オオバライチゴ(大薔薇苺、Rubus croceacanthus H.Lév.)[1]は、バラ科キイチゴ属に分類される落葉低木の一種。九州南部~南西諸島には近縁のリュウキュウバライチゴ(琉球薔薇苺、R. okinawensis)[2]が分布する。
特徴
古くは琉球王国でリュウキュウイチゴ、ホウロクイチゴ、ナワシロイチゴなどが「タカイチュビ」とされ栽培されていたという記録があり、首里城敷地内において展示されている。
近縁種
リュウキュウバライチゴ
静岡県、高知県、九州南部~沖縄諸島、石垣島、西表島、大東諸島に分布。別名オキナワバライチゴ、方言名インギイチブ。オオバライチゴとは葉表に毛がなく、裏面脈上に刺がない点などで区別される。オオバライチゴより鋸歯や葉先が尖り、小葉の間隔が詰まる。[2]
リュウキュウバライチゴの花。 |
リュウキュウバライチゴの果実。 |