第2回 2024年(令和6年) 4月28日予定 久留米

【注釈】優勝者名横の丸数字は優勝回数

エピソード 

今後の開催予定

  • 第1回 2023年(令和5年)10月2日〜4日(松戸競輪場)
  • 第2回 2024年(令和6年)4月26日〜28日(久留米競輪場)

「ALL GIRL'S 10th Anniversary」「ティアラカップ」

ALL GIRL'S 10th Anniversary

オールガールズクラシック開催にあたり、そのプロトタイプとなった大会。

ガールズケイリン開始10周年記念事業の一環として、2022年6月29日から7月1日にかけて、2012年7月1日にガールズケイリン最初のレースが行われた平塚競輪場にて、ナイターで開催。1日12レース全てがガールズケイリンという初の試み[注 4]であり、ガールズケイリン選手82名がグループA(40名)・グループB(42名)に分かれ[注 5]、それぞれ6レースずつ行われた。前検日は開会式と、各期ごとで選手が集まり記念撮影が行われるなどした[7]。なお、この大会は出場資格はなく、あっせん計画に基づいてあっせんされた選手が出場したが、同時期となる7月1日 - 3日で青森FII(ミッドナイト)が、3日 - 5日で伊東温泉FII(モーニング)が、それぞれ開催されたこともあり、青森FIIや伊東温泉FIIにあっせんされた山原さくら岡本二菜などが参加しなかった。

予選はトーナメント方式で、初日に予選、2日目に準決勝が行われた。なお、初日と2日目は第1 - 第6レースをグループB、第7 - 第12レースをグループAとし、それぞれ行われた。優勝賞金は、グループA・グループBともに62万6000円[8][9]。勝ち上がりは2021年から実施しているトーナメント方式での6レース制ガールズケイリンと同一で、初日予選は1 - 3着18名と4着3名の21名が準決勝に進出、2日目の準決勝(3レース)では1 - 2着6名と3着1名が決勝に進出した。

最終日、第11レースのグループB決勝では柳原真緒が捲りを決めて優勝[10]。また第12レースのグループA決勝では児玉碧衣佐藤水菜が同着優勝した[11][注 6]

来場目標は1万人、売上目標は10億円を掲げて行われ、結果3日間の入場者数は6,576人[注 7]に留まり目標未達であったが、売上は11億3825万7200円に達し目標を上回り成功を収めた[13][14][注 8]

ティアラカップ

「ティアラカップ」は、オールガールズクラシックでは初日の優秀競走(シードレース)として行われるが、それに先駆けて「ALL GIRL'S 10th Anniversary」と同じくガールズケイリン10周年記念事業の一環として、2022年9月19日名古屋競輪場にて第11レースで単発の企画レースとして行われた(当日は第38回共同通信社杯競輪最終日)。歴代のガールズグランプリ優勝者のうち、2022年4月から6月にかけての平均競走得点上位者から順次選抜したが、高木真備の引退と小林優香の欠場により優勝経験者だけでは7名が揃わなかったため、過去のガールズグランプリ2着選手のうち同期間中の平均競走得点上位者からも選抜した[15]。出場選手は、◎児玉碧衣、◎石井寛子、◎小林莉子、◎中村由香里、◎梶田舞奥井迪荒牧聖未(選考順。氏名横の◎はグランプリ優勝経験者。レースはこの選考順で1番から順に車番を割り当て)[16]。単発の企画レースではあったが、優勝賞金はガールズケイリンコレクション並みの200万円[17](副賞込みで210万円[18])であった。

レースは奥井迪が先行逃げ切りで優勝し、自身初のタイトル獲得となった[18][19]。ティアラカップ当日の入場者は2,450人[注 9]、当レースの売上額は1億7623万5700円であった。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 日本選手権競輪は、GIレースの中では最も歴史が古く、かつ優勝賞金も最も高いため、最も格式の高いレースとされている。
  2. ^ 第1回を開催する松戸では、2011年に同大会を開催している。
  3. ^ そのため、姉妹で同一レースに出走することもあり得る。なお、男子のビッグレースでは、共同通信社杯が予選は自動編成としている。
  4. ^ かつて、(昭和期の女子競輪)でも、女子選手のみによる「ミス・ケイリン」と題した開催が行われたこともあった。
  5. ^ 当初予定では各グループとも1レース7名×6レースで42名ずつ合計84名であったが、グループAでは欠場選手が多数出たため前検日時点で参加選手が揃わず40名に留まり、合計82名の参加となった[7]。そのため、グループAでは初日予選のうち第7レースと第8レースが6車立てにて行われた。
  6. ^ ガールズケイリンでは、それまで同着優勝は2014年10月24日の岐阜FIIで過去1度あったのみ[12]
  7. ^ COVID-19の影響で、平塚本場の入場者数を最大20,000人としていた。
  8. ^ 初日は入場者1,708人・売上3億2757万4200円、2日目は入場者2,131人・売上3億2937万9200円、最終日は入場者2,737人・売上4億8130万3800円。
  9. ^ COVID-19の影響で、名古屋本場の滞留人数を最大5,000人としていた。

