『エロティカ』(Erotica)は、1992年にリリースされたマドンナの5枚目のスタジオ・アルバム。
『エロティカ』 | ||||
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マドンナ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1991年7月8日 - 1992年8月15日 | |||
ジャンル | ダンス、ポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | Maverick / Sire / ワーナーミュージック・ジャパン | |||
プロデュース | マドンナ、シェップ・ペティボーン、アンドレ・ベッツ | |||
ゴールドディスク | ||||
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マドンナ アルバム 年表 | ||||
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『エロティカ』収録のシングル | ||||
概要
マドンナが設立した(マヴェリック・レコード)から発売された最初の作品。
シングル「ジャスティファイ・マイ・ラヴ」や写真集『SEX』などの過激な路線の延長上にある作品。サウンド面では大ヒット曲「ヴォーグ」を手がけたシェップ・ペティボーンによるハウスミュージックが大半を占めている。
日本では日本ゴールドディスク大賞のアーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)を受賞した(授賞対象はアルバムではなくアーティストである)。
翌1993年の9月から12月までワールドツアー『(ザ・ガーリー・ショー・ツアー)』を開催、12月の来日公演で千秋楽を迎えた。
制作
当初、ペティボーンが制作した数曲(ペティボーン曰く「『ロサンゼルスっぽい雰囲気』の軽くてキラキラした曲調」)について、マドンナは気に入らず「こういうアルバムにしたいなら(前2作のアルバムで共同作業した)パトリック・レナードに頼んでるわ」と語った。それを聞き、ペティボーンは「生っぽいエッジの立った音」のアルバムをマドンナが望んでいると理解したとのこと[2]。
サラ・ヴォーンなどにも歌われたスタンダード・ナンバーの「(フィーヴァー)」は、元々収録予定だった楽曲「Goodbye to Innocence」のレコーディング中に、バックトラックに合わせてマドンナが歌ってみたところ本人が気に入り、「Goodbye to Innocence」をアルバムから外して「フィーヴァー」を収録した経緯がある[2]。「Goodbye to Innocence」はその後サイアー・レコードのコンピレーション・アルバム『Just Say Roe』に収録された。
チャート成績
Billboard 200では最高位2位を記録、53週に渡りチャートインした[3]。全英アルバムチャートでも最高位2位であり、39週チャートインした[4]。
日本のオリコンチャートでは最高位5位を記録、23週に渡ってチャートインし自身のアルバム売上ランキングでは3位に入った[5]。
収録曲
# | タイトル | 作詞・作曲 | プロデューサー | 時間 |
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1. | 「エロティカ」(Erotica) | マドンナ、シェップ・ペティボーン、アンソニー・シムキン | マドンナ、ペティボーン | |
2. | 「フィーヴァー」(Fever) | オーティス・ブラックウェル、エディー・クーリー | マドンナ、ペティボーン | |
3. | 「バイ・バイ・ベイビー」(Bye Bye Baby) | マドンナ、ペティボーン、シムキン | マドンナ、ペティボーン | |
4. | 「ディーパー・アンド・ディーパー」(Deeper and Deeper) | マドンナ、ペティボーン、シムキン | マドンナ、ペティボーン | |
5. | 「ホエア・ライフ・ビギンズ」(Where Life Begins) | マドンナ、アンドレ・ベッツ | マドンナ、ベッツ | |
6. | 「バッド・ガール」(Bad Girl) | マドンナ、ペティボーン、シムキン | マドンナ、ペティボーン | |
7. | 「ウェイティング」(Waiting) | マドンナ、ベッツ | マドンナ、ベッツ | |
8. | 「シーフ・オブ・ハーツ」(Thief of Hearts) | マドンナ、ペティボーン、シムキン | マドンナ、ペティボーン | |
9. | 「ワーズ」(Words) | マドンナ、ペティボーン、シムキン | マドンナ、ペティボーン | |
10. | 「レイン」(Rain) | マドンナ、ペティボーン | マドンナ、ペティボーン | |
11. | 「ホワイズ・イット・ソー・ハード」(Why's It So Hard) | マドンナ、ペティボーン、シムキン | マドンナ、ペティボーン | |
12. | 「イン・ディス・ライフ[注 1]」(In This Life) | マドンナ、ペティボーン | マドンナ、ペティボーン | |
13. | 「ディド・ユー・ドゥー・イット?[注 2]」(Did You Do It? (featuring Mark Goodman and Dave Murphy)) | マドンナ、ベッツ | マドンナ、ベッツ | |
14. | 「シークレット・ガーデン」(Secret Garden) | マドンナ、ベッツ | マドンナ、ベッツ |
シングル
- エロティカ
- Billboard Hot 100 最高2位。Billboard Hot Dance Club Playでは1位。
- ディーパー・アンド・ディーパー
- Billboard Hot 100 最高7位。Billboard Hot Dance Club Playでは1位。
- バッド・ガール
- Billboard Hot 100 最高36位。
- フィーヴァー
- レイン
- Billboard Hot 100 最高14位。
- バイ・バイ・ベイビー
- 一部の国でのみ発売。
チャート
チャート(1992年) | 最高順位 |
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アメリカ(Billboard 200)[3] | 2 |
イギリス(全英アルバムチャート)[4] | 2 |
日本(オリコンチャート)[5] | 5 |