分布
形態
体長約35cm。体の上面は緑色がかった茶褐色で、翼と尾は黒褐色である。
生態
湿地や河川の流域に生息する。草原や畑などで見られることもある。本種は乾季になると雨季の地域に移動する。移動時には小さな群れを形成する。
繁殖期は8-12月が一般的だが、雨季と乾季の関係により変わってくる。湖沼の水辺の茂みの中に営巣し1腹2-8個の卵を産む。抱卵期間は約20日である。
人間との関係
穀物を食べるため、農業上の害鳥とされることがある。
参考文献
- 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、78、165頁。
- 『動物たちの地球 18 タンチョウ・ヤンバルクイナ・バンほか』、朝日新聞社、1991年、184頁