出典

  1. ^ a b “ガールズグランプリも「GP」に昇格 新設ガールズケイリンG1で優勝すると出場権獲得”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年12月14日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212140000070.html 2022年12月14日閲覧。 
  2. ^ a b c “ガールズケイリン新設GI 2023年度第1回オールガールズクラシック開催場決定!”. KEIRIN.JP(JKA) (2023年1月27日). 2023年1月28日閲覧。
  3. ^ “新レース体系について”. けいりんマルシェ(JKA). 2023年2月2日閲覧。
  4. ^ “新設のG1「オールガールズクラシック」は10月に松戸競輪場でナイターで実施/JKAが発表”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年1月27日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202301270000737.html 2023年1月27日閲覧。 
  5. ^ a b c オールガールズクラシック(L3I) (PDF) 副賞を含まない金額
  6. ^ “女子新設トーナメント表(概定番組)について” (PDF). JKA (2022年12月13日). 2022年12月16日閲覧。
  7. ^ a b “【平塚競輪・オールガールズ】出場全選手82名期別ショット/ガールズケイリン”. netkeirin (2022年6月28日). 2022年7月17日閲覧。
  8. ^ ガールズケイリン(3日制)6R準決勝トーナメントA【FⅡ(L3D)】 (PDF)
  9. ^ ガールズケイリン(3日制)6R準決勝トーナメントB【FⅡ(L3E)】 (PDF)
  10. ^ “【ALL GIRL'S 10th Anniversary】グループBは柳原真緒選手が優勝!!”. ガールズケイリン公式サイト(JKA) (2022年7月2日). 2022年11月3日閲覧。
  11. ^ “【ALL GIRL'S 10th Anniversary】グループAは佐藤水菜選手・児玉碧衣選手が同着優勝!!”. ガールズケイリン公式サイト(JKA) (2022年7月2日). 2022年11月3日閲覧。
  12. ^ “【ALL GIRL,S 10th Anniversary】グループAは児玉碧衣と佐藤水菜が同着!グループBは柳原真緒V!”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社). (2022年7月1日). https://www.sanspo.com/race/article/general/20220701-JCY2GSQLMZKBNAMY6KWMTV5GTA/ 2022年7月17日閲覧。 
  13. ^ “【平塚競輪・ガールズケイリン10周年記念】売り上げ目標の10億円を上回る11億超の大成功!”. 東京スポーツ (東京スポーツ新聞社). (2022年7月1日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/237487 2022年7月17日閲覧。 
  14. ^ “「ガールズの本気」を見た4日間、すてきな初夏の思い出をありがとう”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年7月2日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/kantoumon/news/202207020001242.html 2022年7月17日閲覧。 
  15. ^ “【ガールズケイリン】10周年企画が発表! 平塚と名古屋で開催!”. 東京スポーツ (東京スポーツ新聞社). (2022年4月8日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/170402 2022年4月9日閲覧。 
  16. ^ “【ティアラカップ】出場選手が決定! ガールズグランプリ覇者中心に選出”. netkeirin (2022年8月2日). 2022年8月25日閲覧。
  17. ^ 10周年記念事業企画単発レース「ティアラカップ」賞金表 (PDF)
  18. ^ a b “【競輪】名古屋ティアラカップは奥井迪が優勝 ガールズ特別レース初Vに満面の笑み”. デイリースポーツ (神戸新聞社). (2022年9月19日). https://www.daily.co.jp/horse/2022/09/19/0015653280.shtml 2022年9月19日閲覧。 
  19. ^ “『第38回共同通信社杯(GII)レポート』 最終日編”. KEIRIN.JP (2022年9月19日). 2022年9月20日閲覧。
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