オカヴァンゴ川(オカヴァンゴがわ、Okavango River)は、アフリカ南西部を流れる川である。南西部では4番目に長く、全長は1,600kmある。(アンゴラ高原)に源を発し南東へ流れ、アンゴラとナミビアの境を越えボツワナにまで達している。
オカヴァンゴ川 | |
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オカヴァンゴ・デルタの航空写真 | |
延長 | 1,600 km |
平均流量 | 41,800 m³/s |
流域面積 | -- km² |
水源 | (アンゴラ高原)(アンゴラ) |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | オカヴァンゴ・デルタ |
流域 | アンゴラ ナミビア ボツワナ |
カラハリ砂漠でオカヴァンゴ・デルタと呼ばれる広大な湿地帯を形成するが、海にはたどり着かない(内陸河川)で、砂漠の砂中にしみこみ、蒸発して消えてしまう。しかしオカヴァンゴ・デルタが形成される7月から9月はカラハリ砂漠の乾季にあたり、流域の生物にとって貴重な水源となっている。川の一部はオカヴァンゴ・デルタから南のンガミ湖に注ぐ。
(ザンベジの冠水草原)というエコリージョンに属する下流域のナミビアのカプリビ回廊地帯の(ブワブワタ国立公園)一帯とボツワナ北西部のオカヴァンゴ・デルタの氾濫原には河畔林や湿地が多く、アフリカゾウ、カバ、ライオン、(ノドアカクロサギ)、ホオジロカンムリヅルなどが生息している。2ヶ所は共にラムサール条約に登録されている[1][2]。
ギャラリー
オカヴァンゴ・デルタの衛星画像。川が広がり砂漠に消える
湿地を渡るアフリカゾウ
川の名称を示す標識